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ヘリオス テクノ Research Memo(3):ランプ事業、製造装置、検査装置、人材派遣を展開

2015/1/19 18:24 FISCO
*18:24JST ヘリオス テクノ Research Memo(3):ランプ事業、製造装置、検査装置、人材派遣を展開 ■会社概要 (2)事業の概要 ヘリオス テクノ ホールディング<6927>自身は純粋持株会社で、傘下にはランプ事業を手掛けるフェニックス電機、人材派遣事業などを行っている日本技術センター、製造装置を手掛けるナカンテクノの主要3社を含めて連結子会社5社で構成されている。また、同社の事業はランプ事業、製造装置事業、検査装置事業、人材派遣事業の4つの事業部門から成っている。各連結子会社と各事業部門の関係を下の表に掲げた。 企業再生を完了後、現在の事業構造に至るまでには、同社は非常にダイナミックな事業環境の変化があった。フェニックス電機の時代は基本的にはランプ事業の一本足経営であり、プロジェクター用ランプを中心に一般照明用ハロゲンランプ、自動車用ハロゲンランプ、一般照明用メタルハライドランプを手掛けていた。 2004年頃からプロジェクターランプが驚異的な伸びを示す。小型・安価・高精細・高照度のプロジェクターが北米を中心に大ヒットとなったためだ。2005年3月期にはプロジェクター用ランプの売上高が前年対比で1.7倍に、営業利益も2.4倍に急伸した。しかし、プロジェクターの市場拡大に連れ価格が急落、また折からの円高により市場占拠率を失い同社の売上高・収益ともに、2006年3月期をピークに急落した。 前述したように、2009年に日本技術センター、ナカンテクノと経営統合の結果、2010年3月期以降は現在の4事業分野となっている。売上高は過去のピークを超えているが利益面ではピークをかなり下回っており、回復の途上にある。プロジェクター用ランプの価格がピークから現在まで約10分の1に値下がりしたことが響いている。ここ最近の円安により過去のような高収益は無理だが売上高、収益性も改善しつつある。弊社では各事業部門とも営業利益率10%程度のポテンシャルはあるとみており、同社自身も全社的なマージン改善に向けて取り組んでいる最中にある。 2014年3月期実績ベースの売上高と営業利益の事業セグメント別内訳を見ると、現在はフェニックス電機が手掛けるランプ事業とナカンテクノが手掛ける製造装置が大きな割合を占め、人材派遣事業が収益拡大のけん引役となっていることがわかる。また、製造装置事業も収益の中心になりつつあり、将来性の点でも最も大きな期待が寄せられている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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時価総額 21,325百万円
フェニックス電機、ルクス、ナカンテクノなどを傘下に収める持株会社。配向膜印刷装置等の製造装置事業が主力。露光装置用光源ユニット用ランプ等も。産業用LEDなどは量産化に対応した生産体制の確立等に取り組む。 記:2024/08/06