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後場に注目すべき3つのポイント~決算一巡で積極的な売買は手控えに

2024/5/17 12:20 FISCO
*12:20JST 後場に注目すべき3つのポイント~決算一巡で積極的な売買は手控えに 17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり反落、決算一巡で積極的な売買は手控えに ・ドル・円はしっかり、156円を目指す展開 ・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は4日ぶり反落、決算一巡で積極的な売買は手控えに 日経平均は4日ぶり反落。前日比138.18円安(-0.36%)の38782.08円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。 16日の米国株式市場は反落。ダウ平均は38.62ドル安(-0.10%)の39869.38ドル、ナスダックは44.07ポイント安(-0.26%)の16698.32、S&P500は11.05ポイント安(-0.21%)の5297.10で取引を終了した。早期の利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。ダウは初の4万ドル台を達成も、その後、高値達成感に利益確定売りにおされ伸び悩んだ。4月消費者物価指数(CPI)の結果にもかかわらず米連邦準備制度理事会(FRB)高官が依然、当面、高金利維持を支持する慎重姿勢を再表明したため長期金利の上昇を受けてハイテクは売りに転じた。終盤にかけ、ダウもプラス圏を維持できず相場は下落で終了。 米国株下落を受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は300円超の下げでスタートした後はじりじりと下げ幅を縮小する展開となった。決算発表が一巡し、目立った売買材料に欠けるなか、前日の上昇に対する反動などが一巡した後は、積極的な売買は手控えられた様子。一方、TOPIXは前日比プラス圏で前引けを迎えており、昨日とは対照的な相場となった。 日経平均採用銘柄では、住友ファーマ<4506>が引き続き売り優勢となり年初来安値に接近したほか、東京エレクトロン<8035>が昨日の上昇に対する反動で下落。このほか、レゾナック<4004>、コニカミノルタ<4902>、リコー<7752>、ニコン<7731>、電通グループ<4324>が売られた。 一方、決算説明会にて防衛事業が拡大する見通しが示されたことで日本製鋼所<5631>が大幅高となったほか、足元の金利上昇なども加わり三井住友<8316>が7日続伸。このほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ニデック<6594>、村田製<6981>、トヨタ自<7203>、高島屋<8233>が買われた。 業種別では、精密機器、その他製品、化学、非鉄金属、建設業などが下落した一方、銀行業、電気・ガス業、輸送用機器、鉄鋼、石油・石炭製品などが上昇した。 為替が1ドル155円80銭台と寄付き比では40銭ほど円安ドル高が進行している。10時頃、日本銀行が実施する国債買い入れオペ(公開市場操作)を通知。市場では国債購入を一段と減らすとの思惑があったものの、購入予定額を前回と同じにしたことで、日銀の通知後は円売りドル買いの流れが強まった。足元の円安進行はトヨタ自など自動車関連銘柄しっかりの要因となっておりTOPIX優位の状況だ。東京エレクトロン次第ではあるが、もう一段円安が強まれば、後場の日経平均はじりじりと下げ幅を縮小する可能性もあろう。 ■ドル・円はしっかり、156円を目指す展開 17日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、155円34銭から155円92銭まで値を切り上げた。米10年債利回りの底堅い推移でドル買いに振れやすく、156円を目指す展開。一方、日経平均株価は下げ幅を縮小し、円買いは後退している。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円34銭から155円92銭、ユーロ・円は168円78銭から169円28銭、ユーロ・ドルは1.0854ドルから1.0868ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・Geolocation Technology<4018>、かっこ<4166>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・中・4月鉱工業生産:前年比+6.7%(予想:+5.5%、3月:+4.5%) ・中・4月小売売上高:前年比+2.3%(予想:+3.7%、3月:+3.1%) 【要人発言】 ・植田日銀総裁 「保有ETFの処分、すぐに行うとは考えていない」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
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+7(1.15%)
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4902 東証プライム
685
11/25 15:30
-0.8(-0.12%)
時価総額 344,325百万円
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樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
6594 東証プライム
2,866.5
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+8.5(0.3%)
時価総額 3,418,499百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
2,022.5
11/25 15:30
+10.5(0.52%)
時価総額 3,783,319百万円
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6981 東証プライム
2,563.5
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8035 東証プライム
23,135
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8233 東証プライム
1,199.5
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大手百貨店。日本橋、新宿、大阪、京都などに大型店を有す。海外はシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。商業開発業や建装業、金融業等も。27.2期営業利益600億円目標。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/10/24
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+45(1.23%)
時価総額 14,552,165百万円
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9983 東証プライム
50,730
11/25 15:30
+1,710(3.49%)
時価総額 16,143,351百万円
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