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前場に注目すべき3つのポイント~目先達成感も、29000円辺りでの攻防からの一段高に備えたいところ~

2022/8/17 8:26 FISCO
*08:26JST 前場に注目すべき3つのポイント~目先達成感も、29000円辺りでの攻防からの一段高に備えたいところ~ 17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:目先達成感も、29000円辺りでの攻防からの一段高に備えたいところ ■総医研、22/6営業利益 31.8%増 12.08億円、23/6予想 0.7%減 12.0億円 ■前場の注目材料:伊藤忠、CO2固定化技術を国内展開、大成建と協業 ■目先達成感も、29000円辺りでの攻防からの一段高に備えたいところ 17日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。16日の米国市場ではNYダウが239ドル高だった。ウォルマートやホーム・デポなど小売企業の予想を上回る決算が好感され、消費関連株を中心に買われた。また、バイデン大統領の署名によりインフレ抑制法案が成立したこともプラス材料となった。一方で、長期金利が上昇したことからハイテク株は利益確定の売りに押される格好となり、ナスダックは下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の28950円。円相場は1ドル134円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時29000円を回復しており、1月4日以来の年初来高値を更新した。日経平均についても節目の29000円回復が意識されやすく、インデックスに絡んだ商いが先行することになりそうだ。一方で、急ピッチの上昇に対する過熱感も意識されていることもあり、29000円回復で目先的な達成感が高まる可能性はありそうだ。米ハイテク株が利食いに押されたこともあり、より達成感を意識させることになろう。 もっとも、日経225先物の年初来高値更新により、6月の急落局面で買いポジションを解消したファンドなどは、以前の水準までポジションを買い直す動きが迫られている。S&P500は1月高値から6月安値までの半値戻しを達成し、その後のリバウンド基調を継続しているため、ショートカバーの動きが強まりやすいところである。このような需給状況のなかでは押し目買い意欲の強さが意識されやすく、下値を切り上げてくる可能性はある。 そのため、寄り付き後は次第にこう着感が強まる可能性はあるものの、相対的に出遅れている銘柄やセクターなどへの修正リバウンドを狙った動きに向わせそうである。また、中小型株についてもリバウンドの動きが徐々に高まってきているため、物色対象に広がりが見られてくる可能性もありそうだ。まずは買い一巡後の底堅さを見極めつつ、29000円辺りでの攻防からの一段高に備えたいところであろう。 ■総医研、22/6営業利益 31.8%増 12.08億円、23/6予想 0.7%減 12.0億円 総医研<2385>が発表した2022年6月期業績は、営業利益が前期比31.8%増の12.08億円だった。5月に上方修正した計画(9.5億円)を上回っての着地。また、23年6月期業績は、営業利益が同0.7%減の12億円を計画しており、コンセンサス(10億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(34152.01、+239.57) ・シカゴ日経先物は上昇(28950、大阪比+100) ・1ドル=134.20-30円 ・VIX指数は低下(19.69、-0.26) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・ダスキン<4665>マット・モップ3100万枚に電子タグ、45億円投じ検数作業効率化 ・日本製鉄<5401>名古屋第3高炉を月末再稼働、供給網回復で決断 ・兼松<8020>画像検査にAIモデル、ベンチャーと専用アプリ開発 ・豊田通商<8015>アフリカでスタートアップ発掘、現地ファンドに出資 ・丸紅<8002>バイオ炭でJ—クレジット、独占販売代理権取得 ・三菱ロジスネクスト<7105>米で物流ソリューション本格化、営業人員10倍に増強 ・ACSL<6232>ドローン本格展開、米・印・東南アで拡販 ・UACJ<5741>次世代ロケット向け燃料タンク素材開発、JAXA事業 ・三井化学<4183>サステックと協業、多拠点向け太陽光発電サービス提供 ・ライオン<4912>オーラルヘルスベンチャー投資30億円、新事業創出加速 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7月貿易収支(予想:-1兆3625億円、6月:-1兆3985億円) ・08:50 6月機械受注(船舶・電力除く民需)(前月比予想:+1.0%、5月:-5.6%) <海外> ・11:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.50ポイント引き上げ予想) 《ST》
関連銘柄 11件
2385 東証グロース
138
11/22 15:30
+3(2.22%)
時価総額 3,610百万円
バイオマーカー・評価システムの開発等を行う総合医科学研究所などを傘下に収める持株会社。イミダペプチドなどの健康補助食品事業、化粧品事業が柱。健康補助食品事業では抗疲労に関する研究開発投資を積極化。 記:2024/09/01
4183 東証プライム
3,582
11/22 15:30
+175(5.14%)
時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4665 東証プライム
3,833
11/22 15:30
+9(0.24%)
時価総額 191,650百万円
清掃用品、衛生用品の定期レンタル及び販売などを行うクリーンサービス事業が主力。ミスタードーナツのフード事業なども手掛ける。ミスタードーナツは好調続く。25.3期は電子タグ取り付け費用の減少等を見込む。 記:2024/07/02
4912 東証プライム
1,784
11/22 15:30
-15(-0.83%)
時価総額 507,428百万円
日用品メーカー大手。1891年創業。オーラルケア分野、ファブリックケア分野が柱。解熱鎮痛剤「バファリン」、ペット用品等も。歯ブラシ、ハンドソープなどで国内トップシェア。海外事業では事業拡大施策を推進。 記:2024/10/13
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(0.39%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5741 東証プライム
5,600
11/22 15:30
+150(2.75%)
時価総額 270,637百万円
古河スカイと住友軽金属工業の経営統合で2013年に誕生。アルミニウム圧延品で国内生産量トップ。東洋製罐等が主要取引先。25.3期は缶材、自動車材等の売上数量増を見込む。28.3期売上高1兆500億円目標。 記:2024/06/28
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(-2.46%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
7105 東証スタンダード
1,268
11/22 15:30
-16(-1.25%)
時価総額 135,373百万円
三菱重工グループの総合物流機器メーカー。フォークリフト、無人搬送システム、立体自動倉庫等の製造・販売等を行う。製品開発力などが強み。産業車両領域における成長などに注力。27.3期売上高7000億円目標。 記:2024/10/10
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(0.27%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(-0.75%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8020 東証プライム
2,714
11/22 15:30
+1(0.04%)
時価総額 229,333百万円
1889年創業の総合商社。食料、電子・デバイス、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空、ICTソリューションなどで事業展開。強固な顧客基盤が強み。総還元性向30~35%目標。27.3期当期利益350億円目指す。 記:2024/10/08