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【2016年7大イベント +1】日本郵政グループ:2016年の注目ポイント

2015/12/28 21:05 FISCO
*21:05JST 【2016年7大イベント +1】日本郵政グループ:2016年の注目ポイント 2015年のIPOにおいて最も注目された案件は、言うまでもなく日本郵政グループ3社だろう。3社合計で売出額1.4兆円という大型上場だったが、国民的な関心の高まりを背景に日本郵政<6178>とゆうちょ銀行<7182>は公開価格を1割超、かんぽ生命保険<7181>は同3割超上回る好調な初値スタートとなった。上場後も株価は堅調に推移しているが、12月29日には、大引け値でTOPIXをベンチマークとするパッシブファンドによるリバランス需給が発生する。想定される買い需要は金額ベースで495億円程度とみられているが、需給イベントが一巡する年末以降は企業としての真の実力が試される局面となる。中期経営計画で掲げた成長戦略の進捗と、同社グループに関連する企業にも注目したい。 ・日本郵政<6178> 経常収益(営業収益)の12.9%を占める日本郵便の郵便・物流事業では、今後の成長戦略としてゆうメールの拡大やゆうパックの黒字化、海外展開として豪トール社の買収を軸として国際物流事業の拡大を目指す。また、東京・千代田区のJPタワー(KITTE)や札幌三井JPビル、大宮JPビル、JPタワー名古屋など駅前一等地にある郵便局施地等の優良物件を多数保有している。 市場の関心が高いのは郵便・物流事業の競合とメリットを受ける企業だが、BPO(アウトソーシング)を受託する企業や、ネットの郵便手配サービス、システム開発などを手掛ける銘柄も注目される。また、郵政グループは15年から3年間で約2兆円の投資を計画しており、基幹システムやクラウドシステム構築支援、マーケティング支援企業も恩恵を受けると考えられる。 <2321>ソフトフロント {日本郵便と提携するデジタルポスト社に出資(約26%)} <2651>ローソン {08年から郵政との総合的提携、ゆうパックの窓口など} <3630>電算システム {郵政関連のBPO受託、郵便局での振替MT代行サービスなど} <3753>フライトホールディングス {デジタルポストに出資(約15%)、電子私書箱で思惑も} <3915>テラスカイ {クラウドシステムの構築支援、日本郵便より大型案件の受注実績} <4666>パーク24 {郵便局敷地及び遊休地の有効活用で日本郵便と提携} <7857>セキ {郵便局の広告代理業務を展開} <9613>NTTデータ {郵政グループからのシステム受注実績豊富} ・ゆうちょ銀行<7182> ゆうちょ銀の預金残高は177兆円で、三菱東京UFJ銀(124兆円)を既に大きく上回っている。総資産は約208兆円で、三菱UFJFGの約286兆円に次ぐ第2位である。これに全国に約2万4000カ所の郵便局網を有する。上場を機に官営から民営に移管することから政府保有比率が低下し、新商品などの参入が可能になる。民営化はビジネスチャンスと捉える傾向があり、成長期待が高まりやすいため、外国人投資家による人気が高まる可能性がある。そのため、他の金融機関にとっては資金捻出のため需給面では売られやすくなるだろう。政府保有の放出が数年続くこと、その資金が復興財源ともなれば株価の下支え等も意識されてくるため、他の金融機関の株価は相対的に割安放置される可能性もありそうだ。 ゆうちょ銀行は成長戦略の一環として資産運用収益の向上を上げている。国債保有比率を下げる一方、株式などリスクアセットを増やす動きが強まることで、証券各社への運用資金流入が注目される。また、資産を持つ高齢者の顧客が多いことから、セキュリティ対策への関心も高まりやすい。そのほか、地銀再編加速の流れからゆうちょ銀行との提携の動きも注目されよう。 <3692>FFRI {官公庁向け調査に実績} <3747>インタートレード {トレーディングビジネスをサポート} <3782>ディー・ディー・エス {認証システム} <3857>ラック {子会社で郵政省に実績} <6703>OKI {郵政グループのATMや窓口端末機などメカトロ機器提供} <6845>アズビル {ハイブリッド顔認証技術を開発} <8358>スルガ銀行 {ゆうちょ銀行と住宅ローンなどで業務提携} <8604>野村ホールディングス {ゆうちょ銀行や日本郵便と提携のほか、IPO主幹事にも} <9735>セコム {簡易郵便局やATMの警備を受託} ・かんぽ生命<7181> 全国2万4000の郵便局ネットワークを持つ「かんぽ生命」が独立企業となることで、第一生命<8750>や東京海上ホールディングス<8766>、T&Dホールディングス<8795>など大手保険会社は戦々恐々となる。需給要因としては、機関投資家はファンドに組み入れることが確実であるため、まずは現在保有している同業の株式の保有数を調整し、かんぽ生命の取得資金を捻出する。これは機械的に行われるため、同業他社の株価に影響を与えることになろう。とはいえ、組入れ後は各企業の成長性や株価等を考慮して比率が変更されることになるため、組入れ終了後には割安感が意識されやすい第一生命等への見直しに向かう可能性があると考える。 一方でメリットが期待される企業もある。競争激化により様々な保険商品が出てくる可能性があるため、保険比較サイトへのニーズの高まりや、全国50箇所で運営する「かんぽの宿」関連、利益追求の流れからTVCM・広告や地域でのキャンペーン展開への思惑にもつながりそうだ。 <2193>クックパッド {期間限定のメニュー展開でコラボレーション} <4324>電通 {日本郵便と共同出資しJPメディアダイレクトを設立} <4755>楽天 {楽天トラベル、日本郵便と連携} <6098>リクルートホールディングス {日本最大級の宿・ホテル予約サイト「じゃらん」} <8686>アフラック・インコーポレーテッド(東証外国部) {かんぽ生命が「がん保険」の受託販売} <8798>アドバンスクリエイト {日本最大級の保険比較サイト「保険市場」} <9020>JR東日本 {「JRで行くかんぽの宿」} <9603>エイチ・アイ・エス {格安旅行大手} 《SY》
関連銘柄 31件
2193 東証スタンダード
180
10/4 15:00
-2(-1.1%)
時価総額 19,337百万円
料理レシピ検索・投稿サービス「クックパッド」を世界70カ国超で展開。生鮮食品ECサービス「クックパッドマート」の運営等も。国内プレミアムサービス会員数は140万人超。事業開発体制の見直しなどに取り組む。 記:2024/07/05
71
10/4 15:00
+1(1.43%)
時価総額 2,178百万円
コミュニケーション・プラットフォーム関連事業を展開。自然会話AIプラットフォーム「commubo」、クラウド電話サービス「telmee」等が主力製品。commuboなどストック型ビジネスの成長に注力。 記:2024/08/05
2651 東証プライム
10,330
7/23 15:00
±0(0%)
時価総額 1,036,099百万円
コンビニ大手。ローソン、ローソンストア100などの運営を行う。成城石井、ローソン・ユナイテッドシネマ等を傘下に収める。国内総店舗数は1万4600店舗超。KDDIによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/06
3630 東証1部
3,040
6/28 15:00
+5(0.16%)
時価総額 32,789百万円
独立系情報処理サービス企業。SIやBPOの情報サービス、コンビニ払込票決済や国際送金等の収納代行サービスが柱。21.12期1Qは2桁増収。収納代行サービス事業は好調。コンビニ収納件数は順調に推移。 記:2021/06/07
3692 東証グロース
2,132
10/4 15:00
+2(0.09%)
時価総額 17,461百万円
サイバー・セキュリティ事業が主力。マルウェアや脆弱性攻撃を高精度で検知・防御する「FFRI yarai」が主力製品。ソフトウェア開発・テスト事業も。戦略的販売パートナーとの連携強化などを継続実施。 記:2024/06/24
3747 東証スタンダード
378
10/4 15:00
-1(-0.26%)
時価総額 2,814百万円
証券会社やFX事業者向けの取引システム等を手掛ける金融ソリューション事業が主力。機能性食材のハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発・販売なども行う。「ITはなびらたけ」の新製品の販売準備を進める。 記:2024/05/02
3753 東証スタンダード
201
10/4 14:50
±0(0%)
時価総額 1,901百万円
基幹システム開発・保守等を手掛けるSIソリューション事業、電子決済ソリューションや公的個人認証サービスなどの開発・販売を行う決済ソリューション事業が柱。無人自動精算機向け決済端末などの拡販に注力。 記:2024/08/29
3782 東証グロース
8
8/3 15:00
-5(-38.46%)
時価総額 386百万円
指紋認証機器の開発・販売を展開。クラウド本人認証ソリューションや統合ID管理ソフトウェアなども手掛け、香港や中国での汗孔認証アルゴリズムに注力。クラウド認証サービスを育成。23.12期1Qは増収確保。 記:2023/05/25
3857 東証スタンダード
762
10/4 15:00
+1(0.13%)
時価総額 23,845百万円
大手情報サイバーセキュリティ会社。セキュリティ監視センターを拠点に、調査や診断、コンサルティング、監視、運用、ソリューションのサービス、製品の提供を行う。今期3Q累計はセキュリティ、SIともに伸長した。 記:2024/04/12
3915 東証プライム
2,164
10/4 15:00
+11(0.51%)
時価総額 27,667百万円
セールスフォースやAWSなどのクラウドサービス導入支援等を手掛ける。Salesforceの導入支援では国内トップクラスの実績。NTTデータと資本業務提携。Salesforceビジネスの強化を図る。 記:2024/05/02
4324 東証プライム
4,504
10/4 15:00
+52(1.17%)
時価総額 1,298,999百万円
国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
4666 東証プライム
1,816.5
10/4 15:00
+19(1.06%)
時価総額 310,709百万円
時間貸し駐車場「タイムズ」を運営。英国や豪州などにも進出。カーシェアが成長。レンタカーも。23.10期1Qは交通量回復により駐車場の稼働率改善。外出機会増でカーシェアも好調続く。通期最高業績・復配を計画。 記:2024/04/12
4755 東証プライム
913
10/4 15:00
-4.5(-0.49%)
時価総額 1,881,702百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
8,957
10/4 15:00
-14(-0.16%)
時価総額 15,190,714百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6178 東証プライム
1,379.5
10/4 15:00
+17(1.25%)
時価総額 5,197,777百万円
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命を傘下に有するグループ会社。約2万4千の郵便ネットワークを持つ。郵便・物流事業は売上伸び悩むが、郵便局窓口事業や銀行業が売上下支え。24.3期3Q累計は小幅増収。 記:2024/04/09
6703 東証プライム
999
10/4 15:00
-4(-0.4%)
時価総額 87,131百万円
情報通信事業、ATMやプリンターなどのメカトロ事業を中核に、道路や航空、消防・防災のシステムやEMSなども展開。パブリックソリューション事業では道路、防災などが堅調。24.3期3Q累計は黒字転換。 記:2024/04/13
6845 東証プライム
1,206.5
10/4 15:00
+30(2.55%)
時価総額 682,919百万円
計測制御機器大手。ビル空調自動化や工場省エネ化に強み。ガス機器や水道機器、医薬品製造向けソリューション等も。ビルディングオートメーション事業は収益好調。既設建物向け分野等が堅調。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/16
7181 東証プライム
2,643.5
10/4 15:00
+36.5(1.4%)
時価総額 1,056,591百万円
日本郵政グループの保険会社。1916年に創設された簡易生命保険が前身。総資産は業界最大級。郵便局を通じて保険商品の販売等を行う。第一生命と業務提携。中期経営計画では26.3期純利益910億円目指す。 記:2024/05/10
7182 東証プライム
1,362.5
10/4 15:00
+17.5(1.3%)
時価総額 5,108,755百万円
日本郵政グループの銀行。全国の郵便局ネットワークを通じて金融サービスを提供。邦銀最大級の顧客基盤が強み。通常貯金口座数は約1.2億口座。総資産は238兆円超。中計では26.3期純利益4000億円以上目標。 記:2024/09/03
7857 東証スタンダード
1,357
10/4 10:39
±0(0%)
時価総額 6,117百万円
総合印刷等の印刷関連事業が主力。1908年に和洋紙販売店として創業。愛媛県松山市に本社。洋紙・板紙販売関連事業、出版・広告代理関連事業等も。サントリー伊右衛門のラベルに両面水性フレキソ印刷が採用される。 記:2024/06/29
8358 東証プライム
1,100
10/4 15:00
+15(1.38%)
時価総額 216,853百万円
静岡県東部地盤の地銀。神奈川県にも多くの店舗を有す。投資用不動産ローンや住宅ローンに強み。クレディセゾンと資本業務提携。貸出金は復調傾向。中計の26年3月期純益目標を110億円から135億円に上方修正。 記:2024/08/17
8604 東証プライム
779.1
10/4 15:00
-0.5(-0.06%)
時価総額 2,519,269百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行等も傘下に持つ。預り資産は153兆円超で業界トップ。インベストメント・マネジメント部門は運用資産残高が過去最高。 記:2024/06/17
5,500
10/2 14:56
-70(-1.26%)
時価総額 3,675百万円
米国の生命保険グループ。収益の多くを日本で稼ぐ。日本で初めてがん保険を発売し、日本の医療保険でトップシェア。日本郵政と資本業務提携。21.12期はオルタナティブ投資からの変動投資収益計上などで最終増益に。 記:2022/02/06
3,810
10/4 15:00
+64(1.71%)
時価総額 3,929,440百万円
第一生命保険を中核とする持株会社。第一フロンティア生命保険、アイペット損害、ベネフィット・ワンなども傘下に持つ。既存進出国の資本効率改善などに取り組む。中期経営計画では27.3期ROE10%程度目標。 記:2024/08/30
5,590
10/4 15:00
+11(0.2%)
時価総額 11,403,600百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。損害保険事業は国内事業の自動車保険料率改定、海外事業の成長により好調な業績推移を見込む。30年3月末までに政策保有株ゼロにする方針。 記:2024/05/09
8795 東証プライム
2,557.5
10/4 15:00
+36.5(1.45%)
時価総額 1,506,368百万円
生保大手。個人向けの大同生命や中小企業向けの太陽生命、乗合代理店市場向けのT&Dフィナンシャル生命が中核。新契約年換算保険料は増加。コンサル営業推進で主力商品の販売が伸びる。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/04/13
8798 東証プライム
871
10/4 15:00
+3(0.35%)
時価総額 19,647百万円
独立系の大手保険代理店。国内最大級の保険選びサイト「保険市場」を運営。通信販売や直営コンサルティングプラザなどで保険商品を販売。同社開発の保険証券管理アプリ「folder」はDL数が20万件を突破。 記:2024/07/07
9020 東証プライム
2,905.5
10/4 15:00
+41.5(1.45%)
時価総額 3,296,034百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9603 東証プライム
1,746
10/4 15:00
+31(1.81%)
時価総額 139,437百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09
9613 東証プライム
2,551.5
10/4 15:00
-17.5(-0.68%)
時価総額 3,578,479百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9735 東証プライム
5,351
10/4 15:00
+11(0.21%)
時価総額 2,496,777百万円
国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01