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ダイナック Research Memo(5):基盤強化フェーズから成長フェーズへ

2016/3/8 16:24 FISCO
*16:24JST ダイナック Research Memo(5):基盤強化フェーズから成長フェーズへ ■新中期経営計画と今後の取り組み (1)新中期経営計画の概要 ダイナック<2675>は2016年2月、2016年12月期−2018年12月期までの3ヶ年中期経営計画を発表した。リーマンショック後の消費低迷期を経て2013年12月期からスタートした前中期経営計画は“基盤強化フェーズ”との位置付けだったのに対して、今中期経営計画は“成長フェーズ”という位置付けであり、同社は「安定かつ着実な成長の実現」を目指すとしている。基本的には、2015年12月期で終了した前中期経営計画ベースに、今後想定される事業環境の変化を織り込んでブラッシュアップしたものと弊社では理解している。 中期経営ビジョンとしては「選ばれるブランドへ」というスローガンを掲げている。その実現のための具体的なアクションとして、商品力・技術力・サービス力のそれぞれについて最高品質を徹底追及していくことと、顧客・株主・従業員というすべてのステークホルダーのロイヤルティ確立を目指すということの2つを挙げている。この2つのアクションプランは前中期経営計画から引き継がれているものであり、そこにブレはない。 今中期経営計画におけるキーポイントも、前中期経営計画と同じものだ。これには2つの意味合いが込められていると弊社では考えている。1つは、「前中期経営計画も今中期経営計画も、やるべきことは同じで、一貫した方針を真面目にやり抜いて行こう」というものだ。もう1つは、「あえて表現を同じくしながらも、逆説的に、新たなチャレンジへの気持ちを鼓舞しよう」という狙いだ。まとめると、大枠では前中期経営計画と変化はないが、細部においては柔軟に変化に対応しつつ、より実効性の高い施策を行っていこうという含意が今回のキーポイントにはあるということだ。以下、各キーポイントについて詳述する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07