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前場に注目すべき3つのポイント~決算評価の動きを見せてくるようであれば、センチメント改善に繋がる~

2022/2/4 8:49 FISCO
*08:49JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算評価の動きを見せてくるようであれば、センチメント改善に繋がる~ 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:決算評価の動きを見せてくるようであれば、センチメント改善に繋がる ■任天堂、22/3上方修正 営業利益5600億円←5200億円 ■前場の注目材料:三井物産<8031>ヘルスケア照準、強みのデータでDX支援 ■決算評価の動きを見せてくるようであれば、センチメント改善に繋がる 4日の日本株市場は、売り一巡後は底堅い相場展開が見込まれる。3日の米国市場はNYダウが518ドル安だった。メタ・プラットフォームズが低調な決算を受けて26%超の急落となったほか、オミクロンの影響を受けた1月雇用統計の悪化を警戒した利食いの動きが強まった。また、主要企業決算の強弱混合の結果や金利の上昇を受け投資家心理がさらに悪化し、引けにかけて下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比255円安の26945円。円相場は1ドル114円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートとなりそうだ。日経225先物はナイトセッションで27000円を割り込んでおり、5日線を割り込んできた。日経平均もギャップスタートから同線を下回ってくる可能性があることから、センチメントを冷ます格好になりそうだ。ただし、メタ・プラットフォームズの急落は前日の段階で織り込まれているほか、日経平均は足元のリバウンドで節目の27500円回復によって、いったんは目先的な達成感も意識されていただけに、売り一巡後は底堅さも見られてきそうだ。 また、東京都は新型コロナウイルスの新規感染者数が急増するなか、緊急事態宣言の発出を要請するに当たって新たな指標を発表した。重症患者用の病床使用率、酸素投与が必要な患者の割合、新規陽性者(7日間平均)などであり、現状では緊急事態宣言がすぐさま発出される水準ではないことから、経済活動の正常化が遅れるといった不安感は和らぐ格好だろう。 また、米国市場の急落は業績面によるところが大きく、ある意味正常な動きともとれる。決算が本格化するなか業績重視の相場展開であるため、これまでの金融引き締めへの警戒などで混乱したマーケットからは変化が見られている。国内においても昨夕決算を発表した任天堂<7974>、資生堂<4911>、ニコン<7731>などはコンセンサスを上回る内容だったため、決算評価の動きを見せてくるようであれば、センチメント改善に繋がると見ておきたい。そのほか、米国では決算を発表したアマゾンが時間外で買われていることも材料視されそうだ。 ■任天堂、22/3上方修正 営業利益5600億円←5200億円 任天堂<7974>は2022年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は5200億円から5600億円に上方修正した。コンセンサス(5720億円程度)に近づく修正となった。ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトに加えて、ダウンロード専売ソフトやNintendo Switch Onlineによる売上も順調に推移した。 ■前場の注目材料 ・1ドル114.90-00円 ・米原油先物は上昇(90.27、+2.01) ・米国景気の拡大 ・海外のコロナ感染沈静化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・特種東海<3708>CNFで電池絶縁体、プラ材料代替、業界初 ・IHI<7013>供給網を調査、経済安保法見据え対策 ・三菱商事<8058>三井物産と豪州でCCS計画、西部沖にCO2貯留 ・ブリヂストン<5108>国内4工場増強、82億円投資 ・ホンダ<7267>国内4輪車を1割減産、2月計画引き下げ ・三井物産<8031>ヘルスケア照準、強みのデータでDX支援 ・三菱自<7211>国内外で販売好調、新型SUV・MPVけん引 ・酒井重<6358>自走式ローラーを来年度試験販売、価格設定が課題 ・ダイヘン<6622>営業強化、電力機器子会社を吸収 ・大日印<7912>オフセット・オンデマンド印刷一貫体制、埼玉・久喜で ・NEC<6701>グローバル5G加速、米スタートアップ買収 ・前田工繊<7821>医療機器子会社を売却、スイス・メドアライアンスに ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《NH》
関連銘柄 15件
3708 東証プライム
3,540
11/28 15:30
+30(0.85%)
時価総額 46,020百万円
特種製紙、東海パルプの経営統合により誕生。段ボール原紙等の産業素材事業が主力。ファンシーペーパー等の特殊素材事業、生活商品事業等も。26.3期営業利益50億円目標。リサイクルビジネスの拡大等に取り組む。 記:2024/10/24
4911 東証プライム
2,876.5
11/28 15:30
+70.5(2.51%)
時価総額 1,150,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5108 東証プライム
5,360
11/28 15:30
+64(1.21%)
時価総額 3,825,421百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
6358 東証プライム
2,385
11/28 15:30
+54(2.32%)
時価総額 21,098百万円
1918年創業の道路建設機械メーカー。ロードローラで国内トップシェア。路面切削機、散水車等も手掛ける。締固め技術に強み。ユアサ商事などが主要取引先。高付加価値化等による収益構造改革、アジア市場の深耕図る。 記:2024/10/04
6622 東証プライム
6,980
11/28 15:30
+130(1.9%)
時価総額 178,709百万円
変圧器等の電力機器、産業用ロボット、自動搬送台車、高周波電源等を手掛ける。アーク溶接ロボットで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。EV充電システム等は販売順調。27.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/15
6701 東証プライム
12,715
11/28 15:30
+280(2.25%)
時価総額 3,469,288百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7013 東証プライム
7,772
11/28 15:30
+23(0.3%)
時価総額 1,202,173百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7211 東証プライム
402
11/28 15:30
-1.9(-0.47%)
時価総額 599,093百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7267 東証プライム
1,299
11/28 15:30
+6.5(0.5%)
時価総額 6,858,720百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7731 東証プライム
1,789
11/28 15:30
+1.5(0.08%)
時価総額 628,792百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
7821 東証プライム
1,834
11/28 15:30
+34(1.89%)
時価総額 124,861百万円
盛土補強材や軟弱地盤安定材などの土木資材に強み。ジオシンセティックス技術で様々な製品を提供する。産業資材や自動車向け高級ホイールも。公共工事向け土木資材が堅調。ホイールOEM伸長。三井化学子会社を買収。 記:2024/09/19
7912 東証プライム
2,303.5
11/28 15:30
-4(-0.17%)
時価総額 1,277,247百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17
7974 東証プライム
8,785
11/28 15:30
+258(3.03%)
時価総額 11,408,992百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8031 東証プライム
3,184
11/28 15:30
+14(0.44%)
時価総額 9,639,200百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8058 東証プライム
2,548
11/28 15:30
+19(0.75%)
時価総額 10,648,138百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07