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後場に注目すべき3つのポイント~欧州政治不安と先物売りで一時38000円を割り込む

2024/6/17 12:37 FISCO
*12:37JST 後場に注目すべき3つのポイント~欧州政治不安と先物売りで一時38000円を割り込む 17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反落、欧州政治不安と先物売りで一時38000円を割り込む ・ドル・円は伸び悩み、米金利に追随 ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は大幅反落、欧州政治不安と先物売りで一時38000円を割り込む 日経平均は大幅反落。前営業日比708.15円安(-1.82%)の38106.41円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。 14日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は57.94ドル安(-0.15%)の38589.16ドル、ナスダックは21.32ポイント高(+0.12%)の17688.88、S&P500は2.14ポイント安(-0.04%)の5431.60で取引を終了した。利下げ期待を受けた買いが後退し、寄り付き後、下落。6月ミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に落ち込んだため消費減速への懸念が重しとなり、相場は一段安となった。金利の低下やアドビの好決算を受けた買いで、ナスダックは終盤にかけてプラス圏を回復し5日連続で過去最高値を更新。ダウも下げ幅を縮小も下げを消せずまちまちで終了した。 欧州政治不安などを受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は38440.98円で寄り付いた後は、下げ幅を拡大し一時38000円台を割り込む場面も見られた。一部では、日本銀行の金融政策決定会合の内容を見て海外投資家が、先物売りを入れたとの観測。売り一巡後は38000円台を回復したが、売り圧力の強い前場となった。 日経平均採用銘柄では、アドバンテスト<6857>の下げが目立ったほか、東京建物<8804>、住友不動産<8830>など不動産株が弱い。このほか、リコー<7752>、オリンパス<7733>、日本製鋼所<5631>、スズキ<7269>、レゾナック・ホールディングス<4004>と幅広い銘柄が売られた。 一方、米アップルの上昇などを材料に太陽誘電<6976>が独歩高となり年初来高値を更新。このほか、ヤマトホールディングス<9064>、ニチレイ<2871>、エーザイ<4523>、鹿島建設<1812>が買われた。なお、日経平均採用銘柄で上昇したのはわずか18銘柄に留まった。 全業種が下落したなか、鉱業、不動産業、パルプ・紙、精密機器、保険業の下げが目立った。 14日、日銀金融政策決定会合にて、国債買い入れを減らす方針を決めたが、一部投資家は、「日銀が量的引き締め(QT)に踏み切る」と捉え、先物売りを仕掛けたようだ。植田和男日銀総裁は、記者会見にて、「今回の国債買い入れの減額がQTであるかどうか」と問われた際、「金融政策的な色彩は無しか、極めて最小化させたうえで運営していきたい」と発言。QTではないことを示唆したものの、「日銀は金融緩和から金融引き締めに転換した」と誤解した可能性がある。コミュニケーションミスというよりは、捉え方の問題な気はするが、欧州政治不安が強まっていたタイミングだったことも重なり下げ幅が拡大したと考える。後場は、いったん下げ止まりそうな気はするが、欧州投資家が参加すると見られる14時頃辺りの指数一段安には警戒したい。 ■ドル・円は伸び悩み、米金利に追随 17日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、157円29銭から157円66銭まで上昇後に失速した。米10年債利回りの上昇は一服し、ドル買いはいったん収束したもよう。一方、日経平均株価は大幅安となり、リスク回避の円買いが下押し圧力となった。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は157円29銭から157円66銭、ユーロ・円は168円33銭から168円74銭、ユーロ・ドルは1.0699ドルから1.0709ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ジンジブ<142A>、DAIWA CYCLE<5888>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・4月機械受注(船舶・電力除く民需):前月比-2.9%(予想:-3.0%、3月:+2.9%) ・中・5月鉱工業生産:前年比+5.6%(予想:+6.2%、4月:+6.7%) ・中・5月小売売上高:前年比+3.7%(予想:+3.0%、4月:+2.3%) 【要人発言】 ・グールズビー米シカゴ連銀総裁 「利下げが可能かどうかはインフレ動向で決定」 「不法移民、修正などで雇用統計への依存を減らしている」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 17件
142A 東証グロース
1,120
9/27 15:00
-1,138(-50.4%)
時価総額 3,246百万円
高校新卒専門求人サイト「ジョブドラフトNavi」、職業体験・就職イベントの運営を行う。求人ナビの原稿作成、高校訪問代行等も。学校網拡大に向けた取り組みは進展。中計では27.3期売上高67.7億円目標。 記:2024/06/25
1812 東証プライム
2,752
9/27 15:00
-31(-1.11%)
時価総額 1,454,861百万円
ゼネコン大手。超高層ビルに強み。海外不動産開発にも力注ぐ。24.3期3Q累計は土木・建築ともに堅調。不動産販売案件の売却も順調に進む。昨年末単体受注残は23年末比7%増の2兆803億円。配当性向3割目安。 記:2024/04/15
2871 東証プライム
4,369
9/27 15:00
-126(-2.8%)
時価総額 585,634百万円
冷凍食品最大手。低家庭用冷凍食品シェアは約20%。温物流事業にも強く、冷蔵倉庫設備能力や庫腹量でトップシェア。家庭用調理品は売上増。炒飯を中心に米飯類の販売数量は回復。低温物流は効率化を進める。 記:2024/06/04
3,827
9/27 15:00
+183(5.02%)
時価総額 707,616百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4523 東証プライム
5,525
9/27 15:00
-31(-0.56%)
時価総額 1,638,533百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
5631 東証プライム
5,190
9/27 15:00
+104(2.04%)
時価総額 386,074百万円
フィルム・シート製造装置などの産業機械が主力。原発製品やクラッド鋼管も。配当性向は30%以上目安。販売価格の改善等で素形材・エンジニアリング事業は黒字転換。特別損失は減少。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/14
5888 東証グロース
2,953
9/27 15:00
-32(-1.07%)
時価総額 7,678百万円
関西中心に自転車専門店チェーン「DAIWACYCLE」を運営。パーツ・アクセサリー販売に加え、自転車の整備等も。124店舗。高単価商品は販売好調。24.1期通期は2桁増収増益。25.1期は増収増益計画。 記:2024/04/16
6857 東証プライム
7,209
9/27 15:00
+309(4.48%)
時価総額 5,523,312百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6976 東証プライム
3,178
9/27 15:00
+72(2.32%)
時価総額 413,833百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7269 東証プライム
1,699.5
9/27 15:00
+58.5(3.56%)
時価総額 3,338,814百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7733 東証プライム
2,827
9/27 15:00
+144.5(5.39%)
時価総額 3,635,217百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7752 東証プライム
1,617
9/27 15:00
+4(0.25%)
時価総額 1,030,786百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
8035 東証プライム
27,475
9/27 15:00
+1,715(6.66%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8804 東証プライム
2,519.5
9/27 15:00
+100.5(4.15%)
時価総額 526,999百万円
1896年創業の総合不動産デベロッパー。旧安田財閥系。東京・八重洲、日本橋周辺が最重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。配当性向30%以上目安。保有オフィスビルは40棟超。稼働率は高水準。 記:2024/07/07
8830 東証プライム
5,225
9/27 15:00
+226(4.52%)
時価総額 2,487,549百万円
大手総合不動産会社。住友本社の不動産部門を継承する会社として1949年に設立。東京都心部を中心にオフィスビル230棟超を管理・運営。不動産販売やリフォーム等も。六本木五丁目、飯田橋など進行中の案件は豊富。 記:2024/07/07
9064 東証プライム
1,661.5
9/27 15:00
-13.5(-0.81%)
時価総額 631,079百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(2.53%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10