マーケット
5/16 13:13
38,714.30
+328.57
39,908.00
+349.89
暗号資産
FISCO BTC Index
5/16 13:33:52
10,150,118
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:日経平均の上値が重くなれば、主力銘柄中心に出遅れ物色再開か

2024/3/2 15:08 FISCO
*15:08JST 新興市場見通し:日経平均の上値が重くなれば、主力銘柄中心に出遅れ物色再開か   ■出遅れ物色向かうも週末に動きは一服 今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+2.08%だったのに対し、東証グロース市場指数は+2.89%、東証グロース市場250指数も+2.90%と上回った。日経平均が史上最高値を更新したことでやや上値が重くなった一方、東証グロース市場には出遅れ物色が向かい、東証グロース市場Core指数構成銘柄を中心に買い優勢の展開となった。特にサービス価格の値上げを発表したフリー<4478>が急騰。東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに昨年8月以来の水準まで上昇した。週末こそ、日経平均が大幅高で史上初の40000円台に迫る強い動きを見せたことで、東証グロース市場の出遅れ物色は一服したが、週を通して強い動きは見られた。 個別銘柄は、経営陣の交代を発表したAppBank<6177>が連日ストップ高後急落。ジィ・シィ企画<4073>は2月27日にトランザクション・メディア・ネットワークス<5258>と資本業務提携契約を締結すると開示し買われた。ジェイドグループ<3558>は、ファッションECを展開するマガシーク社を子会社化すると発表し大幅高。一方、売れるネット広告社<9235>、QPS研究所<5595>は足元の急騰に対する過熱感などが先行し売られた。なお、2月28日にグロース市場に上場したCocolive<137A>は公開価格の約2.2倍となる強い初値に。ただ、初値形成後は乱高下し下落。同日、グロース市場と名証ネクスト市場に上場した光フードサービス<138A>は初値を上場日翌日へ持ち越した。上場2日目は売り気配スタートとなったものの、公開価格の約2.2倍となる初値をつけ、その日は一時ストップ高水準まで上昇したが、週末には急落した。 ■日経平均が調整を迎えればグロース銘柄には好機か、3月IPOは15社 来週の新興市場は上昇を想定する。今週末は日経平均が40000円に迫る大幅高となった。大型株物色が強まる地合いとなり、東証グロース市場はやや蚊帳の外に置かれた。今週末の海外市場動向を受けて、日経平均は週明け一段高し40000円台に乗せそうな雰囲気だが、200日移動平均線乖離率が+20%を超えるなど短期的な過熱感は意識されよう。日経平均の上値が重くなると、今週前半に見られたような東証グロース市場Core指数構成銘柄を中心とした買いが入ると考える。つまり日経平均が調整を迎えれば、出遅れている東証グロース市場に投資資金が還流するというロジックだ。 東証グロース市場Core指数構成銘柄での注目銘柄は今週大幅高したフリーだ。昨年6月や11月の戻り高値水準を今週末に上回ったことから、昨年来高値4250円超えが意識されるところ。この水準を上回れば、ようやく安値圏からの反発が本格化しよう。また、ispace<9348>も高いテーマ性などから短期資金が流出入し派手な動きをするが、1000円水準では底堅い。こうした銘柄や、右肩上がりのGENDA<9166>、ジーエヌアイグループ<2160>などもそろって上昇すると、東証グロース市場は売買代金を伴った強い動きを見せると推測する。 なお、3月は15社の新規株式公開(IPO)が予定されている。直近IPO銘柄や短期的に急騰していた銘柄は換金売りが入りやすくなるが、下旬の21日から一気に15社上場することから、3月第2週までは既上場銘柄について需給面を気にする必要はないだろう。 《FA》
関連銘柄 12件
137A 東証グロース
1,562
5/16 13:09
-123(-7.3%)
時価総額 4,559百万円
不動産業界向けマーケティングオートメーションツール「KASIKA」の開発、顧客への提供その他関連する業務 記:2024/01/24
138A 東証グロース
4,580
5/16 12:55
-20(-0.43%)
時価総額 4,543百万円
立呑み居酒屋を中心とした飲食店の展開 記:2024/01/25
2160 東証グロース
2,410
5/16 13:09
-12(-0.5%)
時価総額 114,446百万円
創薬ベンチャー。中国を拠点に、新薬探索や臨床開発から製造、販売まで一貫して行う。ライセンス供与等も。医薬品事業は伸長。主力医薬品「アイスーリュイ」の売上収益が過去最高。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/03/05
3558 東証グロース
1,501
5/16 13:09
-3(-0.2%)
時価総額 17,242百万円
靴・衣料品通販サイト「ロコンド」を運営。靴の品揃えに強み。ECサイト支援サービス、リーボック事業等も手掛ける。ECモール事業は伸び悩むが、プラットフォーム事業は売上伸長。24.2期3Qは大幅営業増益。 記:2024/02/03
4073 東証グロース
651
5/16 13:02
-99(-13.2%)
時価総額 1,623百万円
カード会社加盟店向けに自社開発のキャッシュレス決済システムを提供。導入から運用までの一貫展開に強み。ペイメントインテグレーション事業は売上伸長。リプレース大型案件を受注。24.6期2Q累計は黒字転換。 記:2024/03/31
4478 東証グロース
2,859
5/16 13:09
-221(-7.18%)
時価総額 162,611百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
516
5/16 13:08
+11(2.18%)
時価総額 19,026百万円
決済サービス会社。国内最大級の電子決算ゲートウェイを通じ、流通向けに決済の端末とシステムを提供。稼働端末台数は93万台。QR・バーコード精算料は伸長。センター利用料も増加。24.3期3Qは業績堅調。 記:2024/02/25
5595 東証グロース
3,020
5/16 13:09
-75(-2.42%)
時価総額 105,700百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。24.5期2Q売上高は上期計画を超過。画像販売が堅調。 記:2024/01/28
6177 東証グロース
111
5/16 13:03
+1(0.91%)
時価総額 1,194百万円
iPhoneメディア「AppBank.net」を運営。人気ゲームの攻略やSNSをアプリで提供し、ゲーム紹介サイトから得る広告料収入が収益源。ストア事業も展開。大型コラボ効果で、23.12期は増収確保。 記:2024/03/30
9166 東証グロース
3,025
5/16 13:09
±0(0%)
時価総額 102,771百万円
国内外のアミューズメント施設運営会社を買収して急成長。M&Aを活用してエンタメ・コンテンツ領域の拡大にも取り組む。24.10期は前期買収会社が上乗せ。プライズゲームの人気も続く見通し。連続最高業績を計画。 記:2024/04/10
9235 東証グロース
2,499
5/16 13:09
-238(-8.7%)
時価総額 8,622百万円
ネット通販向けに広告費用対効果改善サービスをクラウドで提供。蓄積したノウハウに強み。成果報酬型の広告配信プラットフォームも。今年2月にアマゾンECに関する支援ビジネスの展開を開始。24.7期上期は足踏み。 記:2024/04/09
9348 東証グロース
736
5/16 13:09
-29(-3.79%)
時価総額 68,534百万円
宇宙ベンチャー。自社開発の月面探査車や月着陸船による月面データサービスの提供を目指す。23年5月に民間で初めて挑んだ月面着陸は失敗。失敗を糧に24年冬に再挑戦へ。24.3期3Q累計は販管費減で赤字幅縮小。 記:2024/04/09