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アイ・エス・ビー Research Memo(4):携帯端末分野は底打ち反転期待も2Q実績は微減

2014/9/29 17:01 FISCO
*17:03JST アイ・エス・ビー Research Memo(4):携帯端末分野は底打ち反転期待も2Q実績は微減 ■事業の詳細と足元の状況 アイ・エス・ビー<9702>は単一事業セグメント企業ではあるものの、分野別に売上高の状況を開示しており、それに従って詳細を説明する。 (1)携帯端末分野 携帯端末分野の売上高は、ハードウェアの基本的な制御を司るファームウェアが中心となっている。これはメーカーのハードウェアを動作させるためのソフトウェアであるため、ハードウェアに密接に結びついていると同時に、むやみに書き換えができない出荷形態となっていることが多い。そのため、ファームウェアは、通常のソフトウェアよりも高い完全性が求められる。ここに、同社の技術力が生かされていると言える。 フィーチャーフォン(非スマートフォンの携帯電話)の時代は、国内主要メーカーがこぞって新製品を発表し続け、同社も全方位的にそれら大手企業とビジネスを展開して収益を上げた。しかしスマートフォンへの需要シフトの結果、フィーチャーフォン向けは、ソニー<6758>にのみ出している状況だ。一方、スマートフォン向けにも売り上げを拡大させつつあるが、そのペースはフィーチャーフォン向け需要の減少を完全に吸収するにはおよばない状況が続いてきた。 2014年12月期は、上記のような需要減少に歯止めがかかり、底打ち反転すると同社は期待していた。しかし中間期の実績としては1,074百万円(前年同期比1.2%減)にとどまった。フィーチャーフォンの需要復活の動きから、NEC、シャープ<6753>、富士通向け受注が復活することを期待していたが、その当てが外れた格好となったことが響いている。一方、ソニーのスマートフォン向けが好調で、売上高はほぼ前期比並みをキープできた格好。下期については、ほぼ上期並みの水準を予想しており、通期ベースでは2,116百万円(前期比3.9%減)を予想している。従来予想は2,301百万円(同4.4%増)だった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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