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ラクオリア創薬 Research Memo(8):京大CiRA、iPSアカデミアジャパンと共同研究契約を締結

2014/8/29 18:27 FISCO
*18:27JST ラクオリア創薬 Research Memo(8):京大CiRA、iPSアカデミアジャパンと共同研究契約を締結 ■共同研究の状況 (1)京都大学iPS細胞研究所、iPSアカデミアジャパンとの共同研究 ラクオリア創薬<4579>は2014年5月、京都大学iPS細胞研究所(以下「CiRA」)及びiPSアカデミアジャパン(株)との間で、iPS細胞の分化・誘導に関する共同研究契約を締結した。 この共同研究では、iPS細胞から免疫細胞への分化・増殖を効率的に進める低分子化合物の探索を目的としており、同社は38万件を誇る自社保有の化合物ライブラリの中から低分子化合物を選択し、京大CiRAに提供する。iPSアカデミアジャパンがiPS細胞を提供し、京大CiRAが評価を担当する。 この共同研究のゴールは、iPS細胞から免疫細胞を効率的に作成する技術の開発であり、同社が探索を受け持つ低分子化合物は、いわば触媒の役割を果たすことになる。iPS細胞から作られた免疫細胞は、がんや各種の免疫疾患の克服に向けて大きな期待が寄せられている。 同社は、もともとの強みである低分子化合物のスクリーニングおよび最適化の技術を新たな分野に応用することで、同社の研究開発能力はさらに厚みが増すであろう。また、iPS細胞関連技術における低分子化合物の役割については未知の部分が多いため、今後の研究成果に関心が集まるものと思われる。 収益への貢献は、現時点ではまったく織り込むことはできない。ただし、同社が発明者としての権利を得た場合、将来的に、本共同研究成果の技術を用いて商業化された際に利益を得ることができる可能性はある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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旧ファイザー中央研究所が前身の創薬ベンチャー。愛知県名古屋市に本社。胃酸分泌抑制剤「テゴプラザン」、ペット用医薬品等を手掛ける。低分子創薬、イオンチャネル創薬が強み。テゴプラザンは承認国が順調に拡大。 記:2024/08/19