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前場に注目すべき3つのポイント~FOMCの結果待ちのなかで短期売買が中心~

2024/12/18 8:54 FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~FOMCの結果待ちのなかで短期売買が中心~ 18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■FOMCの結果待ちのなかで短期売買が中心 ■エステール、2Q営業損失 赤字縮小 ▲3.17億円 ■前場の注目材料:トヨタ自、レクサス「UX」生産終了、次世代EVに集中 ■FOMCの結果待ちのなかで短期売買が中心 18日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。17日の米国市場はNYダウが267ドル安、ナスダックは64ポイント安だった。朝方発表された11月小売売上高が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを行うとの見方に変わりはないものの、25年の利下げペースが緩やかになるとの観測につながった。FOMCの結果待ちのなか、持ち高調整の売りが優勢となった。シカゴ日経225先物(3月)清算値は大阪比145円安の39255円。円相場は1ドル153円40銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まりそうだ。米国ではNYダウが9営業日続落となるなかで積極的な売買は手控えられやすいだろう。ただし、ナスダックは前日に最高値を更新したこともあって利食いは入りやすいところであり、景気敏感株が売られる一方で、ハイテク株の一角が買われるなど、リバランスの動きは続いている。昨日はアドバンテスト<6857>の下げが目立っていたが、本日上場するキオクシアホールディングス<285A>取得のための換金売りとの見方がされていたため、売り一巡から下げ渋る動きをみせてくるようだと、安心感につながりそうだ。 日経225先物はナイトセッションで一時39210円まで売られ、支持線として意識されていたボリンジャーバンドの+1σを下回ってきた。短期的には売り仕掛け的な動きが入りやすく、節目の39000円に接近する場面はありそうだ。ただし、FOMCの結果待ちのなかではあくまでも短期的なトレードになると考えられ、押し目待ち狙いのスタンスで対応したいところである。米小売売上高は予想を上回ったものの、トランプ次期政権による関税の影響を警戒して先回り的に購入に動いた面はあるだろう。そのため、米国の利下げ観測は根強く、FOMC通過後のアク抜けが意識される。 物色としてはキオクシアホールディングスに関心が集まりそうだが、初値形成後に弱含むようだと、他の半導体株などに資金を向かわせよう。その他、個別に材料のある銘柄やテーマ性のある材料株での短期的な値幅取り狙いのトレードが中心になりそうだ。 ■エステール、2Q営業損失 赤字縮小 ▲3.17億円 エステール<7872>が発表した2025年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比0.8%減の149億3300万円、営業損益は3億1700万円の赤字(前年同期は3億6500万円の赤字)だった。宝飾品においては、70周年記念キャンペーンなど顧客とのコミュニケーションを強めていく取り組みや、人材育成の強化を進めてきたが、宝飾セグメントに対する影響は限定的な範囲にとどまった。眼鏡において、店頭での打ち出し等の見直しや人材育成の強化を進めたことにより、海外子会社での卸事業が伸びた。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・トヨタ自<7203>レクサス「UX」生産終了、次世代EVに集中 ・ホンダ<7267>30年めどHV倍増、世界販売を年130万台に ・住友ファーマ<4506>住友化学と再生・細胞医薬で新会社、30年代後半に3500億円規模 ・東京ガス<9531>マクドナルドと協定、関東75店に再生エネ供給へ ・日本エスコン<8892>三菱ケミカルGが不動産事業売却、譲渡額203億円 ・住友商事<8053>インドネシア社買収、鉱山向け大型ポンプレンタル ・デンソー<6902>先進運転支援で連携強化、米社と半導体安定供給 ・ソフトバンクG<9984>孫氏、米に15兆円投資表明、トランプ次期米大統領と面会 ・ホンダ<7267>ホンダ“らしさ”追求、五感で楽しむ次世代HV ・東海理化<6995>容量2倍リチウム電池実用化支援、名大発新興に出 ・いすゞ自<7202>UDトラックスと、ケニア販売法人を一本化、南部モンバサに拠点新 ・石原産業<4028>ワイヤ放電機導入、大型・超高精度加工に対応 ・西部電機<6144>本社の新精密工場が稼働、生産能力1.5倍に ・オークマ<6103>熊本に加工相談所、半導体需要を開拓1 ・JFE<5411>JFEエンジニアリング、CO2陸上設備完成、液化・貯蔵・荷役を一貫 ・NTT<9432>NTTドコモ、オープンRAN攻勢、ペルー・東南アで実証 ・KDDI<9433>基地局の災害対応力を強化、蓄電池残量など監視 ・レーザーテック<6920>EUV露光原版評価装置の受注開始、微小相位欠陥を検出 ・ENEOS<5020>CO2から人工石油、液体収率8割めど ・東レ<3402>CO2分離膜を26年度に量産、滋賀にパイロット設備を導入 ・アキレス<5142>半導体ガラス基板にメッキ、ポリピロールで高密着 ・王子HD<3861>フォトレジスト開発推進、木質由来の素材活用 ・東洋紡<3101>東洋紡エムシー、「中空糸型膜」中国で採用、リチウム回収工程で使用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(19日まで) ・08:50 11月貿易収支(予想:-6879億円、10月:-4621億円) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 25件
1,601
12/18 15:30
±0(0%)
時価総額 -百万円
世界最大のフラッシュメモリ専業プレイヤーであり、製造合弁契約を結ぶWestern Digitalグループと合わせたフラッシュメモリのビット生産量は約3割のシェアを有する。積層化技術により、大容量化と信頼性の向上、低消費電力化を実現したBiCS FLASH™を開発。 記:2024/12/16
3101 東証プライム
937
12/18 15:30
±0(0%)
時価総額 83,439百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
3402 東証プライム
996.1
12/18 15:30
-5.4(-0.54%)
時価総額 1,625,118百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。事業構造改革図る。炭素繊維複合材料事業は航空宇宙用途の回復続く。 記:2024/11/27
3861 東証プライム
588.9
12/18 15:30
-14(-2.32%)
時価総額 597,370百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。機能材では通販向けヒートシール紙、非フッ素耐油紙などの拡販に取り組む。 記:2024/11/26
4028 東証プライム
1,463
12/18 15:30
-9(-0.61%)
時価総額 59,082百万円
1920年創業の化学メーカー。酸化チタン等の無機化学事業、農薬等の有機化学事業が柱。酸化チタンで国内トップシェア。配当性向40%目標。酸化チタンは自動車向け需要が回復。27.3期売上高1607億円目標。 記:2024/07/01
4506 東証プライム
579
12/18 15:30
-27(-4.46%)
時価総額 230,384百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。北米では進行性前立腺がん治療剤などの売上が拡大。 記:2024/11/11
5020 東証プライム
789
12/18 15:30
+0.8(0.1%)
時価総額 2,392,919百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5142 東証プライム
1,441
12/18 15:30
-12(-0.83%)
時価総額 20,985百万円
車輌内装用資材等のプラスチック事業、ウレタン・断熱資材等の産業資材事業が柱。シューズ事業も展開。1947年設立。運動靴は「瞬足」で知名度。省エネルギー関連製品、防災関連製品などを重点分野に位置付け。 記:2024/10/14
5411 東証プライム
1,665
12/18 15:30
-3(-0.18%)
時価総額 1,064,664百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
6103 東証プライム
3,215
12/18 15:30
-15(-0.46%)
時価総額 217,045百万円
1898年創業の大手工作機械メーカー。愛知県丹羽郡に本社。マシニングセンタが主力。NC旋盤、複合加工機、NC研削盤等も。海外売上比率は6割超。スマートマシン、スマートファクトリーソリューションを強化。 記:2024/08/06
6144 東証スタンダード
2,002
12/18 15:30
-32(-1.57%)
時価総額 30,350百万円
立体自動倉庫やロボティクス・マテハン等の搬送機械事業、超精密・高精度ワイヤ放電加工機等の精密機械事業が柱。バルブアクチュエータ等も。1927年創業。福岡県古賀市に本社。搬送機械事業はメンテナンス等に注力。 記:2024/09/01
6857 東証プライム
8,760
12/18 15:30
+96(1.11%)
時価総額 6,711,395百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6902 東証プライム
2,083.5
12/18 15:30
+5(0.24%)
時価総額 6,566,734百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6920 東証プライム
15,700
12/18 15:30
+215(1.39%)
時価総額 1,480,290百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置、レーザー顕微鏡なども。1960年創業。24年9月に新製品「SiCウェハ欠陥検査/レビュー装置SICA108」を発表。 記:2024/11/11
6995 東証プライム
2,173
12/18 15:30
+21(0.98%)
時価総額 204,770百万円
自動車部品メーカー。自動車向け各種スイッチやスマートキー、シフトレバー等の製造・販売を行う。レバーコンビネーションスイッチ等で世界シェアトップクラス。DOE3%目安。半導体ビジネスの拡大等に取り組む。 記:2024/11/26
7202 東証プライム
2,125
12/18 15:30
-8.5(-0.4%)
時価総額 1,595,605百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7203 東証プライム
2,726.5
12/18 15:30
+54(2.02%)
時価総額 43,065,032百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,244.5
12/18 15:30
-39(-3.04%)
時価総額 6,570,960百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7872 東証スタンダード
601
12/18 15:30
+1(0.17%)
時価総額 6,887百万円
宝飾品販売のAs-meエステール、眼鏡販売のキンバレーなどを傘下に収める持株会社。食品販売・飲食店なども手掛ける。宝飾品店は340店舗超。眼鏡店は60店舗超。宝飾品や眼鏡部門は人材育成の強化を推進。 記:2024/06/29
8053 東証プライム
3,286
12/18 15:30
-5(-0.15%)
時価総額 3,979,671百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。総還元性向40%以上目安。27.3期当期利益6500億円目標。事業ポートフォリオの変革進める。 記:2024/11/10
8892 東証プライム
932
12/18 15:30
-3(-0.32%)
時価総額 91,877百万円
中部電力傘下の不動産デベロッパー。不動産販売事業が中核。不動産賃貸事業、不動産開発事業も。分譲マンションは「レ・ジェイド」ブランドで展開。中期経営計画では27.3期売上高1570億円目標。全国展開を進める。 記:2024/11/17
9432 東証プライム
154.9
12/18 15:30
-0.9(-0.58%)
時価総額 14,026,243百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9433 東証プライム
4,949
12/18 15:30
-51(-1.02%)
時価総額 10,847,446百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。5G基地局数は業界最多。au PAYカード会員数は980万人超。スマートフォン稼働数は増加傾向。 記:2024/11/09
9531 東証プライム
4,354
12/18 15:30
-43(-0.98%)
時価総額 1,743,568百万円
国内最大手の都市ガス会社。1885年創立。電力小売、海外資源開発・投資、不動産開発・賃貸等も行う。豊富なLNG取扱量などが強み。都市ガスの顧客件数は880万件超。事業ポートフォリオマネジメントを強化。 記:2024/11/11
9984 東証プライム
9,434
12/18 15:30
-403(-4.1%)
時価総額 13,867,933百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27