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前場に注目すべき3つのポイント~方向感はつかみづらいものの、個人主体による個別株物色は活発~

2022/9/15 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~方向感はつかみづらいものの、個人主体による個別株物色は活発~ 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:方向感はつかみづらいものの、個人主体による個別株物色は活発 ■パーク24、3Q営業損益 黒字転換、通期上方修正 ■前場の注目材料:エーザイ、筑波に双腕型細胞培養ロボ導入、自動化システム構築 ■方向感はつかみづらいものの、個人主体による個別株物色は活発 15日の日本株市場は、買い一巡後の底堅さを見極める相場展開が見込まれよう。14日の米国市場はNYダウが30ドル高だった。昨日の大幅下落の反動を狙った買いが先行した。また、8月生産者物価指数(PPI)で若干改善が見られたため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速懸念がやや緩和したことも材料視された。FRBの大幅利上げ計画は変わらずとの見方から長期金利が続伸すると売りに転じる場面も見られたが、その後は長期金利の落ち着きからハイテク株が下支えする格好からプラスに転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の27720円。円相場は1ドル143円00銭で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうだ。昨日の800円近い下落に対する自律反発が意識されるところではある。ただし、日経225先物のナイトセッションでの反発力は鈍く、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はありそうだ。日経平均については28000円辺りが心理的な抵抗線として意識されやすいところであろう。 とはいえ、昨日の下落はインデックスに絡んだ動きによる影響が大きく、指数インパクトの大きい値がさ株などが指数を下押した格好である。CPIショックとはなったものの、ポジションが大きく買いに傾いていたわけではないほか、中小型株などインデックスの影響が限られている銘柄などはプラス圏で推移する銘柄も見られ、売り一巡後は下げ幅を縮める動きもあり、センチメントは日経平均の下落ほど悪化していないと見られる。 そのため、本日も全体の方向感はつかみづらいものの、個人主体による個別株物色は活発であろう。強いトレンドを継続するなか、CPIショックの影響を受けた銘柄などへは仕切り直しの動きは期待されそうだ。また、インバウンド関連のほか、今日から開催される東京ゲームショウを手がかりとした物色のほか、北米自動車ショーが開幕しており、EV関連などへの物色も意識されよう。 ■パーク24、3Q営業損益 黒字転換、通期上方修正 パーク24<4666>が発表した2022年10月期3Q業績は、売上高が前年同期比14.7%増の2110.30億円、営業損益は119.63億円の黒字(前年同期は99.18億円の赤字)だった。あわせて通期業績予想の修正を発表。営業利益は135億円から180億円に上方修正した。4Qにおいては、7月上旬に再拡大した感染症の影響が期末まで継続すると想定しているが、継続してコスト抑制に取組むことから、予想を大きく上回る見通しとなった。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(31135.09、+30.12) ・ナスダック総合指数は上昇(11719.68、+86.10) ・シカゴ日経先物は上昇(27720、大阪比+70) ・SOX指数は上昇(2591.51、+29.24) ・米原油先物は上昇(88.48、+1.17) ・VIX指数は低下(26.16、-1.11) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・エーザイ<4523>筑波に双腕型細胞培養ロボ導入、自動化システム構築 ・武田薬<4502>血漿分画製剤を増産、ベルギー工場に430億円投資 ・富士通<6702>大容量光伝送技術を開発、1波で毎秒1.2テラビット実現 ・ニコン<7731>米2社に出資、積層造形など材料加工分野を強化 ・NOK<7240>アルミ抗腐食シール開発、グリース塗布不要、工数削減に貢献 ・椿本チエイン<6371>電動シリンダーにジッパー機構、長寿命で省エネ、来年度製品 ・ACSL<6232>米でドローン受注攻勢、情報面の安全性強み、現地2展示会で手応え ・AGC<5201>トヨタなど5G活用の映像伝送実験成功、車・人の位置を仮想マップ表示 ・東レ<3402>膵臓がん試薬を承認申請、血液中の特定物質の濃度測定 ・アース製薬<4985>中計のコミックス化で理解促進、社内浸透で行動イメージ・実行 ・旭化成<3407>産廃リサイクルで小僧comなどと連携、資源循環情報基盤構築へ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 8月貿易収支(予想:-2兆3857億円、7月:-1兆4368億円) <海外> ・07:45 NZ・4-6月期GDP速報値(前年比予想:0.0%、1-3月期:+1.2%) ・10:30 豪・8月失業率(予想:3.4%、7月:3.4%) ・10:30 豪・8月雇用者数増減(予想:+3.50万人、7月:-4.09万人) 《ST》
関連銘柄 12件
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(1.42%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
3407 東証プライム
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11/22 15:30
+14.5(1.35%)
時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(-0.19%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(0.67%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
4666 東証プライム
1,810
11/22 15:30
-26.5(-1.44%)
時価総額 309,597百万円
時間貸駐車場「タイムズパーキング」、月極駐車場の運営を行う。英国、豪州などにも進出。モビリティサービス「タイムズカー」の提供等も。国内タイムズパーキング件数は1.8万件超。モビリティ事業は会員数が順調増。 記:2024/10/07
4985 東証プライム
5,480
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 121,711百万円
殺虫剤等の虫ケア用品、口腔衛生用品等の日用品が柱。大塚製薬系。アースノーマット、バスロマンなどロングセラー商品多数。DOE4%目安。26.12期営業利益70億円目標。海外サプライチェーンの強化図る。 記:2024/10/21
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(0.02%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(-2.46%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6371 東証プライム
1,905
11/22 15:30
+5(0.26%)
時価総額 211,920百万円
産業用チェーン、タイミングチェーンシステムで世界トップシェア。1917年創業。減速機、搬送・仕分け・保管システム等も。自動車メーカー等が主要取引先。価格競争力向上により、ニッチトップ商品の販売拡大図る。 記:2024/10/07
6702 東証プライム
2,757
11/22 15:30
+16(0.58%)
時価総額 5,710,045百万円
国内最大のITサービス企業。1935年設立。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。成長領域のサービスソリューションに注力。欧州の構造改革は25年度に完了予定。 記:2024/10/20
7240 東証プライム
2,242
11/22 15:30
-16.5(-0.73%)
時価総額 388,178百万円
国内初のオイルシールメーカー。1941年創業。国内全自動車メーカーが同社製品を採用。オイルシールは国内トップシェア。シール製品「Oリング」などが主要製品。シール事業では中国系自動車メーカーへの拡販図る。 記:2024/08/20
7731 東証プライム
1,845.5
11/22 15:30
-12.5(-0.67%)
時価総額 648,651百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28