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ティー・ワイ・オー Research Memo(10):不採算部門の整理と本業回帰で営業利益成長率は高い水準

2014/10/20 17:03 FISCO
*17:04JST ティー・ワイ・オー Research Memo(10):不採算部門の整理と本業回帰で営業利益成長率は高い水準 ■同業他社比較 ティー・ワイ・オー<4358>の成長性、収益性、財務健全性について、直近期の決算内容を基準に他の大手CM制作会社2社と比較した。 過去3年間の年平均成長率を見ると、売上高ではAOI Pro.が際立っている。ティー・ワイ・オーの場合、3年間の年平均成長率の推移を見ると2014年7月期にプラスに転じていることから、今後の売上高成長率の推移に注目すべきであろう。一方、営業利益の成長率では同社が高い水準にある。不採算部門の整理と本業回帰による損益改善を図ってきたことの成果として捉えることができる。 収益性に関しては、原価率の低い映像・放送事業を手掛ける東北新社が高い営業利益率を誇っている。一方、収益性の改善に取り組んできた同社の営業利益率は、AOI Pro.と同水準にある。 財務の健全性に関しては、同社の自己資本比率は他社よりも劣位するものの、財務基盤の安定性に懸念がある水準ではない。また、流動比率やインタレストカバレッジレシオから短期支払能力や利払い能力にも懸念はないと判断できる。 同社のPBR(実績)が高いのは、資本効率(自己資本当期利益率)の高さを反映しているものである。ただし、日経平均のPER(予想)が15.7倍であることを考慮すれば、3社ともに成熟市場を前提(市場の伸びや市場シェアの変化を織り込まない)とした株価バリュエーションと言うことができる。したがって、同社の中期経営計画の実現による利益成長が株価を押し上げる要因となることはもちろん、市場シェアの向上や周辺領域の取り込み、海外進出等、市場の成長を上回る成長期待を確信させる成果を示せれば、同社の株価バリュエーションに見直しが入る余地も十分にあろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《FA》
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広告の企画・制作を手掛けるクリエイティブエージェンシー。TVCMを中心にデジタル分野やスマホアプリも。16.7期はインドネシア不振が響く。17.7期は需要堅調を見込む。17年1月にアオイプロと経営統合。 記:2016/12/05