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前場に注目すべき3つのポイント~主力大型株主導の流れから、中小型株やテーマ性のある材料株にシフト~

2023/5/24 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~主力大型株主導の流れから、中小型株やテーマ性のある材料株にシフト~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■主力大型株主導の流れから、中小型株やテーマ性のある材料株にシフト ■中国電力、24/3予想 営業利益 920億円 ■前場の注目材料:富士電機、ソフトセンサー生成ツール開発、自動機械学習で作業量7割減 ■主力大型株主導の流れから、中小型株やテーマ性のある材料株にシフト 24日の日本株市場は、やや売り先行の相場展開になりそうだが、底堅さが意識されそうだ。23日の米国市場はNYダウが231ドル安、ナスダックは160ポイント安だった。債務上限交渉への警戒感から売り優勢の展開。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続を見込んだ金利上昇も売り材料になった。その後下げ渋る場面も見られたが、債務上限交渉の関係者による「依然としてかなりの隔たりがある」との見解が報じられると、不透明感が広がり、終盤にかけ下げ幅を広げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円安の30680円。円相場は1ドル138円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢の相場展開になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時30550円まで売られる場面も見られており、持ち高調整の売りが入りやすいだろう。ただし、海外投資家による日本株選好の動きは継続しているとみられ、次第に下値の堅さが意識されてきそうだ。急ピッチの上昇から過熱感が警戒されていたこともあり、押し目待ち狙いの買い意欲は強いだろう。21年9月高値の30670円辺りに接近する局面においては、押し目狙いのスタンスになりそうだ。 昨日の日経平均は後場に入り半導体株が売られたことから軟化したが、「経済産業省が半導体製造装置の輸出規制強化を7月23日に施行する」との報道がきっかけだった。ただし、既に3月末に報じられていた内容でもあるため、買戻しが意識されやすい。また、トヨタ<7203>が引け間際に急落したが、PTS、ADRでは買い戻されており、安心感につながる可能性があるだろう。 物色の流れとしては、日経平均のこう着が意識されやすいなか、これまでの主力大型株主導の流れから、個人主体の中小型株やテーマ性のある材料株などに、短期的ながら資金がシフトしそうである。資金回転は速く、物色の広がりは期待しづらいものの、強い値動きを見せてくる銘柄へは、値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。 ■中国電力、24/3予想 営業利益 920億円 中国電力<9504>は2024年3月期業績予想を発表。売上高は前期比20.4%増の2兆410億円、営業損益は920億円(前期は688.92億円の赤字)の黒字に転換する見込み。コンセンサス(400億円程度)を上回る。電気料金を見直したことや燃料価格の下落に伴う燃料費調整制度の「期ずれ差損」が縮小する。 ■前場の注目材料 ・米原油先物は上昇(72.91、+0.86) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・富士電機<6504>ソフトセンサー生成ツール開発、自動機械学習で作業量7割減 ・大阪ソーダ<4046>三菱ケミと、医薬品精製材で連携、開発・販売で合意書 ・リケン<6462>日ピスと、10月の統合へ最終契約、CEOに前川氏 ・大阪ガス<9532>テラモーターズと資本提携、EVへ電力供給 ・みずほ<8411>米M&A助言会社を760億円で買収 ・酒井重<6358>道路工事用ローラーをオール電動化、実用化へ工事現場で検証 ・TDK<6762>短時間で新材料発見、AIデータ分析基盤で開発環境整備 ・コーセル<6905>出力電圧7割向上、AC―DC電源 ・UBE<4208>設備投資計画を上方修正、300億円増1400億円に ・日本タングステン<6998>新複合材の量産ライン、強化プラ生産など対応 ・三菱マテリアル<5711>北陸先端大と、バイオセンサー製品化へ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・11:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.25ポイント引き上げの可能性) 《ST》
関連銘柄 13件
4046 東証プライム
9,050
5/8 15:00
-150(-1.63%)
時価総額 241,925百万円
エポキシ樹脂原料で国内トップ。特殊合成ゴムや熱硬化性樹脂、医薬品製剤材料なども。24.3期3Q累計はアクリルゴムや医薬品製剤材料が好調。だが需要低下や設備トラブル影響で基礎化学品が低調。合成樹脂も足踏み。 記:2024/02/15
4208 東証プライム
2,892.5
5/8 15:00
+21.5(0.75%)
時価総額 307,184百万円
化学製品と成形機械などを製造、販売する。ナイロンポリマーや工業薬品等の樹脂・化成品を主力に、ポリイミドや分離膜等の機能品、成形機械、産業機械等を提供する。今期3Q累計は樹脂・化成品や機能品、機械が足踏み。 記:2024/04/14
5711 東証プライム
3,044
5/8 15:00
+1(0.03%)
時価総額 400,256百万円
非鉄大手。銅精錬から銅加工品、電材、超硬工具まで幅広い。24.3期3Q累計は半導体関連製品が販売減。精錬所の生産トラブルも痛手に。営業外の銅山配当増。セメントの持分益も改善。通期大幅最終増益・増配を計画。 記:2024/03/11
6358 東証プライム
6,250
5/8 15:00
±0(0%)
時価総額 27,450百万円
大手道路建設機械メーカー。国内シェアは約7割。土木用ローラなどの締め固機械、散水車などの道路維持補修機械を展開。海外向け売上は2桁増。北米、インドネシア市場が堅調。増収効果等で24.3期3Qは収益好調。 記:2024/04/09
6462 東証プライム
3,720
9/27 15:00
+20(0.54%)
時価総額 39,611百万円
自動車、産業機械向け部品メーカー。ピストンリングで国内トップ。船舶・産業機器装置部品、航空宇宙産業機器用部品も展開。自動車生産台数の回復等が売上寄与。営業外収益は増加。24.3期1Qは2桁経常増益。 記:2023/09/17
6504 東証プライム
9,644
5/8 15:00
-406(-4.04%)
時価総額 1,439,820百万円
大手総合電機。パワー半導体やパワーエレクトロニクス機器に強み。地熱発電設備で世界トップシェア。エネルギーマネジメント分野は増収。電源機器の大口案件等が寄与。半導体分野は堅調。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/26
6762 東証プライム
7,093
5/8 15:00
-135(-1.87%)
時価総額 2,757,560百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6905 東証プライム
1,466
5/8 15:00
+6(0.41%)
時価総額 52,354百万円
スイッチング電源標準品で国内トップクラス。ノイズフィルタも。18年に北欧の同業を買収。24.3期3Q累計は受注残解消に向けた増産対応を継続。人件費増や経費増をこなして大幅増収増益に。配当性向は35%目安。 記:2024/04/09
6998 東証スタンダード
1,278
5/8 14:03
±0(0%)
時価総額 6,589百万円
タングステン、モリブデン、ファインセラミックスの精製加工会社。世界で初めて超硬合金製カッターを実用化。粉末冶金技術に定評。高耐久二軸押出機部材「MAZELLOY」に注力。材料費増加もあり3Q累計は足踏み。 記:2024/02/23
7203 東証プライム
3,579
5/8 15:00
-20(-0.56%)
時価総額 58,391,338百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
2,995.5
5/8 15:00
-10.5(-0.35%)
時価総額 7,606,323百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
9504 東証プライム
1,010
5/8 15:00
-1(-0.1%)
時価総額 391,027百万円
中国5県地盤の電力会社。石炭火力比率が高い。24.3期3Q累計は燃料費調整の期ズレ差益が拡大。値上げ効果も出て利益急改善。通期利益計画を上方修正。復配予定。島根原発2号機は24年秋に営業運転開始の見通し。 記:2024/02/08
9532 東証プライム
3,440
5/8 15:00
-8(-0.23%)
時価総額 1,433,379百万円
関西地盤の大手都市ガス会社。ガスの生産・供給やガス供給線の建設・保全、ガス器具の販売を手掛ける。電力小売事業も。ガス供給件数は503.7万件と小幅増。電力販売量は小売が増加。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25