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新興市場見通し:利上げ減速期待が台頭、決算本格化とIPO4社で換金売りには要注意

2022/10/22 15:04 FISCO
*15:04JST 新興市場見通し:利上げ減速期待が台頭、決算本格化とIPO4社で換金売りには要注意 ■米金利高値更新のなか上昇維持し健闘 今週の新興市場は反発。5営業日中、上昇したのは僅か1日だったが、週末まで底堅い展開で、週間では上昇を維持した。米10月ミシガン大消費者信頼感指数の期待インフレ率の上昇や米長期金利の上昇を背景に週明けは売りが先行。ただ、翌18日は大規模減税策の撤回による英国での財政不安の後退などを好感して急反発。その後は米10年債利回りが連日で2008年7月来の高値を更新するなか、週末まで3日続落となったが、金利上昇幅に対しては比較的底堅く推移。日米主要企業決算の発表本格化を前に主力大型株を中心に見送りムードが漂うなか、新興市場の中小型株を中心に物色が強まり、新興株は相対的に堅調な展開となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が−0.74%であったのに対して、マザーズ指数は+1.19%、東証グロース市場指数は+1.19%。 個別では、週間でANYCOLOR<5032>が+8.8%、ビジョナル<4194>が+2.4%、Appier Group<4180>が+4.0%、M&A総合研究所<9552>が+9.8%、ジーエヌアイグループ<2160>が+9.3%と上昇した一方、JTOWER<4485>が−8.1%、ティーケーピー<3479>は−3.9%、BuySell<7685>は−5.6%、アドベンチャー<6030>が−7.1%、サンウェルズ<9229>が−10.0%などと時価総額上位銘柄はまちまち。直近決算で好業績が確認された銘柄が引き続き強い動きを見せた一方、リオープン関連が利益確定売りに押された格好だ。サンバイオ<4592>は主力製品の製造販売承認取得について年内は困難との見通しを示し、−19.5%と急落した。 ■個人投資家の物色意欲は依然旺盛 来週の新興市場は強含みか。来週はアップルなどGAFAMと称される米IT大手の決算があるため、これらの内容に左右される可能性はあるが、総じてこれまでの底堅い基調が続くと予想する。一方、日米主力企業の決算発表が本格化するほか、来週は東証スタンダード市場を含め新規株式公開(IPO)が計4社あるため、資金が分散される可能性が高く、既存銘柄への換金売り圧力などには注意しておきたい。それでも、個人投資家の物色意欲は旺盛で、M&A総合研究所、ANYCOLORなど直近IPOで上場来高値更新劇を続ける銘柄が散見される。他にも今年上半期に売られ過ぎた分、悪材料織り込み済みで下値の堅いものや年初来高値圏で推移する銘柄も多い。来週は上述した資金分散の観点から、関連銘柄には一旦利益確定売りが出そうだが、そこは押し目買いと前向きに捉えられるだろう。 また、ここに来て追い風が吹いてきた。今週末、ウォールストリート・ジャーナル紙が、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅縮小に向けて米連邦準備制度理事会(FRB)が議論する見込みと報じた。今後のデータ次第で依然流動的ではあるものの、12月会合でも5回連続での0.75ptの利上げが行われることを市場は織り込みにいっていたため、ポジティブサプライズだ。やや唐突、時期尚早な印象も否めないが、上半期に売られ過ぎたグロース銘柄には一段の支援要因といえる。マザーズ指数は200日移動平均線を突破できればリバウンド機運が一段と高まろう。 来週は26日にAtlas Technologies<9563>、リンカーズ<5131>が、27日にFCE Holdings<9564>(東証スタンダード)が、28日にpluszero<5132>が新規に株式公開する。今週は新たにティムス<4891>、tripla<5136>の2社が新規上場を承認された。 《FA》
関連銘柄 15件
2160 東証グロース
2,178
5/17 15:00
-245(-10.11%)
時価総額 103,429百万円
創薬ベンチャー。中国を拠点に、新薬探索や臨床開発から製造、販売まで一貫して行う。ライセンス供与等も。医薬品事業は伸長。主力医薬品「アイスーリュイ」の売上収益が過去最高。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/03/05
3479 東証グロース
1,441
5/17 15:00
-3(-0.21%)
時価総額 60,866百万円
貸会議室事業が主力。ホテル・宿泊研修事業ではFCでアパホテルを運営。TKPスター貸会議室虎ノ門法経ホール等を新規開設。ホテル・宿泊研修事業は稼働率の上昇続く。特別損失減少。24.2期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/04
1,341
5/17 15:00
-22(-1.61%)
時価総額 136,004百万円
マーケティング支援会社。AI搭載マーケティング支援ツールを手掛ける。AIによる顧客行動予測等が強み。米国及びEMEAは売上伸長。北東アジアは既存顧客の拡大などで売上好調。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/02/25
4194 東証プライム
7,970
5/17 15:00
+30(0.38%)
時価総額 305,976百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
4485 東証グロース
1,940
5/17 15:00
+34(1.78%)
時価総額 49,784百万円
通信インフラサービス会社。携帯キャリアの携帯基地局の装置やアンテナ、電源等の通信インフラのシェアリングサービスを提供する。今期3Q累計はタワー移管が想定以上に推移した。シェアリングも堅調に推移した。 記:2024/04/15
4592 東証グロース
461
5/17 15:00
+31(7.21%)
時価総額 31,638百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
5032 東証プライム
2,260
5/17 15:00
+25(1.12%)
時価総額 140,845百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営とそれに付随する物販などを展開。英語圏におけるVTuberビジネス等も。ANYCOLOR IDは110万ID超。VTuber数は増加。24.4期2Qは大幅増収増益。 記:2024/01/28
5131 東証グロース
203
5/17 15:00
-2(-0.98%)
時価総額 2,687百万円
自社運営の企業向けマッチングプラットフォームを通じて技術パートナーを探索。金融機関向けにSaaS型システムの提供も。24.7期1Qは技術探索が好調。だがリサーチが冴えず。人件費やシステム増も利益の重石に。 記:2024/01/18
5132 東証グロース
2,312
5/17 15:00
-33(-1.41%)
時価総額 17,687百万円
企業向けにAI活用のプロジェクト型ソリューションを提供。自社プロダクトの開発も。24.10期はソリューション提供売上の伸長を想定。人件費増こなして高成長が続く見込み。新サービスの仮想人材派遣を本格開始へ。 記:2024/01/18
6030 東証グロース
4,585
5/17 15:00
+400(9.56%)
時価総額 34,392百万円
旅行サイト運営会社。格安航空券の予約サイト「スカイチケット」を運営。航空券の検索や予約、販売等のサービスを提供。積極的な広告投資継続。アプリは2000万DL超。M&A効果等で、24.6期2Qは2桁増収。 記:2024/03/04
3,475
5/17 15:00
+45(1.31%)
時価総額 50,353百万円
出張訪問買取サービスを展開。主に着物や宝飾品、ブランド品を扱う。買い取った商品はECなどで販売。海外販路の開拓等で収益性向上図る。出張訪問数は18万4946件と増加。23.12期3Q累計は2桁増収。 記:2024/01/27
9229 東証グロース
2,774
5/17 15:00
+31(1.13%)
時価総額 97,700百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。認知症対応型グループホームやデイサービス等も。PDハウス平和が丘などを新規開設。既存施設平均稼働率は96%。採用は順調。24.3期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/04/14
9552 東証プライム
4,465
5/17 15:00
-95(-2.08%)
時価総額 257,434百万円
独立系のM&A仲介企業。完全成功報酬制の料金体系などで優位性。譲渡企業の業種は建設業や情報通信業、製造業が多い。成約件数は66件と大幅に増加。大型案件の寄与で成約単価は上昇。24.9期1Qは業績堅調。 記:2024/02/10
404
5/17 15:00
-1(-0.25%)
時価総額 2,868百万円
フィンテック領域のコンサルやプロジェクト実行支援を行う。企画から実行までの一貫支援に強み。NTTドコモが主要顧客。クライアント数は13社。M&Aの取得費用等で販管費は増加。23.12期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
9564 東証スタンダード
792
5/17 14:59
+9(1.15%)
時価総額 7,423百万円
独自RPAソフトでDX推進。オンライン社員教育システムも。学校向け手帳を育成。RPAロボパットDXの導入社数は1219社。DX推進事業は好調。増収効果等で24.9期1Qは大幅増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/23