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愛知銀行 Research Memo(6):通期予想を増額修正、3Qで業務粗利益が大きく改善

2015/3/20 16:44 FISCO
*16:47JST 愛知銀行 Research Memo(6):通期予想を増額修正、3Qで業務粗利益が大きく改善 ■決算動向 (3)2015年3月期業績予想 愛知銀行<8527>は、2015年3月期の連結業績予想について、与信費用が計画を下回っていることなどから期初予想を増額修正した。修正後の経常利益は前期比19.0%減の7,000百万円、当期純利益は同18.3%減の4,200百万円を見込んでいる。 同様に、銀行単体の業績予想も増額修正し、修正後の経常利益は前期比16.7%減の6,700百万円、当期純利益は同18.7%減の4,000百万円と見込んでいる。 なお、銀行単体の主要な経営指標は貸出金利回りの低下により資金利益が期初予想よりも減少していることから業務粗利益を34,200百万円(前期比3.4%減)に引き下げるとともに、消費税増税等の影響を受けている経費を27,300百万円(前期比1.1%増)に引き上げたことから、コア業務純利益は6,700百万円(前期比21.3%減)に減額修正となった。一方、与信費用の計画を期初の1,000百万円から900百万円の戻し益に見直したことから、臨時損益は200百万円の損失(2014年3月期は364百万円の損失)に修正した。 また、前提となる預貸金残高(平残)の計画についても、預金残高(平残)を26,302億円(前期比2.2%増)、貸出金残高(平残)を16,206億円(前期比0.8%増)にそれぞれ修正している。 弊社では、第3四半期の実績などを勘案し、同行の2015年3月期業績予想の達成は十分に可能であると判断している。また、預貸金残高の計画に対しても、2014年12月末の残高から判断して順調に進捗しているとみていいだろう。 なお、第3四半期単独の業務粗利益が9,495百万円(前年同期比6.1%増)と大きく改善しているのは、投信の解約益(資金利益)や債券の売却益(その他業務利益)のほか、預かり資産手数料(投資信託及び保険商品等)の巻き返し(役務取引等利益)によるものである。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《FA》
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愛知県地盤の第二地方銀行。銀行業を中心に、証券業務や信託契約代理業務、リース業務などを展開。赤字を計上したことのない堅実経営に特徴。非対面チャネルやコンサル機能を強化。業容好調で23.3期1Qは増収増益。 記:2022/08/05