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愛知銀行 Research Memo(7):恵まれた地域経済ゆえ競合厳しく、情報力など差別化がカギ

2015/3/20 16:48 FISCO
*16:49JST 愛知銀行 Research Memo(7):恵まれた地域経済ゆえ競合厳しく、情報力など差別化がカギ ■市場環境 愛知銀行<8527>の基盤となっている愛知県は、製造業を中心に高度な産業集積を形成している東海地区の中枢にあり、人口が7,443千人(全国4位)、1人当たりの県民所得が3,105千円(全国3位)、事業所数が331,581所(全国3位)、製造品出荷額等が40兆332億円(全国1位)、卸売業・小売業年間商品販売額が36兆5,483億円(全国3位)等、全国トップクラスの経済規模を誇っている。 一方、恵まれた基盤であるがゆえに競合状況も厳しい。愛知県に本店を構える第1地銀は存在しないものの、第2地銀では同行の他に、名古屋銀行と中京銀行の3行が凌ぎを削る。また、岐阜県や三重県など、隣接する県を基盤とする地銀の攻勢も厳しく、大垣共立銀行<8361>、十六銀行<8356>などが多くの店舗を展開している。加えて、岡崎信用金庫など有力信金の存在も脅威となっている。また、そのような厳しい競争環境に加えて、財務内容の優良な企業が多いことなどから、貸出金利が全国平均よりも低い「名古屋金利」と呼ばれる状況が見られている。したがって、きめ細かい店舗網やサービスの充実による利便性はもちろん、地域金融機関として情報力やネットワークを活かした差別化をいかに図っていくかが勝ち残っていくためのカギを握ると言えよう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《FA》
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岐阜県と愛知県地盤の地方銀行。岐阜県で貸出金シェアトップ。子会社に十六TT証券、十六リースなど。個人預り資産残高は5兆1416億円。その他業務収益は堅調。資金調達費用は減少。21.3期通期は2桁増益。 記:2021/07/16
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愛知県地盤の第二地方銀行。銀行業を中心に、証券業務や信託契約代理業務、リース業務などを展開。赤字を計上したことのない堅実経営に特徴。非対面チャネルやコンサル機能を強化。業容好調で23.3期1Qは増収増益。 記:2022/08/05