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ソフトバンテク Research Memo(1):構造改革を着実に進め、利益率の高い開発や保守運用サービスが堅調

2015/7/6 16:04 FISCO
*16:06JST ソフトバンテク Research Memo(1):構造改革を着実に進め、利益率の高い開発や保守運用サービスが堅調 ソフトバンク・テクノロジー<4726>は4月27日に2015年3月期連結決算を発表し、増収・増益となった。1月の業績修正後の予想と比べると売上高はほぼ予想どおりの着地となり、各利益(営業利益、経常利益、当期純利益)はそれぞれ10%以上上振れした。これは、構造改革が進み、利益率の低い機器販売から利益率の高い開発や運用保守サービスや、自社開発サービスが伸びた結果である。同社が重視する限界利益は、堅調に推移した。また、業績修正の大きな要因となったシステムインテグレーション事業とマイクロソフトソリューション事業での不採算案件に関しても、迅速な再発防止策を打ち着実な成長への期待ができる決算となった。 2016年3月期は、引き続き増収・増益を予想している。特に各利益(営業利益、経常利益、当期純利益)は2ケタの成長を目指し、利益重視の経営を進める。業績予想の実現のための戦略として、構造改革をさらに推し進める。大きな柱になるのは、3つの注力事業間の「クロスセル戦略」である。2015年3月期は、データアナリティクス、セキュリティソリューション、マイクロソフトソリューションの各事業間で独自性のあるサービスなどを多数リリースしており、今後は、これらの事業領域のサービスを組合せて顧客に提供することにより、優位性を確保する狙いだ。既存顧客へのさらなるサービス提供及び、大型受注が見込めそうな大企業や官公庁といった方面に顧客基盤を広げて行く戦略である。加えて、ソフトバンク<9984>グループの通信事業4社の統合に伴うシステム変更の特需が発生する期待もあり、これにより業績がさらに大きく拡大する可能性もあり得る。 ■Check Point ・ストックビジネスの積み上げで限界利益が伸長 ・M&Aに伴い借入金が増加するも自己資本比率は健全な水準を維持 ・注力3事業は引き続き大幅な増収を見込む (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《HN》
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