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大幸薬品 Research Memo(2):医薬品事業は海外販売が引き続き好調、国内も回復傾向に

2014/12/18 8:41 FISCO
*08:41JST 大幸薬品 Research Memo(2):医薬品事業は海外販売が引き続き好調、国内も回復傾向に ■2015年3月期第2四半期業績について 大幸薬品<4574>の2015年3月期の第2四半期累計(4-9月期)業績は、売上高が前年同期比13.9%減の3,651百万円、営業利益が同32.7%減の969百万円、経常利益が同25.5%減の1,080百万円、四半期純利益が同37.1%減の702百万円となった。医薬品事業では利益はやや減少したものの、売上は引き続き堅調に推移した。一方、感染管理事業では前年同期における特需の発生、前期末における消費者庁関連報道の影響が大きかった。なお、同社は6月に措置完了報告書を消費者庁へ提出、受理されており、措置命令への対応は完了している。 セグメント別では、「正露丸」「セイロガン糖衣A」「その他医薬品」で構成される医薬品事業の売上高が前年同期比0.2%増の3,047百万円、営業利益が同9.7%減の1,342百万円となった。海外販売については同5.6%の増加となり、医薬品事業の業績をけん引した。地域別では、中国向けは出荷時期変更の影響で減少したものの、香港向けが同16.1%増、台湾向けが同40.1%増と高い伸び率を維持している。また、円安効果も増収に寄与した。 国内販売については前年同期比1.8%減となったが、消費増税に伴う駆け込み需要の反動減からは回復傾向にある。商品別には、「正露丸」が同0.4%増、「セイロガン糖衣A」が同1.1%減となった。なお、セグメント利益は減益となったが、広告宣伝の強化やセグメント別の売上構成比の増加(感染管理事業の売上高減少による)に伴う人件費配賦率の上昇など、コスト負担の増加が背景となっている。 (執筆:株式会社フィスコ) 《FA》
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正露丸、セイロガン糖衣Aなど一般用医薬品の製造・販売を行う医薬品事業が主力。「クレベリン」シリーズ等の感染管理事業も展開。1946年設立。医薬品事業は京都工場の医薬品ライン立ち上げなど増産施策に取り組む。 記:2024/09/01