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前場に注目すべき3つのポイント~米株高好感も日経平均の25日線突破を見極め~

2023/12/14 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~米株高好感も日経平均の25日線突破を見極め~ 14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■米株高好感も日経平均の25日線突破を見極め ■キヤノン電子、23/12下方修正 営業利益 82.00億円←89.75億円 ■前場の注目材料:旭化成、エンプラ発泡体を増産、三重・鈴鹿で年1500トン ■米株高好感も日経平均の25日線突破を見極め 14日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。13日の米国市場はNYダウが512ドル高、ナスダックは200ポイント高だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り政策金利を3会合連続で据え置くことを決定した。米当局金融政策決定者の予測が24年の0.75%の利下げが予想されるなどハト派な内容となり、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長も会見でタカ派色を見せず、来年の利下げ観測が一段と強まると、長期金利の一段の低下を受けて買いが膨らんだ。シカゴ日経225先物清算値(3月限)は、大阪比10円高の32840円。円相場は1ドル142円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。NYダウは2022年1月以来の過去最高値を更新するなど、米株高を好感する格好から朝方は買い優勢の展開が見込まれる。ただし、米国の来年の利下げが予想されるなか、円相場は1ドル142円台前半まで円高に振れている。日米金利差が縮小することによって、これまで金利差を狙って積み上がっていたポジションを解消する動きが改めて意識されやすいだろう。 そのため、買い一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。米長期金利の低下から米国ではハイテク株の一角が買われており、これが東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になる可能性がある。一方で、バリュー株などへはリバランスの動きが意識されやすい。また、来週には日銀の金融政策決定会合を控えている。これまでの金融政策は据え置かれるだろうが、政策変更への思惑が高まる可能性もあるため、米国への資金シフトが強まることも想定しておきたい。 昨日の日経平均は一時33100円まで上昇したものの、同水準に位置する25日線に上値を抑えられる格好だった。同線が抵抗線として意識されやすいなか、まずは抵抗線突破を見極めたいところである。日経225先物はナイトセッションで一時32620円まで売られる場面が見られたが、同水準に位置するボリンジャーバンドの-1σが支持線として機能していた。下値の堅さは意識されやすいと考えられ、ハイテク株やAI関連などの押し目を狙いたいところだろう。 ■キヤノン電子、23/12下方修正 営業利益 82.00億円←89.75億円 キヤノン電子<7739>は2023年12月期業績予想の修正を発表。売上高は1100億円から965億円、営業利益を89.75億円から82.00億円に下方修正した。新製品立ち上げによるプリンター用部品の生産、モータ製品の事業移管、金融機関向けシステム開発関連のサービスなどが順調に拡大した。一方、市場におけるサプライチェーンの回復に伴う在庫調整の影響により、プリンター関連部品の販売数が減少の見込みとなったほか、ドキュメントスキャナーの欧米、中国での現地販売数減少により全体として減収の見込みとなった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(32926.35、+82.65) ・NYダウは上昇(37090.24、+512.30) ・ナスダック総合指数は上昇(14733.96、+200.57) ・シカゴ日経先物は上昇(32840、大阪比+10) ・SOX指数は上昇(3990.95、+60.77) ・米原油先物は上昇(69.47、+0.86) ・米長期金利は低下 ・米国のインフレ沈静化観測 ・旭化成<3407>エンプラ発泡体を増産、三重・鈴鹿で年1500トン ・関西電力<9503>国内最大規模PPAで双日・JR西と連携 ・コマツ<6301>水素燃料電池開発で米GMと契約、ダンプトラック向け ・エーザイ<4523>開発の認知症新薬、厚労省が薬価承認、年298万円見込み ・日本郵船<9101>燃料アンモニアを船舶に供給、JERA・レゾナックと共同検討 ・大阪ガス<9532>伊藤忠と、デンマークのグリーン水素大手に出資、年3000トン製造 ・極東開発<7226>完全電動のゴミ収集車、ティエラルに納入 ・タクマ<6013>排ガスからCO2分離・回収、バイオマス発電で実証 ・住友商事<8053>独ヴォロコプターと、大阪で空飛ぶクルマ試験飛行 ・ACSL<6232>東京・檜原村でレベル4実験、ドローン機体を提供 ・大日本印刷<7912>文書を生成AI学習用に整形し回答精度向上、来月提供 ・岩谷産業<8088>岩谷コスモ水素ステーション、都バス営業所で水素ステーション運営 ・住友化学<4005>CO2からメタノール高効率製造、愛媛に試験設備 ・コスモエネHD<5021>9割超す稼働率、製油所デジタル化推進 ・大林組<1802>KDDIスマートドローンと衛星通信とドローンで建設監理業務8割減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10月機械受注(船舶・電力除く民需)(前月比予想:-0.4%、9月:+1.4%) <海外> ・06:45 NZ・7-9月期GDP(前年比予想:+0.5%、4-6月期:+1.8%) ・09:30 豪・11月失業率(予想:3.8%、10月:3.7%) ・09:30 豪・11月雇用者数増減(予想:+1.15万人、10月:+5.50万人) 《ST》
関連銘柄 17件
1802 東証プライム
1,799.5
5/16 15:00
-40.5(-2.2%)
時価総額 1,298,357百万円
大手ゼネコン。ビルやマンション、公共施設等の建築に加え、社会インフラの土木を行う。不動産開発等も展開する。今期3Q累計は国内外の大型建築工事の進捗等が寄与も、前期の大型不動産の売却の反動が影響した。 記:2024/03/07
3407 東証プライム
1,031.5
5/16 15:00
-15(-1.43%)
時価総額 1,437,841百万円
総合化学大手。マテリアル、住宅、ヘルスケアの領域で事業展開。住宅部門は堅調。建築請負部門は伸び悩むが、不動産部門等がカバー。クリティカルケア事業ではAEDの販売量が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/11
4005 東証プライム
315.6
5/16 15:00
-21.1(-6.27%)
時価総額 522,589百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4523 東証プライム
6,866
5/16 15:00
+2(0.03%)
時価総額 2,036,229百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
7,285
5/16 15:00
-315(-4.14%)
時価総額 617,557百万円
石油元売りで国内3位。石化、石油開発、再エネも。昨年12月に投資ファンドから当社株取得の岩谷産業が筆頭株主に。岩谷とは水素事業で関係強化へ。24.3期3Q累計は在庫評価影響の縮小や石化の市況軟化で足踏み。 記:2024/03/09
6013 東証プライム
1,708
5/16 15:00
+37(2.21%)
時価総額 141,764百万円
産業廃棄物処理施設や水処理施設を設計・建設。バイオマス発電施設にも強み。国内環境・エネルギー事業は受注増。エネルギープラントの新設7件などを受注。設備・システム事業は売上堅調。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/14
6232 東証グロース
881
5/16 15:00
-106(-10.74%)
時価総額 13,932百万円
商業用ドローンを製造・販売。独自開発の自律制御技術に強み。取引先は221社。外国籍従業員比率は約2割。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収見通し。インドの大型案件などの売上貢献見込む。 記:2024/04/14
6301 東証プライム
4,623
5/16 15:00
-45(-0.96%)
時価総額 4,498,854百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
7226 東証プライム
2,426
5/16 15:00
+33(1.38%)
時価総額 103,682百万円
ダンプトラックやコンクリートポンプ車などの特装車メーカー。ごみ処理施設の建設も。24.3期3Q累計は特装車が国内外で好調。プラント建設や立体駐車場も想定以上。通期計画を上方修正。総還元性向は100%目安。 記:2024/02/14
7739 東証プライム
2,241
5/16 15:00
-36(-1.58%)
時価総額 94,586百万円
キヤノンの製造子会社。デジカメ用シャッターユニットやビジネス向けドキュメントスキャナー、環境関連機器などを展開。超小型人工衛星の販売など宇宙事業に注力。カメラ・プリンター部品好調で23.12期は営業増益。 記:2024/03/25
7912 東証プライム
4,732
5/16 15:00
-19(-0.4%)
時価総額 1,501,180百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
8035 東証プライム
36,820
5/16 15:00
+1,590(4.51%)
時価総額 17,365,527百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8053 東証プライム
4,131
5/16 15:00
-24(-0.58%)
時価総額 5,170,244百万円
総合商社大手。鋼管、メディアなどの非資源に強み。資源は非鉄金属が柱。24.3期3Q累計は自動車や建機が堅調。だが非鉄・化学品の市況が軟化。人件費増も利益の重石に。通期最終益反落を計画も連続増配を継続予定。 記:2024/02/07
8088 東証プライム
8,803
5/16 15:00
+110(1.27%)
時価総額 515,521百万円
ガス販売会社。LPガスやLNG、都市ガスの供給に加え、水素や酸素等の産業ガス、溶接機器やロボットも手掛ける。水素事業を育成。今期3Q累計は産業ガスや機械等の工業分野向けが堅調だった。過去最高益を更新した。 記:2024/02/08
9101 東証プライム
4,822
5/16 15:00
+11(0.23%)
時価総額 2,460,016百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9503 東証プライム
2,408
5/16 15:00
+44.5(1.88%)
時価総額 2,260,469百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10
9532 東証プライム
3,521
5/16 15:00
+33(0.95%)
時価総額 1,467,130百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス供給件数は503.7万件と小幅増。電力販売量は小売が増加。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25