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ムサシ Research Memo(8):紙・紙加工品はペーパーレスが進展も横ばい圏での推移を予想

2014/7/9 17:27 FISCO
*17:27JST ムサシ Research Memo(8):紙・紙加工品はペーパーレスが進展も横ばい圏での推移を予想 ■各事業の詳細 (5)紙・紙加工品 紙・紙加工品事業はムサシ<7521>の創業以来の事業で、紙メーカーから、印刷・出版・情報用紙や板紙、特殊紙、紙加工品等を仕入れ、顧客企業(印刷企業、紙器業、出版社など)へ販売している。現在の事業環境は、市況の低迷もあって、卸売業としての同社の収益性は低い状況にある。 2014年3月期の売上高は6,328百万円(前期比1.2%減)だった。景気回復で広告宣伝向けが伸びたほか、円安による輸入紙減少で印刷用紙が伸びるなどのプラス要因があったが、段ボール用板紙や特殊包装紙の低迷が響いた。2015年3月期については6,400百万円(前期比1.1%増)と横ばい圏での推移を予想している。かつては紙で賄われていた様々なものが、スマホやタブレットの普及によってペーパーレスが進展している状況では、現実的な想定であるといえよう。 紙・紙加工品の中期成長力の考え方 紙・紙加工品事業の売上高の推移をみると、リーマン・ショック前の2008年3月から、ほぼ一貫して右肩下がりが続いている。減少ペースは緩和されてきたものの、大きな反転も期待しにくい状況だ。こうした状況を受けて、同社は付加価値の高い商品の取り扱い増加や、印刷やパッケージづくりといった川下の分野も含めた受注、などを通じて収益の増大を図る計画だ。しかし同社は、印刷工場や紙加工工場を有していないため、上記のような方策が短期的に劇的な収益改善をもたらすとは考えにくい。同社の商社機能に徹するという事業構造に大きな変化が生じない限りは、現状のトレンドが続く可能性があると弊社では考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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情報・印刷・産業システム機材が主力。1946年創業。金融汎用・選挙システム機材、紙・紙加工品等も。選挙システム機材で国内トップシェア。業務用ろ過フィルターは販売順調。デジタル非破壊検査機器の販売等に注力。 記:2024/09/02