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博展 Research Memo(7):東京五輪開催に向け企業の宣伝広告活動やイベント市場が活性化

2015/12/1 17:15 FISCO
*17:15JST 博展 Research Memo(7):東京五輪開催に向け企業の宣伝広告活動やイベント市場が活性化 ■業界動向 電通<4324>の調査によれば、2014年の日本の総広告費は前年比2.9%増の年間6兆1,522億円と拡大し、6年振りに6兆円を超えた。「アベノミクス」効果による持続的な景気の回復に加えて、消費増税前の駆け込み需要やソチオリンピックで伸長した後、消費税増税による反動もみられたものの、サッカーのFIFAワールドカップ(ブラジル大会)などにより緩やかに成長を続けた。そのうち、博展<2173>の主力事業が属する「展示・映像他」も前年比6.1%増の2,844億円と3年連続で増加。今後については、2020年の東京オリンピック開催に向けて、企業の宣伝広告活動やイベント市場の活性化が期待されている。 一方、同社の事業ドメインであるコミュニケーションデザイン事業は、その一部を担うディスプレイ製作会社やイベント支援会社をはじめ、元請け的な存在である総合代理店などとは一線を画しており、同業者の数は多くはない。また、その同業者の規模も比較的小さい事業者がほとんどである。差別化の難しい案件では、チャレンジャー(下位企業)による価格攻勢が厳しくなっているが、これまでのイベント展示会事業における豊富な実績や顧客接点を生かしながら、サービス領域の拡充や付加価値の向上によりマーケティング・パートナーへと進化を目指す同社にとっては、十分に優位性が発揮できる業界構造にあると考えられる。 上場している類似会社には、テー・オー・ダブリュー<4767>、セレスポ<9625>等のイベント支援会社、乃村工藝社<9716>、丹青社<9743>、スペース<9622>等のディスプレイ制作会社が挙げられる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《YF》
関連銘柄 7件
2173 東証グロース
665
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-5(-0.75%)
時価総額 10,722百万円
展示会出展やイベントプロモーション等のリアルイベントが主力。デジタルコンテンツやマーケティング等も。トランザクションと業務提携。大規模案件等が寄与し、23.12期通期は変則決算でも過去最高益を更新。 記:2024/04/16
4324 東証プライム
4,584
9/27 15:00
+59(1.3%)
時価総額 1,322,071百万円
国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
4767 東証スタンダード
338
9/27 15:00
+2(0.6%)
時価総額 16,552百万円
イベント・展示会を企画・運営。体験型イベントに強み。SNS・動画活用プロモーションも。24.6期上期は街頭プロモーションなどのリアル領域が拡大。販管費増こなして計画を上回る増収増益に。通期計画を上方修正。 記:2024/04/12
9622 東証プライム
1,225
9/27 15:00
-20(-1.61%)
時価総額 32,585百万円
商空間プロデュース企業。商業施設や飲食店、物販店等のディスプレーの企画、設計、施工を行う。成田国際空港第3ターミナルなどで実績。複合商業施設などで大型案件受注。営業奏功で既存、新規ともに受注範囲が拡大。 記:2024/07/05
9625 東証スタンダード
903
9/27 14:07
-2(-0.22%)
時価総額 5,151百万円
イベント制作会社。イベントやプロモーション、スポーツ大会、式典等の企画、制作、会場運営等を行う。新東名高速道路(御殿場JCT~三ヶ日JCT)開通式などで実績。人材育成の強化等により、事業基盤再建図る。 記:2024/09/01
9716 東証プライム
845
9/27 15:00
-2(-0.24%)
時価総額 101,313百万円
ディスプレイ業界最大手。1892年創業。取引顧客数は2900社超。年間プロジェクト受託数は1万5000件超。東京ミッドタウン日比谷などで実績。26.2期売上高1430億円、営業利益85.8億円目指す。 記:2024/05/16
9743 東証プライム
871
9/27 15:00
-12(-1.36%)
時価総額 42,177百万円
ディスプレイ業界2強の一角。商業施設や博物館等の内装・展示デザインなどを手掛ける。プロジェクト数は年間6000件超。Hondaウエルカムプラザ青山などで実績。中計では27.1期営業利益45億円目標。 記:2024/05/16