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USS Research Memo(10):オークション市場の出品台数シェア拡大を目標として掲げる

2015/3/23 16:56 FISCO
*16:56JST USS Research Memo(10):オークション市場の出品台数シェア拡大を目標として掲げる ■中期戦略 中期戦略として、ユー・エス・エス<4732>はオークション市場の出品台数シェア拡大を目標として掲げている。当面は既存会場だけで35%まで引き上げ、その後はM&Aなども活用しながら、更なるシェア拡大を目指していく戦略だ。 シェア拡大施策としては、成約率の高い良質のオークション会場であるという魅力を維持していくと同時に、会場内設備などの利便性向上、並びに運営スタッフのスキル向上などを推進していくことで、来場者数を増やし、出品台数シェアを拡大していく戦略だ。また、収益の最大化につながる効果的なキャンペーン施策についても研究を進めている。 2016年3月期については、中古車オークション市場全体で2~3%程度の出品台数増が見込まれ、これにシェア拡大による効果を加えたとすると、3~4%程度の伸びが期待される。新会場の稼働に伴い減価償却費が若干増えるものの、増収効果により増益基調が続くものと予想される。 ○ヤフーと中古車オークション運営会社の提携について 2015年2月10日付で、ヤフー<4689>が中古車オークションの大手運営会社であるJAA、HAA神戸と業務提携を発表した。提携内容は、両オークション会場で出品する中古車の一部を「ヤフオク!」で出品するというもの。従来は、オークションに参加する会員事業者しか購入できなかった中古車が、「ヤフオク!」に出品することで個人でも従来より低い価格で購入できる可能性があると言う。従来もインターネットを介した中古自動車のBtoC、あるいはCtoCの取引は行われていたものの、品質評価などに起因するトラブルが多かったこと、車検証の名義変更など諸手続きを落札者側で行う必要があったことなどから、普及はさほど進んでいなかった。 ただ、今回の提携では、品質評価においてオークション運営会社の品質評価確認書が付くこと、また、名義変更や輸送手続きなども、業務提携先の1社であるライオンネットワークが一括して行うなど、信頼性の確保や利便性を向上させた仕組みとなっている。出品者にとっても日本最大のネットオークションである「ヤフオク!」に出品することで、従来よりも販売機会が高まるといったメリットが出てくる。 仮に「ヤフオク!」での流通市場が一定規模で拡大するようであれば(=競合運営会社の成約率が上昇)、同社も何らかの対策を講じる必要が出てくるものと考えられる。オークション会場における「成約率の高さ」が同社の強みとなっているためだ。ただ、現在の出品台数は200台程度と僅少であり、また、個人向けの中古車ネットオークションが普及するかどうかも懐疑的であることから、同社では静観する構えだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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