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三機工業 Research Memo(7):16/3期1Qは増収および利益改善、業界を取りまく環境は好調
2015/9/18 16:05
FISCO
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*16:05JST 三機工業 Research Memo(7):16/3期1Qは増収および利益改善、業界を取りまく環境は好調 ■業績動向 ●2016年3月期第1四半期の業績 三機工業<
1961
>の2016年3月期第1四半期の業績は、受注高46,385百万円(前年同期比9.2%増)、売上高34,495百万円(同5.1%増)、売上総利益3,291百万円(同93.5%増)、営業損失630百万円(前年同期2,085百万円の損失)、経常損失254百万円(同1,846百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失266百万円(同1,215百万円の損失)と前年同期比で増収増益となった。同社のような業態の場合、売上・利益が第4四半期に偏重するため、第1四半期の損益が赤字になるのは通例であるが、前年同期比で赤字幅が大きく縮小していることは注目される。 受注高は全体で46,385百万円(前年同期比9.2%増)となった。建築設備は36,677百万円(同2.0%減)であるが、産業空調が13,896百万円(同31.5%増)と大きく伸びており、2015年3月期から引き続き好調に推移していることは注目される。また、スマートビルソリューションは1,274百万円(同 66.3%増)、ファシリティシステムは2,704百万円(同 47.1%増)と堅調だった。機械システムは4,477百万円(同 183.4%増)、環境システムは4,842百万円(同 49.7%増)となり、大幅な増加となった。 売上高は全体で34,495百万円(前年同期比5.1%増)となった。建築設備は30,213百万円(同6.5%増)、機械システムは1,587百万円(同 23.0%減)、環境システムは2,331百万円(同 8.9%増)となった。 利益では、増収や利益率の改善により売上総利益は3,291百万円(前年同期比93.5%増)と前年同期を大幅に上回り、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに利益改善となった。 2015年度第1四半期の工事損失引当金繰入繰戻額は269百万円の繰戻となり、工事損失引当金期末残高対象工事の期末繰越工事残高も2015年3月期より減少していることから、不採算工事の減少が利益率改善に大きく寄与していると言える。 以上のような結果から、この第1四半期は好調なスタートであったと言えそうだ。 (2) 2016年3月期の業績予想 2016年3月期の業績は、売上高180,000百万円(前期比0.2%増)、営業利益3,500百万円(同18.6%増)、経常利益4,000百万円(同5.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,600百万円(同5.6%増)が予想されている。また、受注高は185,000百万円(同6.7%増)、次期繰越工事高は107,019百万円(同4.9%増)、売上総利益は19,200百万円(同6.9%増)、売上総利益率は10.7%(前年10.0%)が見込まれている。 現在、同社を含めた建設設備業界を取り巻く環境は好調であり、第1四半期決算も順調なスタートを切っている。受注環境の追い風に加え、産業空調を中心とした期中受注・期中売上の案件を確保していくことで増収増益を目指す。 また収益力を向上させるため、調達本部を新設し、交渉力を高めるとともに、一括管理による現場購買業務を支援、現場の負荷を軽減する。さらに、サイト業務支援センターを新設し、現場における書類作成などの業務をサポート。現場担当者が本来の施工業務に集中出来る環境を整備し、現場の負荷軽減を図るとともに、工事の品質管理を維持・向上させる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《RT》
関連銘柄 1件
1961 東証プライム
三機工業
2,870
11/26 15:30
-112(-3.76%)
時価総額 156,877百万円
三井グループの設備工事会社。1925年創立。空気調和設備、防災設備、電気設備等の構築を行う。虎ノ門ヒルズなどで実績。機械システム事業、環境システム事業等も。政策保有株式の縮減進める。コア事業の強化図る。 記:2024/10/06
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