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フルスピード Research Memo(6):2015年4月期後半から成長拡大フェーズへ移行する計画

2014/10/14 16:57 FISCO
*16:57JST フルスピード Research Memo(6):2015年4月期後半から成長拡大フェーズへ移行する計画 ■中期経営計画 フルスピード<2159>は2013年7月に3ヶ年の中期経営計画を発表している。具体的な業績目標値としては、最終年度となる2016年4月期で連結売上高14,000百万円、営業利益1,000百万円を掲げている。前述したように2015年4月期の前半までは成長に向けた投資フェーズとして位置付け、後半から成長拡大フェーズへ移行する計画となっている。 中期経営計画の骨子は表のとおりで、今後成長が見込まれるアドテクノロジー領域(ディスプレイ広告、ソーシャル・メディア、3PAS)における開発を強化し、クライアント企業にとって最適な広告ソリューションサービスを提供していくことで、高収益体質の事業構造を作り上げていくことを目標としている。 日本のインターネット広告市場は2008年以降、年率平均6%の成長を続けている。なかでも、今後はRTB経由のディスプレイ広告市場が急成長し、2017年には1,000億円を超える市場になるとみられている。アドテクノロジーは年々進化を続けており、今後もより広告効果の高いサービス、並びに多様な広告手法の中で最も費用対効果の高い広告ソリューションサービスが開発されていくものと予想される。こうした市場環境下において、アドテクノロジー領域における技術開発力を持つ同社の成長期待は大きいと言えよう。 同社では今後の新規プロダクトとして、DSPの周辺領域であるSSPやDMP※事業にも展開していく考えで、配信可能な面の拡張と、広告配信の精度向上を図り、一段の業容拡大を目指していく。 ※DMP(Data Management Platform):企業が持つ顧客データやマーケティングデータ、ネット上だけではなくリアル店舗などのオフラインのデータも含めたさまざまなデータを統合的に管理することにより、マーケティング活動全体を最適化するためのプラットフォームを指す。 ○新株予約権発行に伴う資金調達について 同社は今後、アドテクノロジー領域における事業強化を図るため、システム投資や人材投資、マーケティング強化を積極的に進めていく方針だ。このための資金調達を目的として、2014年9月に第三者割当(大和証券向け)による新株予約権を発行した。「AdMatrix(R)」シリーズの更なる機能強化や販売強化、SSPやDMPなど新規事業の開発のほか、M&Aや海外展開といった事業拡大を進めていく。当初行使価格(880円)ですべて行使されれば、約21億円の調達が可能となり、株式の希薄化率としては14%となる(下限行使価格は528円)。 なお、新株予約権が行使されなかった場合でも、戦略分野への投資は実施していく方針で、現時点では期間収益によりある程度の投資資金は賄えるとみられる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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フリービット傘下のネット広告会社。DX、動画、AIへの展開に注力。インターネットマーケティング事業は収益堅調。特損減少。22.4期通期は最終増益。フリービットによるTOBは成立、同社株式は上場廃止予定。 記:2022/07/30