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後場に注目すべき3つのポイント~神経質ななか米雇用統計を見極めへ_

2023/10/6 12:24 FISCO
*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~神経質ななか米雇用統計を見極めへ_ 6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、神経質ななか米雇用統計を見極めへ ・ドル・円は伸び悩み、高値圏では円売り縮小 ・値上がり寄与トップは味の素<2802>、同2位はスズキ<7269> ■日経平均は反落、神経質ななか米雇用統計を見極めへ 日経平均は6日ぶり反発。359.63円高の30886.51円(出来高概算7億7716万株)で前場の取引を終えている。 5日の米株式市場でダウ平均は9.98ドル安(-0.03%)、ナスダック総合指数は-0.12%とそれぞれ小反落。週次失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の強さが再確認されたため、追加利上げを警戒した売りが先行。一方、原油安に加えてサンフランシスコ連銀総裁が政策金利の据え置きを示唆したことで、長期金利の落ち着いた動きが下値を支え、終盤にかけては下げ幅を縮めた。米株安や前日に急反発した反動が意識された日経平均は71.41円安からスタート。前日に続き短期的な戻りを狙った買いが入ったほか、香港株の大幅高を背景に上昇に転じる場面もあった。しかし、今晩の米雇用統計を前に様子見ムードが強く、上値では戻り待ちの売りも出たことで、前日終値を挟んだもみ合いにとどまった。 個別では、原油市況の下落基調を背景にコスト高懸念が和らいだ三菱製紙<3864>や東北電力<9506>などのパルプ・紙、電気・ガスが大きく上昇。マネックス証券とNTTドコモの資本業務提携を契機とした業界再編に対する思惑が続き、マネックスG<8698>を筆頭にマネパG<8732>など証券・商品先物取引が大幅高。金利の上昇一服を背景に住友林業<1911>、住友不動産<8830>の建設・不動産も高い。JAL<9201>、山崎製パン<2212>、武田薬<4502>、JT<2914>などのディフェンシブも堅調。川崎汽船<9107>などの海運、前日戻りの鈍かった三菱商事<8058>などの大手商社も上昇。業績・配当予想を大幅に上方修正した三陽商会<8011>はストップ高まで買われた。好決算が手掛かりとされた薬王堂HD<7679>、キユーピー<2809>、既存店売上高の動向が好感されたJINSHD<3046>も大幅高。 一方、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>が連日で大きく下落。米オープンAI社が独自のAIチップを製造する見込みとの一部報道を受け、米エヌビディアの業績に対する懸念が台頭したか、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、芝浦メカトロニクス<6590>などの半導体関連が軒並み大幅安。好決算ながらも出尽くし感が先行したオンワードHD<8016>やトーセイ<8923>、国内証券が投資判断を引き下げたUBE<4208>なども大きく下落。ほか、MSOL<7033>、M&A総研<9552>、インソース<6200>などのグロース(成長)株の下落が目立つ。 セクターでは鉱業、電気機器、機械が下落率上位に並んでいる一方、証券・商品先物取引、パルプ・紙、海運が上昇率上位に並んでいる。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の24%、対して値上がり銘柄は73%となっている。 本日の東京株式市場は動きの乏しい展開。今晩の米雇用統計の発表を前に様子見ムードが強まっている。米9月雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+17万人と8月(+18.7万人)から小幅に伸びが鈍化する見込み。一方、平均時給は前年同月比+4.3%と8月(+4.3%)から横ばいが予想されているが、モメンタムを示す前月比は+0.3%と8月(+0.2%)から加速する見込みだ。また、失業率は3.7%と8月(+3.8%)から低下する予想。全体的に労働市場の堅調を再確認することが事前の予想として織り込まれているため、投資家の警戒感は既に相応に高まっていると思われ、市場予想並みの結果にとどまれば、あく抜け感から株式の買い戻しが先行しそうだ。 一方、投資家の先行きに対する警戒度合いを示す恐怖指数、米VIX指数は3日、4日と連日で一時警戒モードの基準値とされる20を上回った。終値ではいずれも20を下回り、5日は18.49へと低下しているが、下向きから横ばいに転じつつある200日移動平均線を上回った状態が続いており、投資家の警戒感はくすぶっている。神経質な状態のなか、米雇用統計が市場予想を上振れてしまえば、素直にリスク回避の動き、すなわち金利上昇・株価下落が再開すると考えられるため注意が必要だ。 ほか、ここ最近、米長期金利の上昇に対して底堅さが見られていた半導体株が本日総じて弱い動きになっていることが気がかりだ。米オープンAI社が独自のAIチップを製造する見込みとの一部報道を受け、米エヌビディアの業績に対する懸念が台頭したことが背景にあるようだ。今晩の米国市場で雇用統計が上振れる可能性に加えて、米エヌビディアをはじめとした半導体株の下落もリスクとして意識されるなか、連休明け後の東京市場への警戒感は高まっている。後場も日経平均は上値の重い展開が続きそうだ。 ■ドル・円は軟調、米金利高一服で 6日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、148円69銭まで上昇後はやや失速した。前日低下の米10年債利回りの持ち直しでややドル買いに振れた。ただ、日経平均株価は軟調地合いとなり、円売りは後退。日本の為替介入への警戒感も円売りを抑えた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円36銭から148円69銭、ユーロ・円は156円58銭から156円78銭、ユーロ・ドルは1.0538ドルから1.0551ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ギグワークス<2375>、三陽商会<8011>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは味の素<2802>、同2位はスズキ<7269> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・8月家計支出:前年比-2.5%(予想:-3.9%、7月:-5.0%) ・日・8月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.1%(予想:+1.5%、7月:+1.1%) 【要人発言】 ・鈴木財務相 「為替介入があったかどうかは答えない。公表は総合的に判断して決定」 <国内> ・特になし <海外> ・15:00 独・8月貿易収支(予想:+150億ユーロ、7月:+159億ユーロ) 《CS》
関連銘柄 30件
1605 東証プライム
2,379
5/24 11:30
-14(-0.59%)
時価総額 3,298,881百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
1662 東証プライム
6,570
5/24 11:30
-60(-0.9%)
時価総額 375,508百万円
石油開発最大手。日本政府が筆頭株主。北海道、秋田県、山形県、新潟県に油ガス田を保有。E&P事業は売上伸長。北米、中東における原油販売量の増加が寄与。増収効果や販管費の減少により、24.3期3Qは営業増益。 記:2024/04/09
1911 東証プライム
5,610
5/24 11:30
-118(-2.06%)
時価総額 1,128,816百万円
住宅メーカー大手。木造建築に強み。国内外に社有林を有す。木材・建材製造も。海外は米・豪を軸に開拓。木材建材事業は足踏み。資源環境事業は売上堅調。23.12期通期は増収。24.12期は増収増益見通し。 記:2024/04/13
2212 東証プライム
3,483
5/24 11:30
+22(0.64%)
時価総額 767,246百万円
国内最大の製パン会社。菓子パンに強み。コンビニの経営も。傘下に洋菓子の不二家。24.12期は菓子パンの増販や子会社の改善を想定。前期に行った値上げ効果の通期化も見込む。最高業績の連続更新を計画。増配予定。 記:2024/02/15
2375 東証スタンダード
620
5/24 11:30
-2(-0.32%)
時価総額 13,616百万円
IT人材によるBPOが主力。シェアオフィスも。24.10期1Qはコールセンターの特需剥落。だがシステム受託開発の好調続く。通販、シェアオフィスは黒字化。コスト削減も進み利益改善。通期大幅増益・増配を計画。 記:2024/04/15
2802 東証プライム
5,950
5/24 11:30
-51(-0.85%)
時価総額 3,195,126百万円
調味料国内最大手。うまみ調味料やコンソメでシェア8割超。スープや合わせ調味料でも3割強のシェア。冷凍食品や医薬品も手掛け、半導体パッケージ用層間絶縁材料「ABF」を育成。3Q累計売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/27
2809 東証プライム
3,084
5/24 11:30
+11(0.36%)
時価総額 436,386百万円
マヨネーズ、ドレッシングで国内首位。医薬も。傘下にアヲハタ。価格改定効果等で業務用は売上増。フルーツソリューションは食品メーカー向け販売が増加。23.11期通期は増収。24.11期は増収増益見通し。 記:2024/03/04
2914 東証プライム
4,455
5/24 11:30
+9(0.2%)
時価総額 8,910,000百万円
大手たばこメーカー。未開放の中国市場を除けば世界トップ3級。世界で複数のタバコブランドを展開し、国内では紙巻たばこと加熱式たばこに注力。医薬品や加工食品も事業領域。23.12期売上収益は過去最高を更新。 記:2024/02/23
3046 東証プライム
3,765
5/24 11:30
+30(0.8%)
時価総額 90,285百万円
眼鏡専門店「ジンズ」を展開するSPA(製造小売業)。機能訴求商品に強み。海外は中華圏を軸に出店。725店舗展開。アプリ会員数は1400万人超。国内アイウエア事業は収益伸長。24.8期1Qは2桁増益。 記:2024/02/04
3864 東証プライム
737
5/24 11:30
-5(-0.67%)
時価総額 32,974百万円
中堅製紙会社。印刷・情報用紙を中心に、不織布・ガラス繊維ペーパー、リチウムイオン電池セパレーターなどを展開。再湿糊型ライナーレスラベル「ウォーターサーマル」を拡販。価格改定効果で、3Q累計は営業黒字転換。 記:2024/03/28
4208 東証プライム
2,920.5
5/24 11:30
-8.5(-0.29%)
時価総額 310,157百万円
化学製品と成形機械などを製造、販売する。ナイロンポリマーや工業薬品等の樹脂・化成品を主力に、ポリイミドや分離膜等の機能品、成形機械、産業機械等を提供する。今期3Q累計は樹脂・化成品や機能品、機械が足踏み。 記:2024/04/14
4502 東証プライム
4,130
5/24 11:30
-4(-0.1%)
時価総額 6,534,796百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
6200 東証プライム
912
5/24 11:30
-39(-4.1%)
時価総額 77,742百万円
社会人教育・研修大手。新人研修、管理職研修、プレゼン研修、クレーム対応研修を展開。「GA4活用研修」、「金融・生活リテラシーアセスメント」など時流に合わせたサービスを拡充。ユーザー数増加し1Qは増収増益。 記:2024/02/22
6590 東証プライム
6,930
5/24 11:30
-50(-0.72%)
時価総額 96,826百万円
FPD・半導体製造装置メーカー。液晶製造向け洗浄装置で高シェア。真空応用装置も手掛ける。ファインメカトロニクス部門は堅調。半導体前工程ではウェーハ向け装置等が順調。為替差益増。24.3期3Qは経常増益。 記:2024/02/26
6857 東証プライム
5,637
5/24 11:30
-216(-3.69%)
時価総額 4,318,895百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
1,754
5/24 11:30
-63(-3.47%)
時価総額 29,437百万円
プロジェクトマネジメント支援会社。プロジェクトの目的や成果の合意形成、計画策定、状況の可視化等の支援、マネジメント能力向上のソフトウエアや研修プログラムを提供する。23年10月期は新規顧客の獲得が寄与。 記:2024/01/27
7269 東証プライム
1,857
5/24 11:30
+7(0.38%)
時価総額 3,648,236百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7679 東証プライム
2,791
5/24 11:21
-19(-0.68%)
時価総額 55,094百万円
岩手地盤の独立系ドラッグストア。ローコストオペレーションと売場面積の広さに特徴。食料品やビューティー領域に強み。ビューティ部門は売上堅調。化粧品はセルフ化粧品などが伸びる。24.2期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/02
8011 東証プライム
2,621
5/24 11:30
+28(1.08%)
時価総額 33,085百万円
大手アパレルメーカー。「マッキントッシュロンドン」など28ブランドを展開。百貨店や直営店での販売に加え、ECサイトの構築・運営、コンサルティングも事業領域。百貨店など実店舗集客が回復し3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/27
602
5/24 11:30
-11(-1.79%)
時価総額 95,069百万円
アパレル大手。基幹ブランドは「23区」、「ICB」、「組曲」など。バレエ用品「チャコット」やメンズブランド「五大陸」も展開。クリック&トライサービス導入でOMOストア運営力を向上。3Q累計は利益急伸。 記:2024/01/26
8035 東証プライム
35,900
5/24 11:30
-930(-2.53%)
時価総額 16,931,625百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8058 東証プライム
3,319
5/24 11:30
-12(-0.36%)
時価総額 14,313,128百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
8698 東証プライム
830
5/24 11:30
-11(-1.31%)
時価総額 221,981百万円
大手ネット証券会社。マネックス証券を中核に、株式や先物・オプション、投信、債券、FXのオンライン取引サービスを提供する。NTTドコモと資本業務提携。今期3Q累計は国内と米国が堅調、増収、大幅増益となった。 記:2024/03/03
8732 東証スタンダード
258
5/24 10:36
+1(0.39%)
時価総額 8,721百万円
外国為替証拠金取引大手。個人投資家へのサービスや金融機関へ自社システムを展開。業界初となる5通貨ペアでのスプレッド0.0銭(売買同値)の提示を標準化。取引高減少の影響もあり、24.3期3Q累計は足踏み。 記:2024/02/04
8830 東証プライム
4,856
5/24 11:30
-79(-1.6%)
時価総額 2,311,874百万円
総合不動産大手。首都圏のビル賃貸が収益柱で、東京都心を中心に競争力のあるオフィスビルを多数保有。既存ビルは空室率改善。不動産販売事業は堅調。計上戸数の増加や利益率の改善等が寄与。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/24
8923 東証プライム
2,229
5/24 11:30
-39(-1.72%)
時価総額 108,517百万円
中古不動産の価値を高めて投資家などに販売。不動産開発・賃貸やファンド運営、ホテル経営も。不動産ファンド・コンサルティング事業は好調。23.11期通期は2桁増収増益。24.11期は増収増益を見込む。 記:2024/02/02
9107 東証プライム
2,308
5/24 11:30
+10.5(0.46%)
時価総額 1,649,592百万円
海運国内3位。持分法会社にコンテナ船のONE社。ドライバルク船や自動車船・内航海運に実績。倉庫管理や陸上輸送等も。LNG船や電力炭船、大型原油船等は順調に稼働。24.3期3Qはエネルギー資源部門が増収。 記:2024/02/10
9201 東証プライム
2,682
5/24 11:30
-6(-0.22%)
時価総額 1,172,420百万円
大手航空会社。国内線や国際線、LCC、貨物輸送の航空運送、旅客サービス、空港内地上サービス等を提供する。今期3Q累計は国際旅客収入が増加した。国内旅客収入は単価が上振れ。航空燃油費等の増加を吸収した。 記:2024/04/03
9506 東証プライム
1,330
5/24 11:30
+4.5(0.34%)
時価総額 668,834百万円
電力会社。東北6県と新潟県が主な供給区域。電力設備などの建設や保全工事も展開。卒FIT風力発電所を活用したオフサイト型コーポレートPPAサービスを導入。燃料費調整制度のタイムラグ影響で3Q累計は黒字転換。 記:2024/02/04
9552 東証プライム
4,055
5/24 11:30
-110(-2.64%)
時価総額 233,795百万円
独立系のM&A仲介企業。完全成功報酬制の料金体系などで優位性。譲渡企業の業種は建設業や情報通信業、製造業が多い。成約件数は66件と大幅に増加。大型案件の寄与で成約単価は上昇。24.9期1Qは業績堅調。 記:2024/02/10