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前場に注目すべき3つのポイント~押し目待ち狙いの買いを強める動きに~

2024/8/14 8:52 FISCO
*08:52JST 前場に注目すべき3つのポイント~押し目待ち狙いの買いを強める動きに~ 14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■押し目待ち狙いの買いを強める動きに ■シチズン、1Q営業利益 15.4%減 46.84億円 ■前場の注目材料:キヤノン、後工程向け「i線露光装置」来年度倍増、高密度実装に貢献 ■押し目待ち狙いの買いを強める動きに 14日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はありそうだが、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。13日の米国市場は、NYダウが408ドル高、ナスダックは407ポイント高だった。7月の米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったため、米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げ期待が強まった。14日に発表される米消費者物価指数(CPI)においても、さらなるインフレ改善を示すとの期待が高まるなか、終日堅調な相場展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の36415円。円相場は1ドル146円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。米PPIの結果を受けて米長期金利は低下し、大型テック株や半導体株の強い値動きが目立った。特にエヌビディアが6%を超える上昇を見せており、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引することになりそうだ。また、日経平均株価は昨日の大幅上昇で5日の急落前の水準を回復した。いったんは達成感が意識されやすいところではあるが、今回の急落でヘッジファンドなどはロングポジションを解消したとみられており、戻り待ち狙いの売りは入りにくいだろう。 一方で、急落後の急ピッチのリバウンドによって買い遅れている投資家などは、押し目待ち狙いの買いを強めてくることになりそうだ。また、強いリバウンドのなか、レバレッジ型ETFの調整買いの動きなども意識されやすく、ショートカバーが入りやすい需給状況になりそうである。また、昨日は決算を手掛かりとした物色もみられており、市場は落ち着きを取り戻した。米CPIの結果待ちで積極的な売買は手控えられる可能性はありそうだが、それ以上に売り方の買い戻しの動きが強まることになりそうだ。 また、日経225先物はナイトセッションで一時35850円まで下げる場面もみられたが、同水準で推移している52週線が支持線として機能していた。下値の堅さが意識されるなか、まずは36800円辺りで推移する200日線を捉えてくるかが注目されそうだ。物色としては指数インパクトの大きい値がさハイテク株のほか、決算ではアルバック<6728>、MIXI<2121>、日電子<6951>、はごろも<2831>、安楽亭<7562>、東京機<6335>、建設技研<9621>、三洋堂HD<3058>、コメ兵HD<2780>、日シス技術<4323>などが注目される。 ■シチズン、1Q営業利益 15.4%減 46.84億円 シチズン<7762>が発表した2025年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比4.4%増の758.88億円、営業利益は同15.4%減の46.84億円だった。時計事業においては、『ATTESA』や『xC』などの中核ブランドに加えて『The CITIZEN』などのプレミアムブランドが好調に推移したほか、インバウンド需要が伸長した。海外市場のうち北米、欧州は増収となったが、中国は市況悪化に伴い販売が大きく減少した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(36232.51、+1207.51) ・NYダウは上昇(39765.64、+408.63) ・ナスダック総合指数は上昇(17187.61、+407.00) ・シカゴ日経先物は上昇(36415、大阪比+195) ・SOX指数は上昇(4942.31、+198.48) ・VIX指数は低下(18.12、-2.59) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化期待 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・キヤノン<7751>後工程向け「i線露光装置」来年度倍増、高密度実装に貢献 ・東京電力HD<9501>パラオの脱炭素に協力 ・小林製薬<4967>報告漏れの「紅麹」死亡事例新たに11件 ・日野自<7205>「自治体ライドシェア」運行管理受託着々と、東京から遠隔支援 ・ヤマトHD<9064>電池交換式EVトラック公道実証、三菱ふそう・米新興と ・川崎重<7012>介護業務を支援、科学的データ共有、機器提案・開発促す ・富士通<6702>磯部武司副社長最高財務責任者「ユーバンス好調」 ・AGC<5201>乳化剤不使用、フッ素ポリマー製造で副生物の生成を低減 ・コマツ<6301>電動ミニショベルの充電に水素混焼発電機を導入、大林組と実証 ・クラレ<3405>MMAモノマーなど来月値上げ ・大王製紙<3880>品川舟平取締役常務執行役員「協業で競争力」 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・11:00 NZ準備銀行が政策金利発表(5.50%に据え置き予想) 《ST》
関連銘柄 22件
2121 東証プライム
2,801
11/21 15:30
-47(-1.65%)
時価総額 219,125百万円
スマートデバイス向けゲーム「モンスターストライク」などのデジタルエンターテインメント事業が主力。スポーツ事業、家族向け写真・動画共有アプリ等も。モンスターストライクは利用拡大、収益基盤の強化に取り組む。 記:2024/10/06
2780 東証スタンダード
3,630
11/21 15:30
+30(0.83%)
時価総額 40,863百万円
国内最大級のリユースデパートを展開するコメ兵が中核の持株会社。宝石・貴金属、時計、バッグなどの仕入・販売を行う。タイヤ・ホイール事業等も展開。積極投資などにより、28.3期売上高2500億円目指す。 記:2024/08/27
2831 東証スタンダード
3,080
11/21 15:30
-50(-1.6%)
時価総額 31,801百万円
ツナ缶詰「シーチキン」で知られる食品メーカー。1931年創業。静岡県静岡市に本社。缶詰「シャキッとコーン」、パスタソース、ペットフードなども。健康志向や簡便性、利便性を追求した製品の販売などに注力。 記:2024/09/02
3058 東証スタンダード
694
11/21 10:10
-3(-0.43%)
時価総額 5,136百万円
東海地方を地盤とする三洋堂書店が中核の持株会社。書籍・雑誌、文具・雑貨等の販売、トレーディングカードの買取り販売等を行う。新本や古本の併売店を軸に店舗展開。店舗のスマートサービスの認知度向上等に注力。 記:2024/08/27
3405 東証プライム
1,965
11/21 15:30
-0.5(-0.03%)
時価総額 697,308百万円
化学メーカー大手。1926年創業。ポバール樹脂などビニルアセテート部門が柱。光学用ポバールフィルム、ガスバリア材「エバール」などで世界トップシェア。米国における活性炭製造設備等の早期安定稼働を図る。 記:2024/07/29
3880 東証プライム
807
11/21 15:30
+6(0.75%)
時価総額 136,393百万円
製紙メーカー大手。1943年設立。新聞用紙などの紙・板紙部門、衛生用紙や紙おむつなどのホーム&パーソナルケア部門が柱。「エリエール」ブランドで知名度。海外事業における商品戦略及び販売戦略の再構築図る。 記:2024/10/13
4323 東証プライム
1,819
11/21 15:30
-31(-1.68%)
時価総額 45,179百万円
独立系IT企業。DX&SI事業が主力。戦略的大学経営システム「GAKUEN」シリーズ等のパッケージ事業、医療ビッグデータ事業等も。NTTコムウェア、ホンダなどが主要取引先。高付加価値ビジネス推進。 記:2024/10/11
4967 東証プライム
5,683
11/21 15:30
-31(-0.54%)
時価総額 443,558百万円
1919年設立の医薬品・日用品メーカー。医薬品、口腔衛生品、芳香・消臭剤等を手掛ける。ブランド数は150超。アイボン、消臭元などが主力取扱ブランド。広告、販促などへの積極投資で国際事業の売上拡大図る。 記:2024/10/08
5201 東証プライム
4,622
11/21 15:30
-19(-0.41%)
時価総額 1,004,985百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6301 東証プライム
4,049
11/21 15:30
-26(-0.64%)
時価総額 3,942,961百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6335 東証スタンダード
355
11/21 15:30
+9(2.6%)
時価総額 3,099百万円
国内最大手の新聞印刷機メーカー。1874年創業。国内主要新聞社などが主要取引先。商業印刷用輪転機、自動化・省力化機器等も手掛ける。新規事業の拡大等に注力。自律走行清掃ロボットを西尾レントオールと共同開発。 記:2024/06/29
6702 東証プライム
2,741
11/21 15:30
-52(-1.86%)
時価総額 5,676,907百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
6728 東証プライム
6,260
11/21 15:30
-4(-0.06%)
時価総額 308,969百万円
真空機器メーカー。スパッタリング装置、CVD装置、エッチング装置等が主要製品。FPD用スパッタリング製造装置で世界トップシェア。表面分析装置等も。配当性向35%以上目途。26.6期売上高3000億円目標。 記:2024/10/10
6951 東証プライム
5,618
11/21 15:30
-77(-1.35%)
時価総額 289,512百万円
電子光学機器、分析機器、計測検査機器を手掛ける理科学機器メーカー。1949年設立。電子顕微鏡で世界トップシェア。産業機器、医用機器なども展開。理科学・計測機器事業は電子顕微鏡を中心に引き合い順調。 記:2024/10/14
7012 東証プライム
6,229
11/21 15:30
-182(-2.84%)
時価総額 1,045,986百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7205 東証プライム
407.4
11/21 15:30
-5.6(-1.36%)
時価総額 234,084百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7562 東証スタンダード
6,940
11/21 15:30
+10(0.14%)
時価総額 16,038百万円
焼肉レストラン「安楽亭」、炭火焼肉「七輪房」、ステーキの「フォルクス」、「ステーキのどん」などのブランドを展開。店舗数は300店舗超。既存業態サービスのブラッシュアップ、収益構造改革を引き続き実施。 記:2024/07/28
7751 東証プライム
4,993
11/21 15:30
-1(-0.02%)
時価総額 6,659,479百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
7762 東証プライム
895
11/21 15:30
-7(-0.78%)
時価総額 220,170百万円
国内大手の時計メーカー。工作機械や電子部品も。配当性向5割目安。国内はインバウンド需要の回復等でCITIZENブランドは売上堅調。海外も高価格帯を中心に拡販、出店強化。工作機械事業は低調。 記:2024/06/18
9064 東証プライム
1,720
11/21 15:30
+59(3.55%)
時価総額 620,053百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
561
11/21 15:30
-11.1(-1.94%)
時価総額 901,537百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9621 東証プライム
4,855
11/21 15:30
+140(2.97%)
時価総額 68,742百万円
国内初の建設コンサルタント会社。1945年創業。河川分野のコンサルタントに強み。国土交通省などが主要取引先。沖縄県の伊良部大橋などで実績。業績は1Qに偏重する傾向。事業構造変革、生産システム改革等を図る。 記:2024/08/10