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IBJ Research Memo(5):メディア部門の3事業すべてで2ケタ増収増益、サービス部門も増収増益

2016/3/15 16:09 FISCO
*16:09JST IBJ Research Memo(5):メディア部門の3事業すべてで2ケタ増収増益、サービス部門も増収増益 ■決算動向 (2)事業セグメント別動向 ○メディア部門 IBJ<6071>のメディア部門の売上高は前期比28.6%増の2,826百万円、セグメント利益は同41.1%増の1,199百万円となった。最も大きく伸びたのはコミュニティ事業だが、3つの事業すべてで2ケタ増収増益となり、利益率も向上した。 コーポレート事業の売上高は前期比17.5%増の737百万円となった。2015年12月末の「日本結婚相談所連盟」の加盟件数が前期末比139社増の1,128社と順調に拡大したことが要因だ。新規開業するに当たって、同連盟に加盟するケースが増加傾向にあり、業界での認知度が着実に向上していることがうかがえる。また、加盟相談所の登録会員数は全体で前期末比3,438名増の56,754名となっている。 コミュニティ事業の売上高は前期比49.2%増の536百万円と急成長した。「ブライダルネット」の12月末時点の有料会員数が前期末比で60.5%増の16,824名と大幅に増加したことが要因だ。リクルートホールディングス<6098>やヤフー<4689>など大手企業が婚活サイト市場に進出してきたことで、婚活サイトの認知度が一気に広まったことに加え、数多くある婚活サイトの中で「ブライダルネット」のサービス内容や品質などが高く評価されたことが会員数の急成長につながったとみられる。 イベント事業の売上高は前期比28.2%増の1,553百万円となった。「PARTY☆PARTY」と「Rush」を合わせて、イベント開催数が前期比33.0%増の32,077本、動員数で同34.3%増の383,887名となるなど好調に推移した。特に、「PARTY☆PARTY」では、2014年に出店した4店舗がフルに寄与したほか、2015年に入ってからも1月に仙台に出店し、5月には広島でパートナー企業と共同で店舗を開設、また、大阪会場や神戸会場のスペースもそれぞれ2倍以上に拡張するなど、需要の拡大に対応して店舗の増設・拡張を進めた効果が出た格好だ。 ○サービス部門 サービス部門はラウンジ事業単一の部門であり、売上高は前期比15.9%増の1,296百万円、セグメント利益は同4.1%増の497百万円となった。ラウンジ事業が運営する「IBJメンバーズ」の2015年12月末の会員数は前期末比5.7%増の4,175名と順調に拡大したほか、成婚者数も前期比132人増加の935名と大きく増加した。売上高の伸びに対して、利益の伸びが低くなっているのは、カウンセラースタッフの拡充とスキルアップ研修の強化などに注力したことが要因となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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