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翻訳センター<2483>企業のグローバル展開に伴い、特許や技術などの輸出は拡大基調に

2014/11/6 12:06 FISCO
*12:07JST 翻訳センター<2483>企業のグローバル展開に伴い、特許や技術などの輸出は拡大基調に ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』10月27日放送において、翻訳センター<2483>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 ■事業概要 大阪、東京、名古屋と三大都市に拠点のある日本最大規模の翻訳サービス会社。海外は、アメリカ・サンフランシスコと中国・北京に連結子会社。特許分野、医薬分野、工業・IT分野、金融関連分野など、企業向けの専門に特化した翻訳を得意とする。翻訳言語は、主力の英語に限らず、中国語など70言語以上にわたる。メディカルライティング業務、翻訳者・通訳者派遣、ゲーム翻訳・マンガ翻訳も手掛ける。 ただし、海外の文芸作品に代表される「出版翻訳」、映画や海外ニュースの字幕などに代表される「映像翻訳」に触れる機会が多いと思いますが、市場規模においては、企業や官公庁等で発生する技術文書・ビジネス文書の翻訳である「産業翻訳」が90%以上を占めている。なお、日本政府の「クールジャパン戦略」により、日本のゲームやアニメ、マンガなどのコンテンツ類が広く海外に輸出されているが、これらも産業翻訳の領域に入る。 ■足元の業績 第1四半期(4-6月期)売上高は前年同期比1.2%増の21.1億円、営業利益は同78.2%減の1,600万円で着地した。コアビジネスである翻訳事業の売上高は前年同期比10.4%増、通訳事業も同51.8%増加と好調に推移した。一方、販管費が前年同期比7.3%増となり利益面の重しとなった。 セグメント別では、「派遣事業」は語学スキルの高い人材を派遣する人材派遣事業と主に外資系企業に人材を紹介する人材紹介事業の2つから構成されている。派遣事業においては、主に保険や銀行などの金融関連企業や情報処理会社、完成車メーカーなどの既存顧客から計画を上回る受注を獲得したため、売上は好調に推移。 「通訳事業」においては、製薬会社や大手通信関連企業、保険会社からの受注が好調に推移。「語学教育事業」においては、株式会社アイ・エス・エス・インスティテュートの通訳者・翻訳者育成での4月-9月開講のレギュラーコースの受講申込は計画通り集客できている。 「コンベンション事業(国際会議企画・運営)」においては、受注は堅調に推移しているが、前年同期に受注した大型スポット案件(「第5回アフリカ開発会議)の反動が出ている。「その他」のセグメントにおいては、外国への特許出願に伴う明細書の作成や出願手続きを行う子会社の外国出願支援サービスが好調に推移したことなどから、売上高は前年同期比2ケタ増に。 ■メディカルライティング業務の新会社設立 第1四半期決算発表と同日にメディカルライティング業務を専門に受託する子会社「パナシア(Panacea Inc.)の設立を発表。これまで、翻訳事業(医薬分野)の高付加価値サービスの一環としてメディカルライティング業務を行っていたが、子会社化し製薬会社のニーズに質・量ともに応えられる体制を確立。医薬分野のさらなる専門性の強化を図る。 ■業績見通し 15年3月期は売上高が前期比7.1%増の94.0億円、営業利益が同31.7%増の4.8億円と増収増益を計画。過去最高の売上・利益を見込んでいる。 ■事業環境 企業のグローバル展開に伴い、特許や技術などの輸出は拡大基調にある。総務省発表の国際技術交流の推移と技術貿易収支(OECD)等は拡大傾向にあるが、これら推移と同社業績との連動性が高い。日本企業が海外展開をする限り、また、海外企業が日本に参入してくる限り、弊社が展開する翻訳・通訳サービスは必要不可欠であり、今後、ニーズがさらに高まると考えられる。 ■株価動向 年初に高値をつけており、その後は調整が続いている。5月安値2810円をボトムに、その後は3000-4000円辺りでのレンジ相場に。足元では3200円辺りで煮詰まり感が台頭してきている。一目均衡表では雲を下放れているが、今後雲下限は下値を切り上げ、来月には雲のねじれを起してくる。遅行スパンも同タイミングで実線を突破してくる可能性があり、ここからはリバウンドを意識した押し目拾いのタイミングと考えられる。 ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送 《TM》
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翻訳業界国内最大手。特許分野、医薬分野、工業・ローカライゼーション分野、金融・法務分野で翻訳事業を展開。派遣事業、通訳事業等も手掛ける。配当性向35%目標。翻訳事業では専門性の深化、顧客シェア拡大に注力。 記:2024/09/01