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ムサシ Research Memo(4):選挙システム機材事業は、選挙実施に対応して上方修正

2015/7/2 17:20 FISCO
*17:20JST ムサシ Research Memo(4):選挙システム機材事業は、選挙実施に対応して上方修正 ■2015年3月期決算と各セグメント動向 (3)「金融汎用・選挙システム機材」セグメントの動向 ムサシ<7521>の2015年3月期の金融汎用・選挙システム機材セグメントは、売上高は6,648百万円(前期比6.4%増)、営業利益919百万円(同4.8%減)と、増収減益となった。 このセグメントの内訳は金融汎用システム機材事業と選挙システム機材事業の2つで構成されている。2015年3月期は選挙システム機材事業が衆院選(2014年12月)や統一地方選(2015年4月)実施の恩恵で前期比18.0%増となり、セグメント全体の売上高を押し上げた。対して、金融汎用システム機材はセキュリティ機器の商談遅延の影響や、流通市場向け精算システムの販売低迷で前期比9.4%減収となった。 選挙システム機材事業の増収は、前述のように衆院選と統一地方選の実施によるところが大きい。同社はトップメーカーとして、選挙啓発活動向け、投票所向け、開票所向けなど、選挙の一連の流れのすべてに対して、様々なタイプの製品やサービスを提供している。これらの中でも収益インパクトが大きいのは投票用紙の読み取り分類機だ。これは機器の価格が高価なため、各地方自治体は特に国政選挙の実施に際して導入・更新を行うことが多い。そのため、選挙システム機材事業の売上高と国政選挙との間には明確な相関関係がある。 2015年3月期は、期初の段階では衆院選が想定されていなかったため、選挙システム機材事業の売上高は国政選挙がない前提での予想となっていたが、その後選挙実施に対応して上方修正された。利益面では、2014年3月期は参院選が実施されたため売上高が3,616百万円と高水準で、セグメント営業利益も965百万円と高水準であった。2015年3月期も利益水準としては高かったが、販売商品の構成差によって利益率が低下したため、前期比ではわずかながら減益となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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情報・印刷・産業システム機材が主力。1946年創業。金融汎用・選挙システム機材、紙・紙加工品等も。選挙システム機材で国内トップシェア。業務用ろ過フィルターは販売順調。デジタル非破壊検査機器の販売等に注力。 記:2024/09/02