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明豊ファシリティワークス Research Memo(1):CM事業への注目度向上で業績に上乗せ余地

2014/7/15 8:19 FISCO
*08:20JST 明豊ファシリティワークス Research Memo(1):CM事業への注目度向上で業績に上乗せ余地 下記のとおり修正します。 (誤) (正) 明豊ファシリティワークス<1717>は、建築に関して技術的な中立性を保ちつつ、発注者(施主)の代行者または補助者となって施主側に立ち、基本計画や設計の検討、工事発注方式の検討、工程管理、コスト管理などを行うコンストラクション・マネジメント(以下、CM)事業を展開する。情報の可視化によって顧客に安心感を与え、高い専門性と提案力を強みとして大企業のオフィスや教育、医療機関、公共施設などで実績を積み重ねている。 5月14日付で発表された2014年3月期の経常利益は、前期比110.6%増の385百万円と大幅増益を達成した。社内で管理する粗利益ベースの受注高は今期も過去最高を更新。企業の事業再編などによる事務所移転の需要増を受け、オフィス事業が好調に推移したほか、CM事業も新規顧客の開拓や既存顧客のリピート案件が順調に推移したのが主因だ。 2015年3月期の経常利益は、前期比3.8%増の400百万円と6期ぶりに最高益を更新する見通し。人件費などの増加を理由に増益率の鈍化を見込んでいるが、昨今の建設業界の環境変化を背景に同社のCM事業に対する注目度が高まっていることから、業績の上乗せ余地は大きいと弊社ではみている。 同社の最大の強みは、「フェアネス」と「透明性」をベースとした、プロジェクト立上げ力や建設コスト査定・交渉力、設計者・施工会社の能力評価力等で、数多くの顧客との長年に亘る信頼関係を構築していることにある。 また、施工会社との価格交渉が妥結し施工段階に入ると、顧客側のプロとして、施工側のプロと可視化された環境の中で協業することが可能となり、その結果、プロジェクトが円滑に運び、予定通りの予算と工期で竣工を迎えることができる。20年以上に亘って数多くのプロジェクトでこのような積み重ねを継続してきたことによって、今では発注者のみならず、施工会社からの信頼もかちえており、建設工事の入札不調が増加傾向にあるなかで、CM事業者として同社が携わった案件では、入札不調を1件も出していないことが、その信頼の証とも言えよう。2014年5月には公共工事品質確保促進法が改正(同年6月施行)され、公共工事の発注者側が入札予定価格などにおいて、施工者が赤字にならない様に適切な予算計上を行う義務が生じるようになった。工事実勢価格の豊富なデータを持つ同社にとっては地方公共団体向けの需要が今後一段と高まることが予想され、同社の業績面でプラスに寄与する動きとして注目される。 最近の特筆すべきニュースとしては、グローバルブランドであるレゴランドのテーマパーク建設(於名古屋市)の日本のCM業務で同社が参画していることだ。 このテーマパークは本年6月30日に名古屋市が建設着手に合意したもので、来年初旬に着工され、2017年の第2四半期にオープンを予定し、その規模は9.2ヘクタールの敷地に全体予算320億円(1期工事)で建設されるものである。同社は、本テーマパークの日本におけるCM業務に2013年1月から参画しており、このことからも同社の業務能力の高さをうかがうことができる。 ★Check Point ・新規顧客の開拓やリピート案件増加で足元の業績は好調 ・法改正など追い風に今後もCM事業が収益をけん引へ ・成長ポテンシャルを考慮すれば株価にも評価余地 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲) 《NT》
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時価総額 11,230百万円
建築・オフィス移転プロジェクトの施工管理を発注者側の立場で行う。DX実現支援や脱炭素化支援を育成中。24.3期3Q累計発注者支援が堅調。受注粗利率も最高水準まで回復し、二桁増収増益に。配当性向55%目安。 記:2024/04/16