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前場に注目すべき3つのポイント~リスク回避のなか、強いトレンドを継続しているバリュー株の押し目を狙うスタンス~

2022/2/22 8:36 FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~リスク回避のなか、強いトレンドを継続しているバリュー株の押し目を狙うスタンス~ 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:リスク回避のなか、強いトレンドを継続しているバリュー株の押し目を狙うスタンス ■松屋、22/2最終損益 一転12.0億円の黒字に転換 ■前場の注目材料:三菱ケミHD、ルーサイト・ジャパン全株を緑川化成に譲渡 ■リスク回避のなか、強いトレンドを継続しているバリュー株の押し目を狙うスタンス 22日の日本株市場は、売り一巡後も押し目買いを入れづらい不安定な相場展開になりそうだ。21日の米国市場はプレジデントデーの祝日により休場だった。昨日は米ロ首脳会談が開かれるとの報道を受けて、日経平均は売り一巡後、急速に下げ幅を縮める動きを見せていた。グローベックスの米株先物についても、昨夕の時点ではNYダウ先物は300ドル程度の上昇で推移していた。 ただし、ロシアがウクライナ東部で親ロシア派が実効支配する地域の独立を承認。これを受けてバイデン米政権は、経済制裁を発動すると発表しており、米国とロシアの対立が高まった。これが嫌気されNYダウ先物は下げに転じており、下落幅は300ドルを超えている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比345円安の26595円。円相場は1ドル114円70銭台で推移している。 日経225先物はナイトセッションで一時26490円と節目の26500円を下回る場面も見られている。昨日は朝方の売り一巡後は下げ幅縮めていたものの、再び安値水準まで下押してくる可能性はありそうだ。東京市場は祝日を控えているほか、米国市場の祝日の影響から海外勢の資金流入も限られるため、売り一巡後の押し目を拾う動きも限定的だろう。祝日明けの米国市場の動向やウクライナ情勢が警戒されるなかでポジションを持ち越す動きは手控えられると考えられるため、切り返しを見せたとしても短期筋のショートカバーなどにとどまりそうである。 物色の流れとしては先物主導でのギャップスタートが想定されるため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などは弱い動きとなりそうであり、リスク回避のなかではバリュー株にシフトしやすい。そのため、ややTOPIX型優位の流れになりやすいだろう。また、指数の影響を受けづらい低位の材料株のほか、テーマ株の一角にも短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいところ。また、安値を更新しているマザーズ指数から、指数に影響を与える時価総額の大きい中小型株については、ショートを仕掛けてくる動きが意識されやすいところである。 ポジションを持ち越す動きは考えづらいため、大きく下押す場面においては、若干のショートカバーを狙った動きもありそうだが、あくまでも短期的なリバウンド狙いのスタンスであろう。また、日経平均は1月27日につけた26044.52円が射程に入ってきていると見られるため、売り込まれている銘柄のリバウンドよりは、強いトレンドを継続しているバリュー銘柄などの押し目を狙うスタンスだろう。 ■松屋、22/2最終損益 一転12.0億円の黒字に転換 松屋<8237>は2022年2月期業績予想の修正を発表。最終損益は19.0億円の赤字から一転、12億円の黒字に転換した。銀座コアビルの再開発に伴う、特別損失の計上、こて資産の譲渡および特別損失を計上する見込み。 ■前場の注目材料 ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・三菱ケミHD<4188>ルーサイト・ジャパン全株を緑川化成に譲渡 ・タムラ製作所<6768>半導体子会社、11億円調達 ・ヤマハ発<7272>脱炭素加速、駆動系技術の開発設備増強 ・フジマック<5965>自律移動搬送ワゴン開発、病院・ホテル向け ・KDDI<9433>5Gスタンドアローン商用化、アベマTVと動画生中継 ・三洋化成<4471>社内複業で新事業開発、トライアル開始 ・住友化学<4005>水素を省エネ・高効率製造、30年代前半に商業生産 ・東洋炭素<5310>半導体向け黒鉛製品拡大、売上高比率26年度40% ・富士フイルム<4901>若年層向けスキンケア製品立ち上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
4005 東証プライム
373.6
11/22 15:30
-3.7(-0.98%)
時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(0.06%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4471 東証プライム
4,010
11/22 15:30
-5(-0.12%)
時価総額 94,375百万円
機能化学品メーカー。高吸水性樹脂、界面活性剤等が主要製品。永久帯電防止剤、アルミ電解コンデンサ用電解液など高シェア製品多数。配当性向30%以上目処。中期経営計画では26.3期営業利益150億円目標。 記:2024/06/09
3,265
11/22 15:30
+43(1.33%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5310 東証プライム
4,590
11/22 15:30
-45(-0.97%)
時価総額 96,358百万円
等方性黒鉛に強みを持つカーボンメーカー。太陽電池、原子力、半導体向け等に特殊黒鉛製品を提供。世界最大規模の等方性黒鉛製造ラインを保有。配当性向30%以上目安。特殊黒鉛製品は付加価値品販売で利益拡大図る。 記:2024/08/05
5965 東証スタンダード
908
11/22 15:30
+4(0.44%)
時価総額 12,959百万円
業務用厨房機器の総合メーカー。業務用厨房機器の製造、販売、施工、メンテナンスまでの一貫体制構築。バリオシリーズ、コンビオーブンシリーズなどが主力製品。インドネシアに現地法人設立。海外販路の拡大図る。 記:2024/07/02
6768 東証プライム
512
11/22 15:30
-2(-0.39%)
時価総額 42,379百万円
トランス、ゲートドライバ、昇圧リアクタ等の製造・販売を行う電子部品関連事業が柱。1924年創業。電子化学実装関連事業、情報機器関連事業も。エアコン向けリアクタで国内トップシェア。グローバル展開の強化図る。 記:2024/10/14
7272 東証プライム
1,335.5
11/22 15:30
-1(-0.07%)
時価総額 1,403,146百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
8237 東証プライム
881
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 46,948百万円
1869年創業の老舗百貨店。東京の銀座(本店)、浅草に店舗。飲食業、ビル総合サービス等も。松屋銀座では化粧品、ラグジュアリーブランド、宝飾時計を強化。新規優良個人口座の拡大など外商部門の売上向上に注力。 記:2024/08/12
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(0.7%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04