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サカタインクス Research Memo(2):日本で3位、北米で3位、世界で4位の印刷インキメーカー

2016/3/30 16:10 FISCO
*16:10JST サカタインクス Research Memo(2):日本で3位、北米で3位、世界で4位の印刷インキメーカー ■会社概要 サカタインクス<4633>は1896年創業以来120年の歴史を誇り、日本で3位、北米で3位、そして世界で4位規模の印刷インキメーカーである。120年の歴史の中で培われた環境配慮型・高機能・高付加価値製品の開発力、製品の高い信頼性・品質力を強みとしている。 1896年個人商店(阪田インキ製造所)として大阪市で創業、新聞インキの製造・販売を開始した。1911年日本で初めて亜麻仁油製印刷インキ用ワニスの工業化に成功、1920年株式会社組織に改組、1961年大阪証券取引所市場第2部に上場、1962年大阪証券取引所市場第1部に指定替え、1987年商号をサカタインクス株式会社に改称、1988年東京証券取引所市場第1部に上場した。そして2016年11月に創業120年を迎える。 日本・アジア・北米・欧州市場向けに新聞インキ、オフセットインキ、フレキソインキ、グラビアインキ、メタルインキなどを製造・販売する印刷インキ事業を主力として、日本市場向けに印刷製版用材料・関連機器を仕入・販売する印刷用機材事業、日本・アジア・北米・欧州市場向けにインクジェットインキ、カラートナー、モノクロトナー、カラーフィルタ用顔料分散液、機能性コーティング剤などを製造・販売する機能性材料事業、その他事業(日本市場向け化成品関連事業、ディスプレイ関連事業、色彩機材関連事業)を展開している。 2015年12月期(決算期変更に伴い9ヶ月決算)の報告セグメント別売上高(外部顧客への売上高)構成比は、印刷インキ・機材(日本)が31.3%、印刷インキ(アジア)が20.5%、印刷インキ(北米)が31.6%、印刷インキ(欧州)が6.6%、機能性材料が6.0%、その他が4.0%だった。 報告セグメント別営業利益(連結調整前)構成比は、印刷インキ・機材(日本)が23.4%、印刷インキ(アジア)が36.3%、印刷インキ(北米)が29.6%、印刷インキ(欧州)が1.6%、機能性材料が5.4%、その他が3.7%だった。高機能・高付加価値製品の拡販やグローバル展開によって、市場開拓余地の大きい印刷インキ(アジア)が収益柱に成長している。 なお東洋インキ製造(現東洋インキSCホールディングス<4634>)と、1999年に生産・ロジスティックス・デジタル関連事業及び国際事業に関する業務提携に合意し、2000年には資本提携に合意した。現在、東洋インキSCホールディングスは同社の第1位株主となっている。 2015年12月期末のグループ企業は同社、連結子会社25社、及び持分法適用関連会社6社で構成され、日本及び海外合わせて17の国と地域に展開している。同社から分離独立した電子部品輸出入・EMS事業のシークス<7613>は持分法適用関連会社である。また2015年12月期末の資本金は7,472百万円、自己株式を除く発行済株式数は60,508,154株である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《HN》
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1896年創業の印刷インキメーカー。各種印刷インキ、粉体トナーなどの機能性材料を手掛ける。アルミ缶用インキで世界トップシェア。総還元性向50%以上目指す。パッケージ分野中心に環境配慮型製品を積極展開。 記:2024/07/01
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