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サカタインクス Research Memo(9):2016年12月期は増収増益予想

2016/3/30 16:30 FISCO
*16:30JST サカタインクス Research Memo(9):2016年12月期は増収増益予想 ■業績動向 サカタインクス<4633>の2016年12月期(2016年1月−12月の12ヶ月決算、2015年12月期は決算期変更に伴い9ヶ月決算)の連結業績予想は、売上高が158,000百万円、営業利益が9,800百万円、経常利益が11,500百万円、当期純利益が7,300百万円としている。前年同期間(2015年1月−12月の12ヶ月)に調整した数値との比較で見ると売上高は1.6%増加、営業利益は4.7%増加、経常利益は4.3%増加、当期純利益は1.3%増加となる。 想定為替レートは1米ドル=120円(前年同期間は1米ドル=121円03銭)としている。為替の円安効果は一巡するが、国内では高付加価値製品の拡販、海外はアジアや北米での販売数量増加を見込み、増収増益予想としている。 セグメント別(連結調整前)計画を見ると、前年同期間(調整値)との比較で、印刷インキ・機材(日本)は売上高が1.3%減の55,732百万円、営業利益が8.8%増の2,415百万円、印刷インキ(アジア)は売上高が3.8%増の31,439百万円、営業利益が0.9%減の2,951百万円、印刷インキ(北米)は売上高が2.3%増の45,931百万円、営業利益が8.1%増の2,477百万円、印刷インキ(欧州)は売上高が3.3%減の8,731百万円、営業利益が8.1%減の102百万円としている。機能性材料は売上高が11.4%増の10,508百万円、営業利益が36.6%増の1,045百万円、その他は売上高が1.7%増の12,973百万円、営業利益が23.7%減の303百万円の計画としている。連結調整額は売上高がマイナス7,314百万円、営業利益がプラス508百万円である。 重点施策として、印刷インキ・機材(日本)では、高付加価値製品(高濃度・高演色性インキ、高感度UVオフセットインキ、高性能環境対応型ラミネート用・表刷り用グラビアインキ、印刷適性に優れる水性フレキソインキ)の拡販を推進する。印刷インキ(アジア)では、グローバル顧客向け高性能環境配慮型製品の拡充、コスト競争力に優れる地域密着型製品の開発・投入、生産能力増強による安定供給、ベトナム工場の本格稼働を推進する。 印刷インキ(北米)では、高性能ラミネート用フレキソ・グラビアインキの新製品投入、オハイオ新工場本格稼働による供給能力増強、オフセット・パッケージ分野でのUV・EBインキの拡販、缶用インキ分野での工場拡張による安定供給体制の確立、TPM活動による生産性向上とコストダウンを推進する。印刷インキ(欧州)では、英国新工場を活用した缶用インキ分野のシェアアップ、パッケージ分野でのグローバル顧客への拡販を推進する。機能性材料では、プリンタメーカーやレジストメーカーとの連携・協業強化、次世代型・高品質製品の開発を推進する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《HN》
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1896年創業の印刷インキメーカー。各種印刷インキ、粉体トナーなどの機能性材料を手掛ける。アルミ缶用インキで世界トップシェア。総還元性向50%以上目指す。パッケージ分野中心に環境配慮型製品を積極展開。 記:2024/07/01