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アジュバン Research Memo(7):非正規流通の対応とカラー剤事業の進展が新中計成否のポイント

2015/6/2 16:47 FISCO
*16:47JST アジュバン Research Memo(7):非正規流通の対応とカラー剤事業の進展が新中計成否のポイント ■新中期経営計画と中期成長性の考察 (1)新中期経営計画の概要 アジュバンコスメジャパン<4929>は、3ヶ年中期経営計画を作成し、毎年ローリングしている。同社では、2015年3月期を踏まえて数値計画を見直し、2016年3月期~2018年3月期の新3ヶ年中期経営計画を発表した。 新計画では、2016年3月期の売上高が5,980百万円から4,787百万円に、営業利益が1,431百万円から673百万円へと、それぞれ大幅に下方修正された。2017年3月期も同様だ。弊社が注目する営業利益率も、2015年3月期に20%を割り込んで16.3%に急落したのち、2018年3月期まで14%~16%の水準で低迷する予想となっている。 同社がこのような新中期経営計画を出してきた背景には、これからの3年間を中長期的な成長に向けての足固めの時期と位置付けていることがある。非正規流通という経営上最大のリスク要因を一気に排除するためには多少の犠牲もいとわないという強い姿勢が表れている。2016年3月期は修正3ヶ年計画の初年度として、売上高の回復よりも諸費用の負担が先行するため、もう一段減益となることを見込んでいる点にそれが良く表れていると言えよう。2017年3月期は底打ちを想定しているものの、回復の足取りについては慎重にみているため、微増益の計画となっている。最終の2018年3月期は利益の2ケタ成長を想定しているが、営業利益率を16%と予想しているあたりに、慎重なスタンスを見て取ることができる。 新中期経営計画の成否のポイントは、2015年3月期の低迷の原因となった2点、すなわち非正規流通の対応とカラー剤事業の進展の2つということになろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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理美容室やエステなどサロン向け化粧品メーカー。自然派化粧品をサロンでカウンセリング販売する。ヘアケア、スキンケアが柱。理美容専売事業、EC事業等も展開。アジュバンサロンのサポート強化などに取り組む。 記:2024/05/12