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アイ・エス・ビー Research Memo(3):モバイルで強みを発揮してきたことを反映した顧客ポートフォリオ

2014/9/29 17:00 FISCO
*17:00JST アイ・エス・ビー Research Memo(3):モバイルで強みを発揮してきたことを反映した顧客ポートフォリオ ■会社概要 (2)事業の概要と企業グループ アイ・エス・ビー<9702>は「情報サービス事業」という単一事業セグメント企業であるが、売上高の分野別内訳を公表している。その内容は「携帯端末」「モバイルインフラ」「組込み」「検証」「金融」「情報サービス」及び「フィールドサービス」の7分野となっている。 分野別の売上高構成比は検証と金融が10%以下となっているほかは、比較的バランス良く分散している。2014年12月期の第2四半期は機器納入の特需が加わったため、モバイルインフラの構成比は28%と大きくなっている。広義での携帯・モバイル関連として携帯端末とモバイルインフラを括ると合計は約43%に達し、同社がモバイルで強みを発揮してきたことを反映した顧客ポートフォリオになっている。 分野別の採算性について、詳細は公表されていない。同業他社の動向や業界構造などを総合的に勘案して、採算性は大きく3グループに分かれると推測される。最も採算性が高いグループは、同社が高い競争力を有している分野で携帯端末、モバイルインフラ、及び組込みであると推測される。反対に採算性が低いグループは検証と情報サービスとみている。採算性が低いと思われる分野は、費用に占める人件費の割合が高く、また業界全体が過当競争の状況にあるため受注単価が総じて厳しいと推測されるためだ。 同社は、国内4社、海外1社の連結子会社と、持分法適用会社1社からなる企業グループを形成している。2014年1月に札幌システムサイエンスを買収、2014年5月にノックスデータを完全子会社化と、今年に入って矢継ぎ早にグループ企業の強化を図っている。これは中期経営計画の章で後述するが、グループ企業間の連携強化によって、高い顧客満足度と低コスト化を両立させようという戦略のためである。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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ソフト開発会社。通信分野などの組込み系に強み。セキュリティシステムの開発も。24.12期は拠点統廃合費用などが利益を圧迫する見込み。配当性向は3割以上目安。新中計では26.12期に営業益27億円を目指す。 記:2024/04/12