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USS Research Memo(7):オートオークション事業は、増収効果に加えて販管費が減少
2015/3/23 16:51
FISCO
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*16:52JST USS Research Memo(7):オートオークション事業は、増収効果に加えて販管費が減少 ■決算概要 (3)事業セグメント別動向 ○オートオークション事業 ユー・エス・エス<
4732
>の2015年3月期の第3四半期累計の売上高は前年同期比1.9%増の37,102百万円、営業利益は同3.2%増の23,104百万円となった。オートオークション出品台数が同2.6%増の1,709千台、成約台数が同0.1%増の1,109千台となった。計画対比では新車販売減少の影響を受けて、出品台数が若干下回ったものの、成約台数は堅調に推移した。会場別の出品台数を見ると、主力拠点である東京会場が前年同期比3.6%増、名古屋会場が同6.0%増となるなど大都市部での出品台数が堅調に推移したのが特徴となっている。営業利益は増収効果に加えて、販促費や租税公課など販管費が減少したことが増益要因となった。 手数料単価の動向を見ると、1台当たり出品手数料は5,493円と前年同期比で若干上昇した。手数料単価の低い大口会員の出品割合が増加したものの、一部の会場で手数料割引イベントを抑制したことがプラス要因となった。また、成約手数料も7,883円と若干上昇している。一部の会場で大口会員の割戻制度や手数料の見直しを実施したことが要因だ。一方、落札手数料に関しては11,104円と唯一下落している。これは手数料の高い外部落札の比率が前年同期の50.2%から48.6%に低下した影響による。円安を追い風に取扱台数を拡大している輸出業者が、コスト削減のため直接会場に来場して落札するケースが増えたことが、外部落札率低下の主因となっている。ただし、今後の外部落札比率は現在の水準を維持するものとみられている。 この結果、手数料売上高は、出品手数料が前年同期比3.6%増、成約手数料が同0.6%増、落札手数料が同0.7%減となった。 中古車オークション市場における同社の競争力は、引き続き強さをキープしている。これは同社グループのオークション会場と他会場での成約率の差、また、1台当たり成約車両金額の差からみてとれる。同社が進める「オークション会場としての質を維持しながら、出品台数シェアの拡大を図る」戦略は順調に進んでいると言えよう。 ○中古自動車等買取販売事業 2015年3月期第3四半期累計の売上高は前年同期比14.8%減の7,192百万円、営業利益は同44.0%減の307百万円と減収減益となった。このうち中古自動車買取販売事業は、売上高が同16.0%減の4,746百万円、営業利益が同34.9%減の249百万円に、事故現状車買取販売事業は売上高が同12.5%減の2,446百万円、営業利益が同65.0%減の58百万円となった。いずれも、新車販売の減少による買取台数の減少が収益悪化の要因となった。また、中古自動車買取販売事業では、低額車両の買取比率が上昇し、販売単価が低下したことも影響した。 ○その他事業 2015年3月期第3四半期累計の売上高は前年同期比8.5%増の5,239百万円、営業利益は同22.6%増の527百万円と増収増益となった。このうち、廃自動車等のリサイクル事業を手掛けるアビヅは、売上高が同9.9%増の3,834百万円、営業利益が同14.9%増の376百万円となった。廃自動車等の取扱量が増加したことに加え、期の前半まで鉄スクラップ相場が堅調だったことが収益拡大要因となった。ただ、第3四半期だけで見ると、鉄スクラップ市況の相場下落により、営業利益は前年同期比38.2%減の81百万円と減益に転じている。 廃ゴムのリサイクル事業を手掛けるカークエスト東洋事業部は、売上高が前年同期比7.0%減の874百万円、営業利益が同29.8%減の41百万円となった。弾性舗装用ゴム製品のうち、収益性の高いカラー着色タイプの販売量が第3四半期以降減少したことが影響した。 中古自動車の輸出手続代行サービス事業を手掛けるUSSロジスティクス・インターナショナル・サービスは、売上高が前年同期比19.9%増の464百万円、営業利益が同112.8%増の86百万円と好調に推移した。輸出業者の取扱台数が増加していることに加えて、検査業務の内製化を進めたことが増収増益要因となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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中古車オークション運営で国内最大規模。中古自動車買取専門店「ラビット」の運営、資源リサイクル事業等も手掛ける。総還元性向80%以上目安。会員向けサービスの強化図る。25.3期は成約台数の増加等を見込む。 記:2024/06/28
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