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*17:09JST 日本トリム Research Memo（8）：厳しい前提条件で下方修正を行うも、収益拡大の要因は複数 ■2015年3月期連結決算予想 決算発表日に2015年3月期の通期業績予想を下方修正した。売上高は前期比横ばいの13,150百万円、営業利益は同24.5%減の2,350百万円、経常利益は同28.8%減の2,450百万円、当期純利益は同49.4%減の1,270百万円とした。当初計画に比べ、売上高で6.1%減、営業利益で23.0%減、経常利益で21.7%減、当期純利益で34.5%減の下方修正となる。 ただ、この修正は、新規の販売代理店の売上が入っておらず、ダイレクトセールスの整水器販売の回復にも時間を要し、米国の遺伝子関連事業の収益が見込めない、2015年3月期上半期（2014年4月-9月）に計上した貸倒引当金も戻らない、といった厳しい状況を基本に算出している。 すでに説明したようにダイレクトセールスの売上が回復する可能性は十分にあり、新規の代理店による販売増加が期待できる、貸倒引当金が戻る可能性もあるなど、収益拡大の要因は複数ある。日本トリム<6788>の業績予想は、現状の環境で考えられる最低限の水準と見てよかろう。 （執筆：フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光） 《FA》