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アイル Research Memo(1):中堅・中小企業向けシステムソリューションを展開

2016/4/1 16:00 FISCO
*16:00JST アイル Research Memo(1):中堅・中小企業向けシステムソリューションを展開 アイル<3854>は中堅・中小企業を主たる顧客対象とするシステムソリューション企業である。顧客の抱える経営課題全般に対し、基幹システム構築、システムサポート保守、ネットワーク構築、人材教育、Webコンサルティング、ECサイト構築、複数ネットショップ一元管理ソフト、ポイント・顧客一元管理ソフトなどトータルシステムソリューションを提供している。 1991年2月設立で、2004年10月自社オリジナル販売管理ソフト「アラジンオフィス」リリース、2007年6月大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場、2013年7月市場統合に伴って東京証券取引所JASDAQグロースに上場した。 現在の事業区分は、基幹業務パッケージソフトウェア「アラジンオフィス・シリーズ」を主力とするシステムソリューション事業、複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」やECサイト・実店舗ポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」をASP型で提供するWebソリューション事業としている。売上構成比はシステムソリューション事業が約8割、Webソリューション事業が約2割である。 顧客に対する提案をより効果的に進めるため、システムソリューション事業の基幹業務システム(リアル)と、Webソリューション事業のASP型サービス(Web)の両面から、顧客のニーズに合わせた複合提案を行う「CROSS-OVERシナジー」戦略を強化している。 優位性・強み・特徴としては、1)独立系企業、2)中小企業市場への特化、3)業種特化型パッケージソフトウェアによる特化業種市場の深耕、4)自社製品・サービス比率の高さ、5)リアルとWebを組み合わせた「CROSS-OVERシナジー」戦略、6)トータルソリューションを実現する「商品生態系」戦略、7)高水準のカスタマ・サポート力などが挙げられる。 2016年7月期(2015年8月−2016年7月)通期の連結業績予想は、売上高が2015年7月期比13.7%増の8,000百万円、営業利益が同0.1%増の325百万円、経常利益が同3.2%減の339百万円、当期純利益が同2.0倍の258百万円としている。先行投資の人件費増加などで営業利益横ばい予想だが、主力製品・サービスが好調に推移して2ケタ増収基調である。 中期経営計画(2016年7月期−2018年7月期)では、経営目標数値として2018年7月期売上高10,500百万円、営業利益705百万円、経常利益718百万円、当期純利益464百万円を掲げている。規模拡大と利益率改善で中期成長が期待される。 ■Check Point ・中堅・中小企業向けシステムソリューション企業 ・システムソリューション事業とWebソリューション事業を展開 ・業種特化型パッケージソフトウェアによる特化業種市場の深耕などが強み ・2016年7月期は営業利益横ばいだが2ケタ増収基調 ・中期経営計画で2018年7月期売上高10,500百万円目標 ・規模・市場拡大と利益率改善で中期成長期待 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《HN》
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基幹業務管理システム「アラジンオフィス」、複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL」等を手掛ける。「CROSS MALL」の後継サービスに先行投資。26.7期営業利益54億円目標。 記:2024/05/10