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サカタインクス Research Memo(11):高機能製品拡販やグローバル展開を加速

2016/3/30 16:38 FISCO
*16:38JST サカタインクス Research Memo(11):高機能製品拡販やグローバル展開を加速 ■中期成長戦略 サカタインクス<4633>の新中期経営計画2017(2015年4月−2017年12月)では、基本方針をCSR活動の充実、グローバル展開による着実な成長、新商品を含むトータルソリューションの提案、生産技術革新、コア技術の深耕と応用展開、としている。 そして戦略課題には、コーポレートガバナンスの強化、リスク・コンプライアンス管理体制の充実、グローバル人材の育成、資産の有効活用、サカタインクスブランドの向上、グローバル調達の推進、環境配慮・安心安全な製品の開発投入、情報インフラの整備、多様化市場への対応、設備投資による次世代への布石、物流生産体制の再編、製造プロセスの最適化によるモノづくり力向上、異業種交流、産官学等の外部との連携を掲げている。 経営目標値は、2017年12月期売上高185,000百万円、営業利益11,000百万円、経常利益12,000百万円、当期純利益7,600百万円、ROE10%以上としている。想定為替レートは1米ドル=117円である。 セグメント別(連結調整前)の計画は、印刷インキ・機材(日本)の売上高63,000百万円、営業利益3,100百万円、印刷インキ(アジア)の売上高44,500百万円、営業利益3,500百万円、印刷インキ(北米)の売上高45,400百万円、営業利益1,900百万円、印刷インキ(欧州)の売上高10,300百万円、営業利益200百万円、機能性材料の売上高15,700百万円、営業利益1,400百万円、その他の売上高14,300百万円、営業利益300百万円で、調整額は売上高マイナス8,200百万円、営業利益プラス600百万円としている。 印刷インキ・機材(日本)では、高品質な差別化製品投入による売上拡大、トータルソリューション提案、革新的生産技術によるコストダウン、物流・生産体制の再構築を推進して国内基盤を強化する。印刷インキ(アジア)では、環境配慮型製品の拡充、地域密着型製品の投入、TPM活動の推進などで売上拡大を目指す。 印刷インキ(北米)では、パッケージ分野の強化、トータルソリューション提案、TPM活動の推進などで売上拡大を目指す。印刷インキ(欧州)では、パッケージインキ及びメタルインキの拡販、東欧・ロシア・アフリカ・中東への展開、グローバル顧客への販売推進で、売上拡大と収益力強化を目指す。機能性材料では、デジタル印刷材料、画像表示材料、機能性コーティング剤の拡販、グローバル販売体制の強化、新規分野への展開を推進する。 3年間累計の設備投資額は20,000百万円で、内訳は印刷インキ事業に13,100百万円(海外生産能力増強7,200百万円、物流・生産体制再構築5,900百万円)、機能性材料事業の生産能力増強に1,400百万円、情報インフラに1,400百万円、通常投資他に4,100百万円としている。主要案件は、日本の滋賀工場2期工事及び情報インフラ投資、北米の工場拡張(缶用インキ、UV・EBインキ)、中国(広州)の缶用インキ設備増設、中国(茂名)のオフセットインキ新工場建設、インドの新聞インキ設備増設などとしている。なお3年間累計の減価償却費は12,000百万円としている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《HN》
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1896年創業の印刷インキメーカー。各種印刷インキ、粉体トナーなどの機能性材料を手掛ける。アルミ缶用インキで世界トップシェア。総還元性向50%以上目指す。パッケージ分野中心に環境配慮型製品を積極展開。 記:2024/07/01