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ダイナック Research Memo(2):サントリーグループの外食事業の中核子会社

2016/3/8 16:15 FISCO
*16:15JST ダイナック Research Memo(2):サントリーグループの外食事業の中核子会社 ■会社概要 (1)沿革 ダイナック<2675>は1958年に株式会社新宿東京会館として設立され、その後1979年2月にサントリーの100%子会社となった。1988年に(株)サントリーレストランシステムを吸収合併して商号を現社名に変更し、以来、サントリーグループの外食事業の中核子会社として発展を遂げてきた。 主力のレストラン・バーの運営では、直営レストランとして、和食レストランの「響」や「燦」、鳥料理の「鳥どり」、英国風パブの「ザ・ローズ&クラウン」など、多業態型戦略のもと、様々なタイプの店舗を出店してきた。今日でも新しい業態の企画・開発・出店が継続している。また、ゴルフ場やリゾート施設、文化施設などにおけるレストランの運営受託も重要な事業の柱となっている。近年では近畿大学による完全養殖クロマグロを扱う「近畿大学水産研究所」の業務運営を受託したことが話題となった。 株式市場には、2000年10月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現東証JASDAQ)に上場した。その後2006年11月に東京証券取引所第2部に市場替えし、現在に至っている。 (2)事業の概要 同社では事業を形態別に「レストラン・バー」、「ケータリング」、及び「その他」の3つに区分している。レストラン・バー事業が売上高、売上総利益ともに全体の約90%を占め、中核事業となっている。ケータリング事業は、企業などの各種パーティーや社内運動会などのイベント向けに、数名から数千名規模までを対象に、飲食の提供を始め、イベントの企画・設営・運営などを行う事業だ。その他事業にはサマーギフトやおせち料理の販売のほか、「道の駅まくらがの里こが」における売店収入などが含まれている。 主力のレストラン・バー事業は、運営方式別に2つに大別できる。1つは同社自身が手掛ける直営ビジネスであり、もう1つはゴルフ場やリゾート施設などのレストラン施設の運営を請け負う受託ビジネスだ。2015年12月期末の店舗数内訳は、直営ビジネスが160店舗、受託ビジネスが100店舗、合計260店舗となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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時価総額 9,122百万円
首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07