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前場に注目すべき3つのポイント~NYダウ同様、日経平均も25日線からのリバウンドに~

2023/6/28 8:29 FISCO
*08:29JST 前場に注目すべき3つのポイント~NYダウ同様、日経平均も25日線からのリバウンドに~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■NYダウ同様、日経平均も25日線からのリバウンドに ■スギHD、1Q営業利益 16.6%増 77.78億円 ■前場の注目材料:アマダ、加工機の欧米生産拡大、300億円投じ供給網強靭化 ■NYダウ同様、日経平均も25日線からのリバウンドに 28日の日本株市場は、米株高の流れから買い優勢の相場展開になりそうだ。27日の米国市場は、NYダウが212ドル高、ナスダックは219ポイント高だった。新築住宅販売件数や消費者信頼感指数が予想を上回り、景気減速への懸念が後退した。追加利上げ観測も強まったが相場に織り込まれつつあり、足もとで大きく下げていたテスラやエヌビディアなどハイテクでの買戻しに拍車がかかり、相場全体を押し上げた。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比230円高の32800円、円相場は1ドル144円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。米国ではハイテク株などを買い戻す動きを見せており、NYダウは25日線からの理想的なリバウンドとなった。日経225先物は前日に25日線に接近する局面で底堅さが見られていたが、ナイトセッションで同線から切り返す値動きだった。日経平均は昨日の下げで25日線を捉えてきたことから、同線からの反発が意識されやすいだろう。 米国市場の流れから指数インパクトの大きい値がさハイテク株が、日経平均を押し上げてくる可能性がある。昨日25日線を割り込んだアドバンテスト<6857>が強い動きを見せてくることができれば、先物市場でのショートカバーも意識されやすいところだ。為替市場ではドル円が1ドル144円台と円安に振れて推移していることから、輸出関連などへの資金流入も期待される。 一方で、月末のリバランス売りが警戒されやすく、買い一巡後の戻りの鈍さが意識されてくるようだと、売り仕掛け的な動きにも向かいやすいところ。ただし、売り需要については想定されているところであるため、仕掛け的な売りにおいても早めの買い戻しに向かわせやすいだろう。そのため、先物主導で軟化する局面においては、押し目狙いのスタンスになりそうだ。 物色としてはインデックス主導のなか、ハイテク株でのリバウンドを狙った動き。また、リバランスの動きが中心のため、昨日強い動きだった海運株などは利益確定の動きは入りやすいだろう。また、中小型株については、マザーズ指数が25日線まで調整してきたこともあり、仕切り直しのスタンスから、足もとで売りに押されていた銘柄などへは、反発狙いの資金が入りやすいと考えられる。 ■スギHD、1Q営業利益 16.6%増 77.78億円 スギHD<7649>が発表した2024年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比10.4%増の1778.51億円、営業利益は同16.6%増の77.78億円だった。物販部門で外出機会が増加したことから化粧品や日焼け止めなどの関連商材が伸び、食品売り場を大きくする改装を進めたことで食品需要も堅調に推移。調剤部門は花粉症や風邪、インフルエンザの流行により処方せん応需枚数が増加した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(33926.74、+212.03) ・ナスダック総合指数は上昇(13555.67、+219.90) ・1ドル=144.00-10円 ・シカゴ日経先物は上昇(32800、大阪比+230) ・SOX指数は上昇(3642.41、+126.64) ・VIX指数は低下(13.74、-0.51) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・アマダ<6113>加工機の欧米生産拡大、300億円投じ供給網強靭化 ・三井物産<8031>マイクロ波化学と、リチウム製錬電化で協業、26年商業化 ・伊藤忠<8001>学用品EC拡充、来年度から教材提供、保護者の負担減 ・トヨタ自<7203>ダイハツ、3工場の稼働停止延長、出資先の火災影響 ・ニデック<6594>マシンツール、インド新工場を来月稼働、歯車向け工具5割増産 ・洋エンジ<6330>東工大と覚書、アンモニア商業化 ・井関農機<6310>中国にトラクター2種投入、排ガス規制対応 ・コンドーテック<7438>高強度ターンバックル式筋交い開発、保証荷重235キロニュートン ・AGC<5201>大陽日酸と、ガラス溶解炉で燃料アンモニア実証、26年度導入へ ・王子HD<3861>使用済み紙コップ再利用、段ボール原紙に ・栗田工業<6370>フラクタリープと、水処理装置のCO2削減、AIで最適運転 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・5月消費者物価指数(前年比予想:+6.1%、4月:+6.8%) 《ST》
関連銘柄 13件
3861 東証プライム
560.3
11/22 15:30
+5.8(1.05%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(0.02%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6113 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+23.5(1.62%)
時価総額 504,168百万円
金属加工機械メーカー。板金加工機械で国内トップシェア。溶接機や研削盤、プレスマシン等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。配当性向50%目安。受注残高は高水準。中計では26.3期売上高4000億円目標。 記:2024/06/13
6310 東証プライム
974
11/22 15:30
+4(0.41%)
時価総額 22,387百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
6330 東証プライム
716
11/22 15:30
+38(5.6%)
時価総額 27,608百万円
三井グループのエンジニアリング会社。石油化学プラント、石油精製プラント、火力発電プラント等の設計、工事を行う。化学プラントに強み。海外売上比率は6割超。燃料アンモニアなどの案件形成に向けた取り組みを推進。 記:2024/08/09
6370 東証プライム
6,028
11/22 15:30
-3(-0.05%)
時価総額 700,460百万円
水処理装置最大手。超純水製造装置や装置内で使用する薬品を手掛ける。薬品、電子産業向け装置で国内トップシェア。海外売上高比率が5割弱。電子部門は売上好調。半導体市況堅調で精密洗浄が伸びる。熱伝導率改善も拡大。 記:2024/06/28
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(-1.72%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7438 東証プライム
1,397
11/22 15:30
+11(0.79%)
時価総額 36,803百万円
産業資材や鉄構資材、電設資材の専門商社。メーカー機能も持つ。ターンバックル、ブレース、足場吊りチェーンなどが主要取扱品目。取扱アイテム数は約5万点。新商材の拡販等に注力。27.3期売上高885億円目標。 記:2024/08/20
7649 東証プライム
2,528
11/22 15:30
+28(1.12%)
時価総額 480,302百万円
ドラックストア大手の「スギ薬局」を中核とする持株会社。東海エリアが地盤。核店舗を中心としたドミナント出店が特徴。店舗数は1700店舗超。インバウンド追い風。調剤併設で伸長。27.2期売上高1兆円目標。 記:2024/10/22
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(-0.05%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(1.07%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04