*16:21JST サカタインクス Research Memo(4):印刷インキは日本で3位、北米で3位、世界で4位
■サカタインクス<4633>の事業内容と特徴・強み
連結決算における報告セグメントについては、印刷インキ・機材(日本)、印刷インキ(アジア)、印刷インキ(北米)、印刷インキ(欧州)、機能性材料、その他事業としている。
2015年12月期(決算期変更に伴い9ヶ月決算)の報告セグメント別売上高(外部顧客への売上高)構成比は、印刷インキ・機材(日本)が31.3%、印刷インキ(アジア)が20.5%、印刷インキ(北米)が31.6%、印刷インキ(欧州)が6.6%、機能性材料が6.0%、その他が4.0%だった。
報告セグメント別営業利益(連結調整前)構成比は、印刷インキ・機材(日本)が23.4%、印刷インキ(アジア)が36.3%、印刷インキ(北米)が29.6%、印刷インキ(欧州)が1.6%、機能性材料が5.4%、その他が3.7%だった。高機能・高付加価値製品の拡販やグローバル展開による成長を目指し、インドなど市場開拓余地の大きい印刷インキ(アジア)が収益柱に成長している。
なお売上高ランキングで見ると、同社は日本で3位、北米で3位(出典:INK WORLD「North American Top 20 Ink Industry Report」2015.3.23)、そして世界で4位(出典:INK WORLD「The 2015 Top International Ink Companies Report」2015.7.30)という大手印刷インキメーカーである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
《HN》