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ソフトバンテク Research Memo(3):システム開発から運用保守サービスにつなげてストックビジネス拡大

2015/7/6 16:09 FISCO
*16:11JST ソフトバンテク Research Memo(3):システム開発から運用保守サービスにつなげてストックビジネス拡大 ■2015年3月期決算 利益率の低い機器販売から利益率の高いサービスへの移行はソフトバンク・テクノロジー<4726>の構造改革の進展の成果でもあり、同社を評価するうえで非常に重要なポイントである。これが進展していることは、売上高を比較すると一目瞭然である。 機器販売の売上高は前期比32.9%減の49億円となったのに対し、IT基盤の構築や、システム開発などの「開発」の売上高は同50.5%増の75億円となり、運用保守やサポート、自社サービスといった「運用保守」の売上高は同11.2%増の273億円となった。 IT基盤の構築やシステム開発の後も継続的に収益を上げられる運用保守や自社サービスの提供を行うストックビジネスのうち、58.2%の158億円はECサービス事業のシマンテックストアの売上であるものの、今後、事業が拡大していくと見られる他の事業においても、機器販売から構築や開発案件の拡大、それに伴う運用保守や自社サービスの拡大への転換は明確に見て取れる。 まず、注力3事業のうち、データアナリティクス事業は、フロービジネス(開発)の売上高が約5億円と、前期比で1億円程度減少したのに対し、ストックビジネスの売上高は前期比倍増の10億円となり、同事業の売上高の3分の2を占めるようになった。セキュリティソリューション事業は、ストックビジネスの売上高が前期比5倍の約20億円と、同事業の売上高の6割近くに拡大した。また、フロービジネスは前期比倍増の約12億円となった。 マイクロソフトソリューション事業は、ストックビジネスの売上高が4億円と、前期比で倍増した。フロービジネス(開発)は、前期比で87%増の約10億円と伸び、ライセンスの販売であるフロービジネス(機器販売)も89%増の約10億円となった。また、機器販売のある事業に関しては、サービスへの移行が進んでいることがより理解できる。 プラットフォームソリューション事業は、ストックビジネスが前期比13.5%増の約39億円となった。フロービジネス(開発)はほぼ横ばいの約12億円だった。それに対し、フロービジネス(機器販売)は前期比46.7%減の約32億円と減少した。システムインテグレーション事業は、ストックビジネスが前期比横ばいの約33億円だったが、フロービジネス(開発)が前期比56.0%増の約29億円となり、今後のストックビジネスへの移行が期待できる内容となった。フロービジネス(機器販売)は1億円と前期の3分の1になった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《HN》
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