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こう着ながらトヨタの好決算でセンチメント改善【クロージング】

2023/8/1 16:20 FISCO
*16:20JST こう着ながらトヨタの好決算でセンチメント改善【クロージング】 1日の日経平均は続伸。304.36円高の33476.58円(出来高概算16億7000万株)で取引を終えた。日銀の臨時オペを受けて円相場が1ドル=142円台後半まで円安が進んだほか、前日の米国市場で主要株価指数が続伸したことも投資マインドを上向かせ、輸出関連株やハイテク株中心に買いが先行してスタート。また、午後1時25分に発表したトヨタ<7203>の2023年4-6月期決算は、営業利益が市場予想を上回る1兆円に達し、一時3%超の上昇となったことも投資家心理にプラスに働き、日経平均は大引け間際に33488.77円まで上伸した。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、銀行、保険、サービス、化学の4業種を除く29業種が上昇。電気ガス、海運、輸送用機器、医薬品の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、TDK<6762>、豊田通商<8015>が堅調だった半面、ファナック<6954>、京セラ<6971>、キーエンス<6861>、三菱電<6503>が軟調だった。 前日の米国市場は、本格的な決算シーズンに入るなか業績期待が集まり、主要株価指数は上昇。この流れが東京市場にも波及した。日銀の金融政策会合後に警戒された円高リスクが払しょくされたことで、円安傾向にあることも買い安心感につながった。午後にはいると、好決算を発表したトヨタが一段高となったことで、他の輸出関連株にも買いが波及し、日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。一方、市場予想に届かなかった決算を発表した銘柄などへは持ち高調整の売りが優勢だった。 東京市場は主要企業の決算発表が本格化している。概ね良好な決算発表が続いているとの指摘が聞かれるが、今後も主力企業の業績には注目が集まるだろう、また、米国では今夜、7月のISM製造業景気指数や6月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数の発表が予定されている。米国の経済指標が強い結果となれば、円安に弾みがつく可能性もあり、東京市場の追い風になることも想定される。 《CS》
関連銘柄 11件
4519 東証プライム
7,213
11/1 15:00
-127(-1.73%)
時価総額 12,111,045百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6503 東証プライム
2,726
11/1 15:00
+338.5(14.18%)
時価総額 5,760,589百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6762 東証プライム
1,848
11/1 15:00
+5.5(0.3%)
時価総額 3,592,253百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
8,745
11/1 15:00
-403(-4.41%)
時価総額 6,699,903百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
68,060
11/1 15:00
-1,720(-2.46%)
時価総額 16,552,736百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,044
11/1 15:00
-73(-1.77%)
時価総額 4,025,474百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6971 東証プライム
1,505.5
11/1 15:00
-67.5(-4.29%)
時価総額 2,274,019百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
7203 東証プライム
2,615.5
11/1 15:00
-67(-2.5%)
時価総額 42,671,848百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8015 東証プライム
2,560.5
11/1 15:00
-82.5(-3.12%)
時価総額 2,719,686百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8035 東証プライム
22,485
11/1 15:00
-915(-3.91%)
時価総額 10,604,668百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
48,140
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時価総額 15,319,159百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10