株～企業情報・おすすめ銘柄

*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト（前場）：スカイマーク、コマツ、富士フイルムなど スカイマーク<9204>：ストップ安売り気配 ストップ安売り気配。自力での経営再建を断念、民事再生法の適用を申請しており、投売りが殺到する展開になっている。負債総額はエアバスからの損害賠償など簿外債務を加えると、1000億円超になる見通しとされている。ANAHD<9202>への出資要請見送りなども懸念視されていたが、共同運航による安定収入が見込める3月末までの資金繰りのメドはついたなどともされていたため、想定外のタイミングとも捉えられているようだ。なお、3月1日付で上場廃止となる。 コマツ<6301>：2392.5円（前日比-194.5円） 大幅続落。前日に発表の決算内容が嫌気されている。第3四半期営業利益は562億円、前年同期比1％減にとどまっており、市場予想の680億円前後を大きく下回った。直近では下振れ懸念も強まっていたが、想定以上の下振れをネガティブ視する動きが優勢に。野村では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、資源価格の一段の下落で鉱山・建設機械の売上数量が減速するリスクが高まっており、株価のアウトパフォームは当面は難しいと判断しているようだ。 富士フイルム<4901>：3998円（同+162円） 大幅に6日続伸。前日に決算を発表、第3四半期累計営業利益は1244億円で前年同期比25％増益となり、通期予想は1600億円から1700億円に上方修正している。市場コンセンサスを50-60億円程度上回る格好になった。堅調な業績動向に加えて、期末配当金も25円の従来予想から35円に引き上げているほか、発行済み株式数の3.3％に当たる1600万株を上限とする自社株買いも発表、逆行高の展開になっている。 コロプラ<3668>：2809円（同+345円） 大幅高。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は72億円で前年同期比46％増益、市場予想線上とは見られるが、順調な収益拡大が確認されている。また、同時に自社株買いの実施を発表、株価の好感材料とされている。発行済株式数の約2.0％に当たる250万株を取得上限としている。また、gumiと提携しての『白猫プロジェクト』の中国展開も発表している。 鉱研工業<6297>：1385円（同+140円） 急伸。14年4-12月期決算発表に合わせて15年3月期の通期業績予想を上方修正しており、好感した買いが先行している。通期の営業利益見通しは従来の4.30億円から6.30億円に引き上げた。国内向けの販売が増加するほか、材料費・外注費等の原価上昇の影響が想定より軽微にとどまることなどが利益増に寄与する。なお、14年4-12月期の営業利益は前年同期比29.8％増の5.49億円で着地した。 ブロッコリー<2706>：1017円（同+121円） 続伸。昨年12月31日に配信を再開したゲームアプリ「うた☆プリアイランド（iOS版）」について、1月28日に課金アイテム「ジュエル」の購入機能を実装したと発表、材料視されている。また、1月28日時点で登録ユーザー数が15万人を突破したことも併せて発表している。 インテリＷ<4847>：331円（同+26円） 大幅反発。15年6月期の上期（14年7-12月）及び通期業績予想を上方修正している。上期については、営業利益見通しを従来の0.75億円から1.83億円に引き上げた。ソフトウェア開発等の業務より相対的に利益率が高いパッケージソフトウェアの販売が順調で、当初計画を上回ったことが要因としている。また、通期業績については、営業利益見通しを従来の3.80億円で据え置く一方、純利益見通しを2.50億円から3.80億円に引き上げた。 テクノスジャパ<3666>：1211円（同+64円） 大幅続伸。14年4-12月期決算と併せて15年3月期末配当の増額を発表している。期末配当予想を従来の25.00円から45.00円に引き上げた。財務基盤は充実しており、自己資本が十分に積み上がっていることから、15年3月期から17年3月期までの3期間、連結純利益額の80％以上を期末配当金として還元し、資本効率の向上にも努めていくとしている。なお、前日は人工知能製品「scorobo」の販売開始を発表してストップ高となった。 エイティング<3785>：1762円（同+300円） ストップ高。ソーシャルゲーム「激突! ブレイク学園」が50万ダウンロードを突破したと発表しており、材料視した買いが膨らんでいる。また、50万ダウンロードを記念してキャンペーンを開催するとも。なお、同社は「激突! ブレイク学園」に続く自社コンテンツの開発・配信を15年9月期の取り組みに挙げている。 エナリス<6079>：357円（同-23円） 変わらずを挟んで続落。東京証券取引所より特設注意市場銘柄に指定されたほか、上場契約違約金の徴求を受けたと発表しており、売りが先行している。発電機及び太陽光発電施設等の売上が過大に計上されていたことなどが明らかになり、新規上場直後に開示した13年12月期第3四半期から14年12月期第2四半期までの決算が虚偽と認められたことが理由としている。上場契約違約金は2400万円。 《KO》