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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:いまこそ金利安・原油安・円高のトリプルメリット銘柄に照準

2016/2/9 14:51 FISCO
*14:51JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:いまこそ金利安・原油安・円高のトリプルメリット銘柄に照準 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2016年2月9日8時に執筆 昨年末から現在に至るまでの日本株は厳しい下げ局面にある。日経平均が直近の高値をつけた2015年末(12月1日)の20,012円から率にして約20%、値幅で4,000円下落し16,017円まで調整したあとの日銀による追加緩和実施を挟んで、再び下値を試しに行く動きである。 これほどまでに日本株が弱いのは、個人投資家を中心にアベノミクス相場以前のいわゆる「失われた20年」に刷り込まれた、「円高=株安の呪縛」が投資家心理を冷え込ませているのが大きいのだろう。【原油安→NY株安→避難通貨としての円買い】の負の連鎖はFX投資家にとっては勝利の方程式に違いない。 今の株安の流れに一矢を報いることはできないのだろうか。昔話になるが、バブル相場のきっかけを作った「円高・原油安・金利安」をトリプルメリットと囃して内需関連株(建設・不動産・商社・電力)を軒並み買い上げた時代があった。当時も輸出関連株はとことん売られたが、トリプルメリットを享受する業種・銘柄には素直に好感買いが入ったのである。 もし原油価格が反発し、ドルが買い戻され円安となれば日本経済にとっては単純に負担増である。輸入原料・燃料代が高騰し国内製造業のコストは上昇すれば、その跳ね返りは賃金抑制圧力になる。そんな状況下では数年後の消費税増税を控えた個人消費は一段と萎縮すると考えるのが順当だが、そうしたデメリット(原油高・円安)を株高材料として待ち望むマ−ケットは自己矛盾も甚だしいではないか。 海外で原油安と円高が進むたびに株が勢いよく売り込まれるのはもうたくさんだ。いまこそ金利安・原油安・円高のトリプルメリット銘柄に照準を当てる時ではないのか。今日は為替に影響を受けない内需株の中から魅力的な水準にあるものをピックアップした。 東京製鐵<5423> は、2016.3期のEPS104円予想でありながら株価は700円台で放置されている。国内建材分野は、オリンピック関連工事の発注が具体化し、今後荷動きの好転が予想され、在庫調整も終了、市況の好転も期待され株価再評価のタイミングだ。 綜合警備保障<2331>は、売上・営業益とも連続最高益を更新中。東京オリンピック関連の都心部再開発で発生するセキュリティ需要を満喫する。心理的節目となろう5000円接近場面を狙いたい 。 住友不動産<8830>は、マイナス金利導入以降、大手不動産株の値動きに軽快さが戻ってきた。不安定な全体相場だからこそ、「売りよし・買いよし」の筆頭格だろう。 新興株の中から、モルフォ<3653>にも注目したい。自動車部品大手のデンソ−<6902>との資本業務提携により、得意の画像処理技術の思惑株から、実力株へと評価が一変した。75日線と200日線が下支えする5000円割れは押し目買い好機 だろう。 ---- 執筆者名:兜町放浪記 ブログ名:兜町放浪記 《NO》
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大手警備サービス会社。機械警備や常駐警備、警備輸送のセキュリティ事業が柱。常駐警備は国内トップシェア。介護事業等も。機械警備ではALSOK-G7の販売を推進。26.3期経常利益650億円程度目指す。 記:2024/06/03
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8830 東証プライム
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時価総額 2,344,247百万円
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