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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株主導の相場展開~

2024/1/17 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株主導の相場展開~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■ハイテク株主導の相場展開 ■ホギメディ、24/3下方修正 営業利益 40.40億円←47.20億円 ■前場の注目材料:新明和工業、スペイン社と提携、組み電線装置を補完 ■ハイテク株主導の相場展開 17日の日本株市場は、ハイテク主導での押し目買い意欲の強い相場展開が期待されそうだ。16日の米国市場は、NYダウが231ドル安、ナスダックは28ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は、年内の利下げが可能だが迅速な利下げは必要ないと慎重な対応を支持したため、大幅利下げ観測が後退。金利上昇に連れて下げ幅を拡大した。フーシ派に対する報復攻撃の報道で、地政学的リスクの上昇を受けた売りも強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円高の35855円、円相場は1ドル147円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。前日の調整で過熱感が和らいだこともあり、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。また、米国市場は長期金利の上昇が重荷となったが、半導体株の一角が買われており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への手掛かり材料になりうそうだ。東エレク<8035>などが日経平均をけん引する格好となれば、センチメントを明るくさせそうである。 一方で、米国では決算を発表したモルガン・スタンレーが4%を超える下落となるなど、主要企業の好決算期待が後退している面もある。国内においても今後本格化する決算に対する慎重姿勢も強まってくる可能性があるため、物色対象は広がりづらい面はありそうだ。そのため、ハイテク株中心に短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。 日経平均は昨日の調整でボリンジャーバンドの+2水準まで下げており、タイミングとしてはリバウンド狙いの買いが入りやすいところである。依然として過熱感はくすぶるものの、米国市場が軟調ななか、高パフォーマンスを続けている日本株へは、海外ファンドによる資金流入が継続しやすいと考えられる。また、中国景気の悪化が警戒されるなか、中国マネーの流入観測や、国内においても新NISAによる需給など下支えとして意識されるなか、先高期待は根強い。 ■ホギメディ、24/3下方修正 営業利益 40.40億円←47.20億円 ホギメディ<3593>は2024年3月期業績予想の修正を発表。売上高は408.90億円から392.00億円、営業利益を47.20億円から40.40億円に下方修正した。医療業界においても、物価・光熱費の高騰が続くなか、政府によるコロナ対策への補助金が縮小・廃止されたことに加え、医師の働き方改革対応に向けた支出が増加するなど医療経営にとって厳しい状況が継続している。 ■前場の注目材料 ・1ドル=147.20-30円 ・シカゴ日経先物は上昇(35855、大阪比+205) ・SOX指数は上昇(4105.94、+53.52) ・米国のインフレ沈静化観測 ・新明和工業<7224>スペイン社と提携、組み電線装置を補完 ・トヨタ自<7203>来年度の世界生産1040万台計画、コロナ・半導体不足解消 ・椿本チエイン<6371>KDDIと物流倉庫DX支援、共同出資会社を設立 ・NTT<9432>ドコモ、生成AI研究加速、脳画像予測・仮想空間キャラなど ・三井物産<8031>JAXAなどと、エアモビリティー運航管理基盤を実証 ・三井物産<8031>ブラジル・パルプ製造大手とバイオ原燃料製販 ・デンソー<6902>農水省東海農政局と連携、先進技術で食農価値創造 ・トヨタ自<7203>愛知・豊田市、「自動走行型EV」客乗せて実証 ・川崎重工業<7012>無人ヘリ実証、200kg貨物搭載 ・アンリツ<6754>情報通信の国際標準策定ITU委、SG5加盟 ・JFEHD<5411>JFEエンジニアリング、CO2分離回収を省エネ・大型に、27年度商用化 ・東洋エンジニアリング<6330>メタンハイドレート試験生産 ・明電舎<6508>次期中計で設備投資500億円、電力インフラを国内外で増強 ・カネカ<4118>脳血栓回収機器の販売でイスラエル社と契約、今春投入 ・JSR<4185>感光性絶縁材料を拡充、先端半導体パッケージ向け ・鹿島<1812>85%工期短縮、道路橋床版取替で実証 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・11:00 中・10-12月期GDP(前年比予想:+5.3%、7-9月期:+4.9%) ・11:00 中・12月鉱工業生産(前年比予想:+6.7%、11月:+6.6%) ・11:00 中・12月小売売上高(前年比予想:+8.0%、11月:+10.1%) 《ST》
関連銘柄 16件
1812 東証プライム
2,704.5
11/22 15:30
+53.5(2.02%)
時価総額 1,429,750百万円
1840年創業のゼネコン大手。国内初の超高層ビル「霞が関ビル」を手掛けるなど超高層ビルに強み。六本木ヒルズ森タワーなどで実績。スエズ運河橋など海外でも実績。不動産開発事業など成長領域の拡大に注力。 記:2024/10/10
3593 東証プライム
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時価総額 103,774百万円
医療用不織布製品や滅菌包装材、各種医療用キット製品などの製造・販売を行う。手術用キット製品「プレミアムキット」が重要戦略製品。製品ポートフォリオの見直し図る。中計では27.3期売上高467億円目標。 記:2024/08/13
4118 東証プライム
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11/22 15:30
+58(1.69%)
時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4185 東証プライム
4,335
6/24 15:00
±0(0%)
時価総額 903,414百万円
大手化学メーカー。半導体材料やディスプレイ材料に加え、バイオプロセス材料や診断薬材料、ABS樹脂等を提供。合成樹脂事業は足踏み。24.3期3Qはライフサイエンス事業が増収。CDMO事業の新工場稼働が寄与。 記:2024/03/04
5411 東証プライム
1,757
11/22 15:30
+7.5(0.43%)
時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
6330 東証プライム
716
11/22 15:30
+38(5.6%)
時価総額 27,608百万円
三井グループのエンジニアリング会社。石油化学プラント、石油精製プラント、火力発電プラント等の設計、工事を行う。化学プラントに強み。海外売上比率は6割超。燃料アンモニアなどの案件形成に向けた取り組みを推進。 記:2024/08/09
6371 東証プライム
1,905
11/22 15:30
+5(0.26%)
時価総額 211,920百万円
産業用チェーン、タイミングチェーンシステムで世界トップシェア。1917年創業。減速機、搬送・仕分け・保管システム等も。自動車メーカー等が主要取引先。価格競争力向上により、ニッチトップ商品の販売拡大図る。 記:2024/10/07
6508 東証プライム
4,110
11/22 15:30
+50(1.23%)
時価総額 187,120百万円
中堅重電メーカー。1897年創業。変電・配電システムや発電システム、電鉄用システム、上下水道プラント用設備、半導体製造分野向け機器等を手掛ける。変電事業は北米などの需要増、収益性改善策の寄与で順調。 記:2024/06/15
6754 東証プライム
1,181.5
11/22 15:30
+6(0.51%)
時価総額 160,532百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(-0.83%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7012 東証プライム
6,282
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総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7224 東証プライム
1,320
11/22 15:30
+5(0.38%)
時価総額 92,400百万円
大手特装車メーカー。ダンプトラック、塵芥車などで国内トップシェア。パーキングシステムや産機・環境システム、水中ポンプ等も。機械式駐車設備、航空旅客搭乗橋は受注順調。27.3期売上高3200億円目指す。 記:2024/06/17
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時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9432 東証プライム
156
11/22 15:30
-0.9(-0.57%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10