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ムサシ Research Memo(9):豊富な現預金についてはバリュー面からも含めて使用使途に注目

2014/7/9 17:30 FISCO
*17:30JST ムサシ Research Memo(9):豊富な現預金についてはバリュー面からも含めて使用使途に注目 ■財務分析と企業業績 (1)財務分析 ムサシ<7521>の2014年3月期末の自己資本利益率(ROE)は3.1%となっている。日本企業の平均に照らしても低い水準で改善の余地が大きいといえるが、同社の過去業績を振りかえると、2000年3月期から2014年3月期までの15年間においては、3.1%というROEは同社の平均的な姿ということができる。 ROEはROAと財務レバレッジからなるが、総資産経常利益率をROAとみて計算すると3.3%となっている。ROAの3.3%をマージン(売上高経常利益率)と総資産回転率とに分解すると、それぞれ3.6%、0.92回/年となっている。同社は商社的側面とメーカー的側面の両方を有しているため、純粋なメーカーよりもマージンが低くなることは当然ともいえる。しかし、商社的側面の事業部門の利益率が非常に低いことは改善の余地が大きいといえよう。資産回転率においても、重厚長大の典型的装置産業であれば1回/年を切ることも珍しいことではないが、同社の生産設備は全社売上高の一部の分だけであり、資産圧縮余地が大きいことをうかがわせる。特に豊富な現預金については、バリュー面からも含めて使用使途の注目が集まることになろう。 マージンについて損益計算書を遡ると、20.6%の売上高売上総利益率に対して、売上高販管費率は17.3%と相対的に高い。ここもマージンが低い大きな理由の一つと考えることができ、やはり改善の余地の大きい部分という指摘が可能だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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