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アジュバン Research Memo(11):株価バリュエーションは割安な水準

2015/6/2 16:53 FISCO
*16:53JST アジュバン Research Memo(11):株価バリュエーションは割安な水準 ■業績見通しと財務分析 (2)経営指標の同業他社比較 アジュバンコスメジャパン<4929>の経営指標について同業他社と比較を行った。今回取り上げた3社はいずれも、美容室・サロンを通じてヘアケア製品やカラー剤を最終消費者に向けて販売しており、事業モデルと商品構成のいずれの点でも類似性が高いと言える。 同社の2015年3月期は特損で当期利益が大幅に縮小したため、2015年3月期実績ROEはわずか1.1%に大きく低下した。しかしROAでは13.9%と同業他社と同水準を確保している。 成長性の点では、2016年3月期予想営業利益が、前期比減益と見込まれているため、2013年3月期を起点とする3年間の年平均成長率は-12.0%と他社に水をあけられた形となっている。しかし、売上高営業利益率は16.3%と他社と同じ水準に踏みとどまっており、同社の収益力の高さがうかがえる。同社の営業利益率が高かった背景には売上高販管費率が1社だけ40%台にあったことがある。2016年3月期は同社も売上高販管費率が50%を超えてくる計画だが、今後、売上高の回復過程において、売上高販管費率を40%台に戻せるかどうかが、中期的視点の1つと言える。 株価が調整した結果、株価バリュエーションの点では、予想PER、実績PBRのいずれも3社の中で最も割安な水準となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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理美容室やエステなどサロン向け化粧品メーカー。自然派化粧品をサロンでカウンセリング販売する。ヘアケア、スキンケアが柱。理美容専売事業、EC事業等も展開。アジュバンサロンのサポート強化などに取り組む。 記:2024/05/12